天蓋山は岐阜・富山県境に近い飛騨市山之村から登る、標高1527m の山です。好天に恵まれた12月3日、久しぶりにこの山を訪れました。
頂上と標柱 遠景は左端が黒部五郎岳、中央に笠ヶ岳、右に焼岳
まずは頂上の写真です。3年ほど前の10月、まだ雪のない季節に妻と登ったときにはなかった新しい標柱が立っていました。田部井淳子さんのサインがあり、田部井さんの筆によるもののようです。
積雪は予想より多く、標高1000m の登山口付近で数cm、頂上直下ではひざ上までもぐり、50~60 cm ほどでした。
雀平(1350m)付近の登山道 トレールの上を新雪が覆う
頂上直下 頂上の標柱の頭が見えていいる 登山道のトレールはほとんど見えない
頂上直下を除いて、登山道の雪は適度に締まっており、傾斜のきついところは若干滑るもののアイゼンなしで十分歩ける程度でした。しかし、時間は無雪期に比較して往復で1時間ほど余計にかかりました。休憩を除き往復で4時間40分ほど。
風も弱く、頂上からは360度の素晴らしい展望を楽しむことができました。以下、北の方角から順にお見せします
頂上からの眺望 剣岳(左)と立山(右)
頂上からの眺望 黒部五郎岳(左)と笠ヶ岳(右) 中央標柱右上に槍ヶ岳
同じ方角(黒部五郎、槍、笠)を見た、2009年10月22日の眺望
頂上からの眺望 乗鞍岳
頂上からの眺望 御嶽山
頂上からの眺望 白山
さらにこの右には富山湾と能登半島まで、うっすらと浮かんでいるのを見ることができました。
山之村の登山口に入るまでに越える山吹峠付近の林道にも積雪があり、融雪剤がまかれているようでしたが、夜間や早朝には凍ることも予想されます。スタッドレスタイヤでも古いものでは滑る危険があるかもしれません。この時期以降に入山する場合、登山道だけでなく、林道にも注意が必要と思われました。