紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

納刊のお知らせ

2024年12月28日 16時30分01秒 | 記事

 29日付をもちまして本年の納刊とさせていただきます。1年間のご愛読ありがとうございました。1月1日付の正月特集号は24ページでお届けします。
 新年は3日まで正月休みとし、4日から営業、5日付(夕刊配達地域は4日夕)から発行します。
 皆さま、どうぞよいお年をお迎え下さい。

 令和6年12月28日 日刊 紀州新聞社


27日、管内市町仕事納め 〈2024年12月29日〉

2024年12月28日 16時30分00秒 | 記事


仕事納め式で三浦市長の訓示を聞く職員


 管内市町で27日、仕事納め式が行われ、新年6日の仕事始めまで9日間の正月休みに入った。首長それぞれが今年1年を振り返りながら職員の労をねぎらうとともに、明るく希望あふれる新年になるよう期待しつつ、新年も職員が一丸となり、ふるさとの飛躍発展に向けて職務に当たるよう訓示した。

 御坊市 三浦源吾市長が今年度職員表彰を受けた市立図書館を代表して辻村一彦教委生涯学習課長に賞状と記念品を贈った。キュウソネコカミ地元凱旋ライブなど市制施行70周年記念イベントなどを振り返り「今年1年も一丸となって頑張っていただいた。ご苦労さまでした」と労をねぎらった。業務改善など働き方改革を一層推し進める考えを示した上で「年末年始はゆっくり休んで、心身共にリフレッシュして良い年を迎えて下さい。仕事始めには元気でお会いしましょう」と訓示。山本清司市議会議長は「本当によく頑張っていただいた。市役所が良くなったという声がたくさん寄せられている。今後も笑顔を絶やさず、やさしいお声がけを続けて下さい」とあいさつした。
 美浜町 仕事納め式は行わず、この日の朝、籔内美和子町長から職員にメールであいさつを送信。町制施行70周年記念イベントを振り返り「住民の皆様からたくさんのお礼、感動の言葉を頂戴した。職員の皆さまが一丸となって頑張っていただいたお陰」と労をねぎらった。「ゆっくり休んで英気を養い、また新たな気持で仕事に臨んで下さい」とした。
 日高町 町中央公民館で行い、職員約80人が出席。松本秀司町長は厳しい財政状況下で職員が協力して町政全般にわたり堅実な成果をあげられたと労をねぎらった。
 今年は元日に能登半島地震、8月8日に日向灘でマグニチュード7・1の地震が発生し「今後も引き続き大規模災害の備えが必要であることを、職員の皆様も改めて感じたことと思います」と振り返った。
 今年10月に町制施行70年を迎え「先人たちの努力と集まりの皆様の力添えのたまもの。町のますますの発展へ向け、皆で知恵を出し合い、良い節目にしていきたい」と感謝。
 最後に「皆様には、ご家族そろってすがすがしい新年を迎えられ、職員全員、心新たに仕事始め式が行えるようお願いします」と述べた。仕事始め式は来年1月6日午前8時30分から行う。
 由良町 役場で行い、山名実町長は、自身の2期目再選、中井寛副町長を迎えての新体制でスタートしたことを振り返ったあと、災害対応で強調。能登半島で発生した地震津波災害、豪雨災害にふれ「我々の町もいつ津波が襲ってくるかわからず、その時にどのように対応するかよく手引書等を読んで勉強しておいてください。我々が守るのは町民の方々。災害発生時にはすぐに災害対応任務に就くことができるよう役場や災害対策本部にどのような経路、交通手段で駆けつけることができるかをイメージしておいてください。常に危機意識をもっていてください」と呼びかけ「少し長い休みになります。ゆっくりして心も身体もリフレッシュしてください。1年間大変お疲れさまでした」と労をねぎらった。
 職員表彰も行い、永年勤続30年の住民福祉課主査の東節子さんをたたえた。
 印南町 町役場で行い、職員88人を前に日裏勝己町長は、1年を振り返り「ソフト、ハード両面で多くの事業が職員一人ひとりの頑張りで達成することができた。皆さんがワンチームとなって取り組んでくれた証であり心より感謝申し上げる」と労をねぎらった。取り組みを進めている統合中学校事業について「造成工事が順調に進んでおり、校舎建築設計業務もスタートした。令和10年4月の開校をめざし、印南町のシンボルとなる、歴史の審判に耐えうるものにしたい」と決意を示し「来年も皆さんとともに『誰もが希望を持って、いつまでも輝けるまち』を実現する、一歩・二歩、その先を見据えた『まちづくり』を、先頭に立ち進めていくので協力をよろしくお願いします」と述べた。
 日高川町 来年に任期満了(5月28日)を迎える久留米啓史町長が美山、中津両支所を訪れたあと、午後5時から本庁で行った。職員を前に1年を振り返り、労いの言葉をかけた。
 久留米町長は「今年1年間、大変ご苦労様でした。皆さんが公務に専念し、一生懸命に頑張っていただいたおかげで、町民の皆さんも安心して暮らせたと思います」と労ったあと、1月に発生した能登半島地震での派遣職員の対応や、4月に開校した美山小学校について開校に尽力した多くの関係者への感謝の言葉を述べた。「来年春には川辺東小、再来年には央和中が開校する。開校に向けて引き続き一致団結をよろしくお願いします」と続けた。
 また、昨年9月に発生した同町を揺るがした官製談合事件に触れ、「皆さんに大変肩身の狭い思いをさせ、本当に申し訳ない」と改めて謝罪した上で、「ようやく条件付き一般競争入札を導入することになった。これは手始めで、防止検討委員会の答申を受けさらに対応していく」と職員への協力も呼びかけた。
 最後に「職員の皆さんが自身の苦労をいとわず業務に取り組んでいただけ、それが住民の皆さんの安心した暮らしと町の発展につながっている」とたたえ、「9日間という最長の休暇になるが、ゆっくりと体を休め、心身共にリフレッシュしてください。年明けからは心機一転、公務に励んでください。良いお年をお迎えください」と訓示。
 今回は、和佐公生教育長の一丁締めで1年の業務を終えた。


