ワクチン接種を呼びかける三浦市長
三浦源吾御坊市長は27日の定例記者会見で、3日開会の9月定例議会に提案する議案7件、報告1件を発表。現在、新型コロナワクチンの必要量確保に向け、12歳以上の全世代を対象に接種希望の回答を求めているが、16~49歳の半分から回答が届いていない現状に「全国的に見ても若い世代の接種率が低いといわれている。迷っている方もおられると思うが、できるだけ多くの方に接種していただきたい」と呼びかけた。26日から市内放送でも早期の回答を促している。
26日現在のワクチン接種状況は65歳以上が全体の86%が2回目を接種済み。60~64歳の接種率は1回目が85%、2回目が70%。50~59歳は1回目が65%、2回目が20%。49~16歳は1回目が20%。12~15歳は約700人のうち171人が予約している。60歳以上の接種率は高いが、年代が下がるにつれて接種率も下がっている。
現在、必要最低限のワクチン量を把握、確保するため、12歳以上の全世代を対象に、まだ接種を受けていない、または予約をしていない人のうち、接種を希望する人は今月末までに回答するよう求めているが、16~49歳では対象7614人のうち4115人(全体の54%、25日現在)が無回答のため、9月中の1回目の集団接種枠1000人分のうち230人分(27日現在)の空きが生じている。
三浦市長は「接種は任意なので強制はできないが、できるだけ多くの方に接種していただければありがたい」と述べ、特に若い世代に接種を呼びかけた。接種を希望する人はハガキがWEBで回答を。回答する際、個別接種か集団接種か検討中の人も「集団接種を希望する」で回答するよう求めている。問い合わせはコールセンター(52・5105)へ。
2年度経常収支比率104・5%
減少も高止まり、一般会計決算
議案のうち、令和2年度一般会計決算は歳入166億7052万9000円、歳出163億1752万3000円。差し引き3億5300万6000円のうち、翌年度への繰越明許費1908万2000円を除いた実質収支額は3億3392万4000円の黒字。
経常収支比率は104・5%で、前年度107・4%から2・9減少したが、全国的に見ても依然ワースト上位の高い水準にあり、財政運営の弾力性は厳しい状況が続いている。
9月議会で報告する令和2年度健全化判断比率は実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率については良好な数値を維持している。
令和3年度一般会計補正予算は3億1189万7000円を追加。主な歳出は、ひだか病院負担金1億4964万3000円、コロナワクチン接種事業費1768万4000円、次世代野菜花き産地パワーアップ事業補助金659万円、指定文化財等補助金100万円などがある。
会期は13日間
市議会運営委員会は27日に開き、9月定例議会の会期を3日から15日までの13日間と決めた。一般質問の通告締め切りは6日。日程は次の通り。
3日=開会、提案理由説明▽4日~6日=休会▽7日~8日=一般質問▽9日=総括質疑▽10日=委員会▽11日~12日=休会▽13日~14日=委員会▽15日=委員長報告、討論、採決、閉会。
その他の主なニュース
● 27日 日高、印南両町 小中学校で2学期始業式
● 令和3年度交通安全功労者 管内4人表彰
● 日高町体育協会ソフトテニス部会が「クエテニスカップ」開催
● 全国たなばた書道展 古川真菜さん(和高専)が特別賞・大神神社宮司賞受賞