感謝と祈りといやし

熊本アンテオケ教会の神様の栄光の表れを神様に栄光を帰しながら書いていきます

世界文化遺産登録決定@天草市(﨑津集落)

2018年06月30日 | 旅行

 2016年に映画「沈黙-サイレンス-」(原作:遠藤周作。監督:マーティン・スコセッシ)の公開を皮切りに、新聞で「キリシタン」(キリスト教じゃないとこがミソですが)に関する記事を目にすることが増えました。

 つい先日も、天草市の﨑津集落在住の潜伏キリシタンの子孫で、

カトリック﨑津教会他の歴代信徒会長さん達のインタビューを新聞で読みました。一部抜粋すると・・・

A氏(57歳)「(子ども時代は熱心なクリスチャンではなくて)信仰に厳しい祖父が怖くて日曜のミサには必ず出席したけど、勝手に教会の鐘を鳴らしたりして、神父様からよく怒られたもんです」

B氏(70歳)「(子どもの頃、家族も近所もクリスチャンだったので)教会に行かないと、親や近所の人に怒られたもんです。今でも日曜は教会へ行き、(中略)神に祈る。教会や信仰は、私達の生活の一部なんです」

日本はクリスチャンが人口の2%しかいません。そんなコメントがクリスチャン誌ではなくて一般の新聞に掲載される日が来るとは・・・。主に感謝します。

(話は少し脱線しますが:私も、家族や近所の方に「教会に行かないなんて」と言われてみたいものです。「日曜に教会の礼拝に行ってるの?何で?」「キリスト教?日本人ならふつうは仏教じゃないの?」は、もうお腹いっぱいです・・)。

せっかくなのでもう少し、記事内容を抜粋して紹介します。

2007年3月から、天草市は﨑津集落の世界文化遺産登録に向けて動き出しました。

少子高齢化や過疎化が進む中、信徒の減少を課題と感じておられた前述のB氏は、

「教会や信仰を守っていくには、世界遺産を生かすしかない」と、当時の信徒会長らと共に信者さんを説得すべく奔走。

しかし、「信仰の妨げになる」「静かな暮らしが乱される」等々、祈りや生活の場が観光地化することへの不安から、反対も少なくなかったそうです。

 しかしB氏はあきらめず、「ひっそりと続いていた小さな漁村の信仰は、必ず地域振興の核になる」と、信者への説明会の度に「信仰を守る事も大事だが、私達の歴史を後世に残すことが大事」と力説。

最終的には信者さんたちも「地域あっての教会」との思いを共有して世界遺産文化登録を目指すことに同意。

 そして今日、天草市河浦町の﨑津集落を含む「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として、世界文化遺産登録が正式決定しました

禁教下、約250年間潜伏し信仰を守ったという行為は、世界中で日本にしかない歴史です。

当然世界各国のクリスチャンが訪れ、他宗教の方々も観光客として来られるでしょう。

新聞を読みながら、いろいろ考えさせられました。

記事を要約すれば【信仰と生活の共存共栄】。ですが、それは、あくまでも人間が考えたことであって・・・

世界遺産文化登録を通して、神はどんなことをされようとしているのでしょうか。

主をほめたたえます。hiromi

【おまけ】﨑津集落には「$(ドル)」、「€(ユーロ)」という名の猫がいると聞きました(真偽不明)。一体誰がそんな名を・・・(笑)。


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