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美浜町ふるさと納税寄付金額、過去最高更新 〈2024年12月28日〉

2024年12月28日 08時30分00秒 | 記事


みかんが人気のポータルサイト


 美浜町の今年度ふるさと納税寄付金額は、申し込みベースで初めて11億円の大台を突破し、過去最高だった令和2年度の10億3867万7927円を更新。年度当初から好調なペースで推移していたと言い、今月1日に行った町制施行70周年記念イベントも大きな追い風になったようだ。最終的に12億円に届くか注目される。
 平成29年度から返礼品拡充に力を入れ、県内25市町村と協定を結び、共通の返礼品を増やしたり、県内8町村とキティちゃんなどサンリオキャラクターの「わかやま共通返礼品応援隊」をプロモーションに生かしたり、ポータルサイトを増やすなど積極的な取り組みを続けている。
 平成30年度は4755万483円、令和元年度は1億4285万9359円だったのが、2年度は一気に10億円の大台を突破。3年度は6億7389万1000円に減ったが、4年度は9億1957万1800円に増え、5年度は10億1318万1700円と、3年ぶりに10億円を超えた。
 今年度はポータルサイトを2サイト増やして16サイトにするなど、さらに充実に努め、年度当初から前年度を上回るペースで寄付が寄せられ、先週の申し込みベースで初めて11億円を突破。12月だけで約3億円の申し込みがあり、今月1日に行った航空自衛隊ブルーインパルス展示飛行など町制70周年記念イベントの効果も出ているようだ。
 返礼品は、今年度もみかんが8割を占めており、一人あたりの平均寄付額は9000円。町は「引き続き、県内市町村との協定を活用し、より一層の返礼品の拡充を図るとともに、寄付受付を行うポータルサイトの追加を図るなどし、財源確保に努めたい」としている。


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来年夏の参院選和歌山選挙区に参政党の林元政子さんが出馬表明


