日程:2019年5月18日(土)-19日(日) 一泊二日
同行:ヒロイ(我が社の山岳部)
GWの剱が終わって中一週間。
凍傷による足の痺れはまだ残っているものの、そろそろクライミングに復帰しないと、・・・ということで相方と共に上州クライミングトリップ。
一日目 榛名山黒岩 天候:
まずはリハビリ目的で易しいグレードの課題がある榛名山の黒岩へ。
これまで有笠へ行くと、「黒岩もいいよ。」とよそのクライマーさんから聞いていたので、一度訪れてみたかった岩場だ。
関越道を高崎ICで降り、カーナビに従ってカーブの多い峠道を登っていくと、樹林の陰に大きな岩壁が見えた所で道路脇に車を停める。
黒岩に来たのは初めてだが、特に迷うことなく岩場にチェックイン。
本日やったのは、
ピラミッドフェイス 5.6 MOS
アップで。凍傷の名残りで、まだ爪先が痺れ感覚はイマイチ。まずはこの辺りで様子を見るが、登れて良かった。(ホッ!)
夏子 5.8 RP(二便)
次に簡単なグレードということで選んだ一本。だが、意外と辛め。
一便目は力が入り過ぎて2テンTO。二便目でどうにかRP。このグレードでテンション入ってしまうとは、剱の後遺症は思ったより深い。相方はすぐにRPさえならず。orz
岳友会ルート 5.9 MOS
下部のピラミッドフェイスから延長整備されている。ボルト11~12本の長くスッキリしたラインで、気持ちよく登れる一本。
こちらは相方も問題なくFL。
ラーコンナ 5.10b MOS
ボルト3本の短いルート。一本目が少々高い位置にあるので慎重に。
右の階段状も少し使ってしまったが、もしかしたら「ライン限定」なのかも?
右面も使えば簡単だが、もし正面限定にするとけっこう細かく10bではないと思う。相方もFL。
オケラ 5.8 ×(A0TO)
スラブ系。終了点手前のスローパーが核心で、このグレードにしてはけっこうバランシー。
後から思えば手首返してプッシュで上がるのだろうけど、たまらずテンション。このグレードで土が付いてしまうとは。
全体的にグレードは甘いのか辛いのか微妙だが、本日はたまたま居合わせた地元ガイドさんにルートの位置関係を教えてもらったりして、なかなかフレンドリーな岩場だった。
何となく三ッ峠を小さくした昔からのアルパインゲレンデ的雰囲気。初心者の講習にはいい環境だと思った。
とりあえず一日目終了。コンビニで買い出しをし、いつもの場所(某「道の駅」)へ移動し、テン泊。
二日目 有笠山・偏屈岩 天候:
まだ触っていない課題がたくさんあるので、本日も黒岩の続きと思い車を走らせると、榛名湖周辺で自転車のヒルクライムレースが開催されるということでアクセスできず。しかたなく行先を勝手知ったる有笠・偏屈岩へ変更。
しかし、この季節けっこう草が生い茂り、林道から1分というアクセスなのに、ちょっと迷ってしまった。こんなの初めて。
本日やったのは、
5本指フット 5.9 〇(再登)
フロントウォールは陽が当たらないせいなのか、ちょっと湿った感じがして岩もあまり美しくない。
ホールド豊富なフェースだが、やや立っていて、このグレードにしては力が入る。
ミトンフット 5.9 MRP
こちらもアップ課題だが、たぶんノーテンで登れたのは初めて。
見た目ホールド豊富で簡単そうだが、こちらも意外と力が入り、さらに終了点のビナ1つが開かず、けっこうアセった。
ねずみ返し 5.10b 〇 (再登・二便)
相方の宿題。自分はもう何度も登っているので甘く見ていたら、出だしのハングで踏ん張りが効かない。二便目で何とか。
全国平均の男 5.10c MRP
前回登れず、自分が全国平均以下であることを認識したが、本日は一便で片付けることができた。
これで自分も「全国平均」レベルになれたかな?
カプセルホテル 5.10c ×(1テンTO)
こちらは初トライ。中間の穴倉テラス(ここがカプセル)を挟んで上下に二箇所カチがあり、ここが核心か。
二便出すが、残念ながらヨレてしまい、本日はRPならず。次回は必ず!
新緑が気持ちいい有笠を後にし、アフタークライムはいつもの沢渡温泉共同浴場。
この熱さがクセになります。(^^)v