子育て世代が気軽に集える交流拠点施設
御坊市が「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づく「GO!GOBOプロジェクト事業」で御坊総合運動公園に建設していた子育て世代が気軽に集える交流拠点施設が完成し、4月4日午前10時からお披露目会を開く。壁のない開放的な屋根付き施設で、授乳室兼更衣室、パンダ型のかわいい手足洗い場なども設けている。今年は「お外遊び会」のイベントも計画しており、市は「憩いの場、集いの場として親しまれる施設になってほしい」と期待している。
郷土への愛着を深め、交流人口の増加をめざす取り組みの一環として国の地方創生推進交付金2000万円を活用し、運動公園芝生広場に整備済みの「子ども向けのかぶと虫大型複合遊具」や「幼児ゾーン遊具はなまるひろば」のすぐそばに、子育て世代など多くの人が気軽に交流できる壁のない開放的な屋根付き施設を建設した。
木造平屋で面積は96平方メートル。屋根は台風や地震に強い防災瓦を使い、明るくあたたかい雰囲気を出すためにモダンデザイン瓦を採用した。壁のないオープンスペースには杉をふんだんに使い、温もりのある施設に仕上がっている。芝生広場には屋根のある施設がなかったため、特に夏場は人気を集めそう。
整備に当たっては男女共同参画推進グループ「ウイズ・ア・スマイル」(中道幸代代表)から意見を聞き、プライベート空間の授乳室兼更衣室(おむつ交換台付き)2室を設けたほか、パンダ型の手足洗い場、イベント開催など各種情報を周知する屋外掲示板、テーブル、イスなどを備え付けた。
4日のお披露目会では市が施設概要を説明し、中道代表が施設を活用した「お外遊び会」のイベント概要を紹介する。イベントは男性の育児参加、女性の活躍応援を目的に4~5月に「おそとヨーガ」、6~7月に「淡水ミニ水族館」、10~11月に「青空図書館」を予定している。
市商工振興課は「子育て世代に向けた各種イベントを開催することで、市内外の多くの子育て世代が気軽に集まり、交流できる拠点となるようPRしていきたい。子育てに関するさまざまや悩みや愚痴を話せる新しいコミュニティが生まれることを期待しています」としている。
市が維持管理し、業務は市ふれあいセンターに委託する。施設の施工は弓倉建設=弓倉富生代表、名田町楠井=、契約額1833万8400円。設計監理業務は(有)柏木設計=柏木伸彦代表、湯川町小松原=、契約額は129万6000円。
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