ミニバスケ 御坊BBCJr男子が県冬季大会制覇 〈2024年12月27日〉

2024年12月27日 08時30分00秒 | 記事


全国大会出場を決めた御坊BBCJr


 小学生の第51回マクドナルド県冬季ミニバスケットボール大会の決勝が、紀の川市民体育館で行われ、男子の部で御坊BBCjrが紀伊(和歌山市)を60―39で下し優勝。男女合わせて令和元年以来5回目の全国大会(来年3月28、29日、東京代々木体育館)出場を決めた。御坊は持ち前の高さとスピードで他を圧倒。決勝では前年大敗を喫した屈指の強豪に雪辱を果たし、創部20周年の節目に夢舞台切符を手にした。
 男女各18チームがトーナメントで3日間の熱戦を展開。最終日は準決勝、決勝、3位決定戦を行った。優勝が全国大会、2~4位が近畿大会(来年3月1、2日、兵庫県)に出場する。
 御坊男子は初戦の2回戦でKIBI―jr(有田)を56―23で下すと、準々決勝は田辺(西牟婁)に94―19で圧勝。準決勝はSUNRISE(和歌山市)を64―40で退けた。決勝は、夏の西日本大会6位の全国屈指の強豪、紀伊。第1Qこそ14―17でリードを許したが、第2Qを15―12で29―29の同点で折り返すと、後半はエンジン全開。第3Qを14―4で一気に突き放し、最終第4Qも17―6で相手につけ入るスキを与えず、60―39で快勝、金メダルを手にした。
 全試合で最高168センチを含む160センチ台3人、150センチ後半2人を中心に高さで圧倒。この1年で磨き上げたスピードでも寄せ付けず、攻守で制圧した。特に決勝の紀伊は昨年一桁得点しか奪えず、60点差以上の大敗を喫した強敵。夏の大会で敗れたが、著しいレベルアップで19点差まで迫り、大一番の今大会は逆に21点差をつけ圧勝した。
 狩谷勝コーチは「もともと高さが武器で楽しみにしていたチーム。1年間の走り込みで課題だったスピードが備わり、目指していたチームの姿になった。創部20周年での全国大会出場をとてもうれしく思います。ミスのないチームに仕上げて、持ち前の高さとスピードを武器にすべての試合を勝ちたい」と話した。
【御坊BBCjr男子】コーチ=狩谷勝▼Aコーチ=芝崎良樹▼マネージャー=向井貴典▼その他=坂下亜由未▼選手=山本士桜、片桐伶、土井愛絆、木本久温、岡山泰誠、坂下颯真、川崎蒼士、祝部颯太、上野至、前田陽心、坂下仁哉、水流蒼天、松村夏希、宮路類、元中瑛翔、楠本健人、木下彩生、笹野陽翔、大廣奏斗。


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少年野球国際大会に北村、塩﨑、中村3選手が選抜代表 〈2024年12月26日〉

2024年12月26日 08時30分00秒 | 記事


(左から)中村選手、 塩﨑選手、北村選手


 NPO法人和歌山野球振興協会・夢クラブ(木村竹志理事長)が、3月26日から台湾で開かれる少年野球国際大会に派遣する県選抜16人に、7~15日に行われた第1回紙の杜杯で初代王者となった日高選抜ジュニアスターズのメンバーから北村虎太郎、塩﨑龍玖、中村大和の3選手が選ばれ、日の丸のユニフォームを背負って世界の球児たちと対戦する。
 箕島高校で甲子園春夏連覇を達成し、石井―嶋田のバッテリーで活躍した木村さん(旧姓石井)が代表を務める夢クラブが、台湾の国際大会に派遣する選抜チームは、紙の杜杯での試合や選考会をもとに16人のメンバーが厳選された。
 北村選手(和田小・美浜少年)は身長163センチ・体重48キロ、右投左打。右の本格派投手で、110キロ近いストレートが武器。日高選抜でも1番を任され、紙の杜の大会予選2戦目では、4回無安打無失点、自身で決勝打となる2塁打を放つなど投手として2勝を挙げた。台湾遠征に向けては「直球に自信があるので、海外のチームで自分の直球がどこまで通用するのか、三振をたくさん奪いたい。打者でも塁に出ることだけを考えて貢献したい」。
 塩﨑選手(御坊小・御坊少年)は、身長160センチ・体重60キロ、右投右打。自チームでは投手なども務め、日高選抜では全試合不動の三塁手として活躍し、決勝では、1点を追う展開で、右中間に柵越え逆転2ランを放って最優秀選手賞を受賞するなど長打力が魅力の強肩強打の内野手。初の国際大会に「選抜メンバーに選ばれてうれしいです。どんなチームかも分からない海外の相手ですが、自分の力がどこまで通用するか試したい。本塁打を打って勝利に貢献したい」。
 中村選手(内原小・内原少年)は身長157センチ・体重50キロ、右投右打。日高選抜でも捕手を任され、外野手もこなせる強肩、強打が魅力。選抜チームでは3番・捕手として、準決勝の和歌山市選抜A戦でも2点適時2塁打を放つなど勝負強い。巧打でつなぐ打撃もできるが、長打力もある。海外勢との初対戦に「初めての海外で不安はありますが、チームの仲間と全力プレーで頑張ってきます。野球を通じて台湾の友達もいっぱい作りたい」。


