安珍清姫物語を再現するジャンジャカの大蛇
日高川町鐘巻、道成寺の鐘供養会式が27日に行われ、呼び物の「ジャンジャカ踊り」の大蛇が硝煙を吐きながら威勢良く石段を駆け上がり、安珍清姫物語を再現。境内にはコロナ禍前に近い参拝客が訪れ、賑わいを取り戻した。
「ジャンジャカ踊り」の大蛇は、4年ぶりに定刻の午後2時ごろに野口橋下流の藤井側日高川河川敷を出発。安珍清姫保存会の指導で、道成寺観光振興会員や、大成中、和歌山南陵高の生徒らが全長21メートルの蛇体を担ぎ、安珍役の岩崎聖士君(藤田小4年)を追いかけて練り歩いた。
午後3時前にJR踏切付近から鈴を手に浴衣と編み笠姿で踊るジャンジャカ踊り保存会の女性らが加わって山門前を進むと、天音太鼓保存会の太鼓の勇壮な音色に導かれ、硝煙を吐きながら石段をかけ上がった。
大蛇は本堂を取り巻くように境内を一周すると、特設舞台で安珍が逃げ込んだ釣り鐘に巻きついて炎で安珍を焼き殺す「安珍清姫物語」のクライマックスを再現し、大きな歓声が沸き起こった。大蛇到着前の境内では、天音太鼓保存会の演奏やエンターテイナーのMIKIYAさんによる大道芸が参拝客を楽しませた。
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