NPO法人school・Voice・Project主催デンマーク教育視察ツアー報告記④
1月5日、午前中は、コペンハーゲン市郊外にあるフォルケスコーレ(0学年~9学年)の見学に行きました。日本でいう小中一貫校に幼児のプレ学年(4か月)が引っ付いた義務教育学校のようです。教室以外のスペースがとても充実しており、いたるところに対話やグループ学習ができるおしゃれな机、いすがありました。特に、中学生段階では、教室以外の場所でも思い思いに活動している生徒の姿が当たり前のように見られました。学校長、図書館司書、学校ペタゴー(生活支援員)、生徒会担当教員の方からそれぞれ話を聴きましたが、民主主義、自治、子どもの権利を大切にされていることがよくわかりました。
午後は、NGO団体Crossing Bordersのワークショップを受けました。フォルケホイスクール(日本でいう高等学校)で活動されている団体で、型にはめ込むような学校ではなく、一人一人の人間としての成長を支援する学校こそが重要だと代表のボルゲさんが話されていました。世界50か国以上の人が活動に参加しているそうです。ぼくたちは、「理想の学校」について、ゲームを交えながら、グループで対話し、お互いの共通点を見つけていきました。とても楽しく、想像力が掻き立てられる活動でした。
写真は。フォルケスコーレ、 Crossing Bordersのワークショップの様子