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管内トップ切り日高川町消防団が川辺地区で年末警戒開始


発祥の地・印南町真妻でわさび田復興 〈2024年12月25日〉

2024年12月25日 08時30分00秒 | 記事


復興させたわさび田


 印南町真妻地区の有志が、真妻わさびを栽培する「わさび田」を10年がかりで復興させた。真妻わさび発祥の地でもあり、うまくPRすれば町おこしにもつながるのでは――との思いから川又地区にあったわさび田の復興に取り組み、昨年ようやく完成し、今年に入って苗を植栽した。早ければ再来年から収穫できる予定で、メンバーは収穫を楽しみにしている。
 真妻わさびは、同町では川又地区を中心に最盛期には沢を利用した、わさび田が至るところで見られるなど発祥の地にふさわしい生産地だったが、昭和28年の「七・一八水害」で大きなダメージを受け、その後も国有林の伐採などで生産量、栽培面積ともに年々減少、本格的な生産者は1人となっていた。
 全国有数の生産量を誇った真妻わさびの復活をめざそうと地元有志でつくる「真妻わさび振興協議会」のメンバー9人が10年前から川又地区にあったわさび田の復興をめざした取り組みを始めた。会長の森本松太郎さんのほか、太田昌孝さん、大谷栄さん、前田憲男さん、沢本和広さん、寺澤一嘉さん、金谷高志さん、山本育男さん、井口隆さんが手弁当で、わさび田までの道のり整備から着手し、モノラックを設けるなど8年がかりで完了させたあと、わさび田の整備に取り組み、昨年ようやく完成。今年2月に6アールのわさび田に1500本の苗を植栽した。
 協議会はこれまでもわさび畑などで栽培したわさびを注文販売のほか、県内外のイベントで「真妻わさび」発祥の地のPRを兼ねて販売するなどしているが、わさび田での収穫が始まれば生産量も増え、安定して販売ができるようになり、生産量が増えれば、地域おこしにもつながるのではとの思いから取り組んだ。
 昨年10月に印南町で開かれた岸本周平知事のタウンミーティングに協議会を代表し出席した太田昌孝さんが「発祥の地であることを若い世代にも知ってもらいたい。海外からも注目されているわさびに携わっていることに誇りを感じている。出荷できる体制づくりをめざし頑張りたい」とわさび田の写真パネルを掲げ熱く語ると、岸本知事は「有田川町の山椒と同じように真妻わさびも是非応援したい」と活動への支援を約束。知事の力強い言葉に協議会メンバーは「とてもうれしく、活動の励みになる」と喜んでいる。 


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ひと足早くクリスマスムード、各地で催しやコンサート開催 〈2024年12月24日〉

2024年12月24日 08時30分00秒 | 記事

 クリスマス前の最後の週末となった21、22日は、日高地方の各所でクリスマスの催しが行われ、クリスマスムード一色に。御坊駅前のイベントにはサンタクロースも登場して家族連れらで賑わい、大合唱の夕べや日高高校ブラスバンド部のコンサートではクリスマスソングが流れ、多くの人を楽しませた。
 
