久保敬元校長の文書訓告取り消しを求める応援団(ガッツせんべい応援団)

新自由主義的教育に異を唱えた大阪の元小学校校長の話

渡部通信(5/8) 明けない夜はない(247)<新自由主義的教育に異を唱えた大阪の元小学校校長の話>
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5月6日、東京のポレポレ中野で、「日本外国特派員協会(FCCJ)記者会見直前!経過報告&意見交流会」(主催:久保敬元校長の文書訓告取り消しを求める(ガッツせんべい)応援団)
が開かれ、20人ほどの人が参加しました。

人数はそれほど多くなかったのですが、そこで報告された久保敬元校長さんの話は大変よかったです。現在の大阪の教育現場がいかに酷いことになっているか、
そのことを告発したら世界中で同じような問題に悩んでいる教育学者などから共感のメッセージが届いた、現在世界中で展開されつつある新自由主義的な教育行政を
国際的にも連帯しながら変えていく必要がある、というものでした。

その告発は、2021年5月に当時の松井大阪市長宛に出された「大阪市教育行政への提言」というものでした。そこには次のようなことが述べられていました。
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子どもたちが豊かな未来を幸せに生きていくために、公教育 はどうあるべきか真剣に考える時が来ている。
学校は、グローバル経済を支える人材という「商品」を作り出す工場と化している。
そこでは、子どもたちは、テストの点によって選別される「競争」に晒(さら)される。
そして、教職員は、子どもの成長にかかわる教育の本質に根ざした働きができず、
喜びのない何のためかわからないような仕事に追われ、疲弊していく。
さらには、やりがいや使命感を奪われ、働くことへの意欲さえ失いつつある。

(大幅な中略:全文は検索すれば出てきます)

コロナ禍の今、本当に子どもたちの安心・安全と学びをどのように保障していくかは、難しい問題である。オンライン学習などICT機器を使った学習も教育の手段としては有効
なものであるだろう。しかし、それが子どもの「いのち」(人権)に光が当たっていなければ、結局は子どもたちをさらに追い詰め、苦しめることになるのではないだろうか。
今回のオンライン授業に関する現場の混乱は、大人の都合による勝手な判断によるものである。
根本的な教育の在り方、いや政治や社会の在り方を見直し、子どもたちの未来に明るい光を見出したいと切に願うものである。
これは、子どもの問題ではなく、まさしく大人の問題であり、政治的権力を持つ立場にある人にはその大きな責任が課せられているのではないだろうか
。
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この「提言」を行ったために久保校長(当時)は「文書訓告」という処分を受けました。
久保さんは、なぜ告発する気になったのか、また文書訓告を受けた後どうしたか、さらにどうして日本外国特派員協会(FCCJ)で記者会見まで
するようになったのかなどについて詳しく話してくれました。

それについてはすでに、以下のユーチューブで流れていますので是非ご覧ください。多忙な方は①と、③の最初の30分くらいの久保さんの発表をご覧ください。
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「経過&意見交流会」で流した動画
①短縮版
https://www.youtube.com/watch?v=S5j0uwLarSE
②全部
https://www.youtube.com/watch?v=KbdefwHnzso
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③久保元校長の海外特派員記者クラブでの記者会見の動画

https://m.youtube.com/watch?v=sA4RLHZgHDo
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海外からのビデオメッセージなどを見ると、現在、新自由主義的教育(それは露骨な資本主義の下でバラバラにされ絶えず競争にさらされる教育)の下で、
世界中の子ども・教職員・保護者たちが同様に苦しんでいることが分りました。久保さんは③の最後で、「政治を変えないと教育はつぶされてしまう」とも言っていまし
た。その通りだと思います。また、そのための国際連帯の芽ばえも知ることができました。

皆さん、私たちも声を上げていきましょう。
画像は5/6ポレポレ坐で話す久保さん
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