家族連れらでにぎわう
御坊駅クリスマスイベント
 JR御坊駅周辺で22日、クリスマスイベントが開かれ、多くの家族連れらでにぎわった。 
 御坊駅前商店街振興組合(丸山信仁理事長)の主催、各種団体の協力で楽しいクリスマスを過ごしてもらおうと企画した。
 会場にはクリスマスツリーが設置され、サンタクロースも駆けつけクリスマスムードいっぱい。駅では子どもたちはアナウンスや踏切非常ボタンの操作など駅員の仕事を体験。駅前では自衛隊の制服を着て、自衛隊和歌山地方協力本部のゆるキャラ「みかんの助」やサンタクロース、トナカイ、御坊市PR大使の坂尻夏海さんらと一緒に記念撮影するなどして楽しいひとときを過ごした。ミニゲームやお菓子のつかみ取り、豚汁の無料配布などもあった。
            
美しいハーモニー響く
クリスマス大合唱の夕べ
  第39回クリスマス大合唱の夕べ(御坊市民文化会館友の会主催)は21日夜、市民文化会館大ホールで開催。10団体がそれぞれのハーモニーを響かせ、最後には恒例となった合同合唱を披露し、一足早いクリスマス気分を堪能した。
 出演したのは、ごぼうレディースコール、あるまにこ、御坊少年少女合唱団、合唱団セル・メゾン、アンサンブル響香、コア・ブレーメン、由良女声合唱団、日高高校・附属中学校合唱部、合唱団ソーレMio、ADIRAの10団体。
「太陽がくれた季節」「いのちの記憶」「星はなにを」のほか、「いのちの歌」「愛の讃歌」などを美しい歌声でハーモニーを響かせた。
 合同合唱では、各団体のメンバー有志と一般の参加者が「かみのみこは」「あらののはてに」「もろびとこぞりて」を大合唱。恒例の「きよしこの夜」を会場の全員で歌い、締めくくった。
            
クリスマスコンサート
日高高校ブラスバンド部
 日高高校ブラスバンド部は22日、御坊市民文化会館でクリスマスコンサートを開いた。
 2部構成で「愛がすべて」でオープニングを飾り、アース・ウインド・アンドファイアーの代表曲「セプテンバー」やアニメーション映画トイ・ストーリー主題歌「ユーヴ・ガット・ア・フレンド・イン・ミー」をはじめ、「オー・シャンゼリゼ」や「ルージュの伝言」など8曲を披露。2部では部員がトナカイの耳などつけてクリスマスムードを演出し、「ラストクリスマス」などクリスマスソングのほか、ジブリアニメ・ハウルの動く城の「人生のメリーゴーランド」や「名探偵コナンメインテーマ」など5曲を奏で会場を楽しませた。

みんなでリースづくり
美浜町の入山盛り上げ隊
 美浜町和田の入山で、子どもと大人の交流の行事などで地域を盛り上げている「入山盛り上げ隊」は21日、クリスマスイベントを開き、地元の子どもたち30人がリース作りなどを楽しんだ。
 お年寄りらが地元で採取した松ぼっくりや南天、松などを使い、ワラでリースの輪を作って大人と子供が一緒に飾り付けを楽しんだ。リースは松なども使っているため、クリスマスだけでなく正月飾りにも利用でき、出来上がったリースを手に子どもたちは大喜び。
 お年寄りらが扮するサンタも登場し、子どもたちにお菓子のプレゼントを送ったり、みんなでホットケーキを食べ、「赤鼻のトナカイ」を歌ってクリスマスムードを盛り上げた。


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 22日、盛大に御坊ボーイズ/ジュニアタイガース創部20周年記念祝賀会

全国ジュニアSテニス大会で県選抜Aが3位入賞 芝本、玉置、森さん活躍

美浜町で「みはマッチ」開催、リノベーション会社代表の石川秀和さん講演

21日昼、日高川町土生で鶏舎2棟など全焼、ひよこ6千羽死ぬ


紀央館の吉本さん、日高の尾崎さん 全国高校総文美術工芸へ出品 〈12月22日〉

2024年12月23日 08時30分00秒 | 記事


𠮷本さんの作品「跳躍」

尾崎さんの作品「Antique shop」


 来夏に開く全国の高校生による国内最大規模の芸術文化活動の祭典「第49回全国高校総合文化祭」の美術・工芸部門への出品作品選考会がこのほど、田辺市の紀南文化会館であり、日高地方から、立体で𠮷本苺果さん(紀央館1年)の作品「跳躍」、尾崎月灯さん(日高3年)の作品「Antique shop」の出品が決まった。両作品は展示されるとともに本人も出席して交流などを図る。
 𠮷本さんの作品は、自身がもともと動物好きなことから、猫をモチーフにし、リンゴを狙って飛びつく様子を写真を見ながら、約2カ月間かけて創作。ホルモン粘土を使って猫の体を形成、リンゴも黒に塗るなど白黒を基調にして、体長約50センチの猫が躍動感あるように飛びかかり、骨格や筋肉が動いているようにうまく見せ、白黒の模様や細い糸を使ってヒゲをつけるなど細部まで表現した。
 大成中時代も絵画の創作に励んできた𠮷本さんだが、立体作品は初めてで「顔をつくるのが特に難しかった。選ばれるとは思っていなく、高校で初めての賞でうれしい」と話した。
 尾崎さんの作品は、京都のアンティークショップの店内を描いたF50号の油絵。「物がいっぱいあるところを描きたい」と、オープンキャンパスで京都を訪れた際、たまたま見つけたアンティークショップに入ったところ、店内の様子が気に入ったという。一眼レフで店内を撮影し、1年以上を費やし描いた。店内に所狭しと並んでいる陶器の固く光った質感を表現し、照明の光は、ペインティングオイルを変えてより光っているように演出。店内の奥に入っていけるような絵で、奥行きや全体の色使いなどで高い評価を受けた。
 尾崎さんは「選ばれると思っていなかったので、初めて選ばれてうれしいです」と話している。
 同文化祭は来年7月26~31日、香川県で開催。総合開会式やパレードのほか、演劇、合唱、美術・工芸、書道、写真、将棋、弁論など19の規定部門と4つの協賛部門で発表等が行われる。


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日本GB連合功労賞 健康で上山泰二さん、審判員で井口弘子さん受賞

日建産業(株)が企業版ふるさと納税で3年連続寄付、三浦御坊市長が感謝状

くちくまの卓球大会で美浜クラブ勢が大健闘、三原亜有菜さん(早蘇中)準優勝

ブルグミュラーコンク大阪2ファイナルで橋本ピアノ教室の楠山滉樹くんが銅賞


野口橋(御坊市)は更新せず将来、廃止撤去 〈2024年12月21日〉

2024年12月21日 08時30分00秒 | 記事


老朽化で将来廃止・撤去する野口橋


 御坊市は、懸案の老朽インフラのひとつ日高川に架かる野口橋(延長351・8メートル)の対応について架け替えなど更新は行わず、将来廃止・撤去する方針を固めた。昭和34年完成から65年が経過し、過去2回の定期点検で早期に対策が必要とされるが、10億円以上かかる耐震補強や架け替えは困難と判断した。廃止・撤去の時期は今後の検討になるが、令和8年度で実施する定期点検までに状態が悪化すれば即時通行止めの措置を講じる必要性も生じるという。
 野口橋は、御坊大橋(延長480メートル)に次いで市道で2番目に長い橋。もともとは県道として昭和34年に県が建設し、昭和44年に歩道を増設。その後、野口新橋完成に伴い、平成15年に県道から市道に移管。平成10年に約1億円かけて塗装塗り替えなど修繕を行っているが、それ以外の大規模改修は行われておらず、老朽化が進んでいる。
 日高川に架かる御坊大橋や県道の野口新橋、国道の天田橋は耐震補強工事を終えているが、野口橋は耐震調査も未実施。国が義務付けた5年に1回の橋梁定期点検で過去2回とも4段階で3番目に悪い早期措置段階の結果が出ており、老朽化による落橋事故が懸念されるほか、藤井側での車両進入待機による交通障害、橋脚による水の流れの阻害といった問題もあり、将来の廃止・撤去を視野に検討を続けてきた。
 今後の対策として架け替え、耐震補強を含む大規模改修、塗装塗り替えなど修繕、廃止・撤去があるが、架け替えは20億円程度(撤去費6億円程度含む)、耐震補強を含む大規模改修は12億円以上の予算が必要になり、厳しい財政状況の中で行うのは難しい。塗装塗り替えなど修繕でも2億円以上かかり、その後の維持管理費もかさむ。撤去費にも6億円程度かかるものの維持管理は不要になる。
 交通量調査では一日約740台の自動車・自動二輪車、約90人の自転車・歩行者が利用。令和5年12月から6年1月にかけて地元の野口、藤田町藤井・吉田、市内外問わず日ごろ橋を利用している人に行った利用実態調査では「あるほうがよい」は50・8%、「なくてもよい」は27・3%、「どちらでもよい」は21・9%だった。
 この結果も参考に今後の対応を検討する中、架け替えや耐震補強は「やはり困難」と判断。周辺には野口新橋や川辺大橋が整備されていることもあり、更新は行わずに将来廃止・撤去する方針を固め、関係区や橋占用管所有者に理解を求めていく。令和8年度で実施する定期点検で状態が変わっていなければ当面維持するが、最も悪い緊急措置段階と判定されれば即時通行止めの措置を講じることになる。8年度までに状態が悪化するようなことがあれば定期点検を待たず通行止めとする可能性もある。


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南洋運送(株)がかえる橋やゆるキャラを施したラッピングトラックを運行

全国都道府県対抗女子駅伝和歌山代表に印南町出身の玄素沙永子さん

御坊市管工事業協同組合が湯川中敷地内に防災井戸を整備し市へ寄贈


日高川町に在宅医療メインの「おくむら在宅クリニック」開院 〈2024年12月20日〉

2024年12月20日 08時30分00秒 | 記事


「先生がいてよかったと言われる医師目指す」と奥村院長


 日高川町千津川、ヒルズタウンかわべに「おくむら在宅クリニック(奥村晃院長)」が開院した。患者一人ひとりの意思を尊重し、医師、看護師、ケアマネージャー、事業者らが連携して、「ひとつ屋根の下で、なにげない日常や自分らしい人生を安心に過ごしてほしい」との思いを込め、御坊・日高地域を中心に広川・有田地域で24時間365日対応で在宅医療を提供していく。両地域で在宅医療をメインとしているのは、同院が初となる。
 奥村院長(31)は広川町出身。和歌山県立医大を卒業後、県内の病院で主に重症患者の治療を行う救急科で勤務。救急医療の現場では、最後を自宅で過ごしたいという患者もいたが、在宅医療がなく、望まない延命治療をする患者もいた。そんな中、「『自宅で過ごしたい』という患者の意思を尊重したい」と在宅クリニックの開院を決意した。
 ロゴマークは、屋根とその下にいる患者、家族、医師らが「患者の希望」という同じ方向を向いている様子をイメージ。医師、看護師、ケアマネージャー、事業者ら多職種の関係者が連携して患者を支えていくとの思いが込められている。
 在宅医療は、月に1~2回行う定期的な診察や検査などの訪問診療と、患者の希望に応じて訪問する往診がある。対象は「ひとりで通院が困難な人」とし、足腰が悪い、寝たきり、自宅での療養や看取りを希望している人など。診療内容は、日々の体調管理、検査、投薬・点滴、急性期の治療、カテーテルの管理、栄養療法、外科処置、酸素・呼吸器、緩和ケア、看取りなど多種。訪問範囲は、同院から半径16キロ圏内で、御坊市、由良町、日高町、美浜町、広川町、湯浅町の全域。日高川町、印南町、みなべ町、有田市、有田川町の一部。さらに週2日、内科、糖尿病内科、一般外科をはじめとする外来も行っている。
 奥村院長は「『奥村先生がいてくれてよかった』と言われるのが一番うれしい。これからもそう言ってもらえるよう頑張っていきたい」と話している。
 訪問診療は、午前は月・水・金曜の9時~正午までと、午後は月~金曜の正午~5時まで。外来は火・木曜午前9時~正午で、予約制。土日祝日は休診。在宅医療は24時間、365日対応している。電話は0738・52・1700。


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