天候:快晴無風
同行:M田氏、Dスケくん
本日は秩父の聖人岩(しょうにんいわ)。
直前では、暖かい伊豆・城山を予定していたが、あちら方面で群発地震が起きているため、急遽転進。
聖人岩は三人との初めてで、Dスケ号でのアプローチでは少々迷う。
途中、埼玉の毛呂(もろ)という町を通過。その地名がモロにM田氏とDスケくんの感性に響いたようで、やたらウケていた。
岩場入口に着いたものの、山道でまた違う方向へ進んでしまったり・・・後から思うと、これが本日の三人の出来を暗示していたのかも。
それでも岩場へは一番乗り。
もしかして貸切か?と思ったら、すぐに何組か上がってきた。まぁ適度な人数で賑わう。
「聖人岩」概観・前傾の石灰岩
まずはアップから始める。
おっとりマミちゃん 5.9 FL
M田氏→Dスケくん→私の順でリード。
まだ、岩が冷たく、ホールドの感触がイマイチ。湿っているわけじゃないが、石灰岩もツルツル滑る。
1~2本目の支点間がちょいビミョウだが、何とかFL。
M田氏がまずはOS。Dスケくんはいきなりハマるが、手が冷たい分、私も10bぐらいに感じた。
その後、間を置いてDスケくんも(今度はスムーズに)RP。
「おっとりマミちゃん」 M田氏OS、赤いダウンがビレーヤーのDスケくん。
コーヒータイム 5.10b TR→RP
M田氏、テンション付きで登ってもらった後、まずはトップロープ・トライ。
薄被りに堪えつつ、右手ピンチ持ちの箇所が核心といえば核心だが、身体をうまく振っていけば、横引きのいいホールドが随所にある。
おさらいでTopOutした後、RPにも成功。
トポに「左側のクラックを使うとやさしくなる」とあるので、あえて限定でクリア。
M田氏も次の便でRP。
「コーヒータイム」左のクラックを使わないのがベター。 こちらは「風の子カンテ」5.10a
ウォーミング・アップ 5.10c 3テンTopOut
カンテ沿いを行く課題。
出だしの離陸からちょいビミョウ。ホールドのとり方がわかりにくい、スメアが効きにくいとおおいに苦戦。
M田氏ももちろん、他の組の女性もけっこうハマってしまった。
湯河原幕岩の「帰還兵」のような、ちょっとクセのある課題。
つなげてできず、午後の宿題とする。
貂(テン)が見ていた 5.11b ★★★ ×
聖人岩の人気ルート。中央の顕著な前傾壁の左端にある。
被ってはいるがホールドはガバばっかとトポに書いてあるので、ダメ元で取り付いたが、・・・案の定ダメ。
わかっていながら、自然と身体を正対にもっていかれ、出だしから大幅にパワー・ロス。
ガバといっても当然インドア10台のような「手にやさしい」モノばかりでなく、自分の重さを堪えきれず四苦八苦する。
各駅テンションで途中の撤退用残置ビナまでたどりつくのがやっと。ほうほうの体でM田氏と選手交替する。
M田氏もテンション入りながらも私より一手先に進めそうだったが、その先のポルトにヌンチャクをかけるまでには至らず。・・・二人とも要修行ですな。
実物はもっと被って威圧的に見える「貂が見ていた」。
ウォーミング・アップ 5.10c ×
満を持して午後の再トライ。
しかし、その前にやった「貂~」がいけなかった。既にM田氏ともども腕が終わっていて、結局TopOutすらできず、本日一番ムカついた一本。
名前が「ウォーミングアップ」だけに、ここが簡単にこなせないと要修行ということか。
しつこくやったおかげで、ボルト2~3本間の核心部と思われるホールドのとり方とムーブは解明できたので、何とか次回は期待したい。
左が「ウォーミングアップ」、右が「おっとりマミちゃん」。
その間にもう一本「ルミちゃんは気が早い(5.11a)」がある。
梅ごのみ 5.10b ★ ×
Dスケくんが果敢にOSを狙うが、残念ながらテンション。それでも渾身のTopOut。
M田氏と私はやはり腕が終わっていて、ここも抜けられず・・・。こちらも要修行。
「梅ごのみ」
痒い霜焼け 5.7 FL
最後にクール・ダウン。
フツーに立った壁だが、三人とも気持ちの良い大ガバに癒されて終了。
本日最高の大ガバ
。癒しの一本。
今回、初めての聖人岩だったが、近くの河又が現在封鎖されているため、同じ石灰岩のパワフル系?として、これからも利用したい。
やや小粒の岩場ながら、南向きのためそれほど寒さを感じず、また小広場もあってイイ所。
帰りは、いつものR16号沿いの「かつや」へ。
ヤワな心と体に「活!」を入れるため、まずはお腹に「カツ」を。
これ大事!
ウォーミングアップとかコーヒータイムとかいかにも易しそうな名前が付いているんですが、難しいんですよね。
次回おいでの際には是非お声掛けください。
ウォーミングアップは覚えているうちにさっさと片付けたいですね。
とはいっても、早くて1月後半になりそうですが。
ぜひお願いいたします。
貂(テン)が見ていた(天は見捨てた?)は11bにしては、少し辛い印象です。被り物をこなすには、体を作り変える(腹筋を強くする)必要を感じました。私の傾斜は垂直・薄被り系?
ウォーミングアップも登り辛かったですね。1日中、ウォーミングアップをしている所でした、あれから少しムーブを考えて、右手ガストンを3P目手前で試してみようかなと思ってます。このルートと湯河原の子供体操は、何とかせねばいけないです、、、
それにしても、今回の石灰岩クライミングも時間の進みが穏やかに感じました。体内時計は中々面白いですね、午後1時位で既に一日の締めモードでした。岩場にいた15名前後の方々も、全員まったりでした。シュラフにくるまって、全員寝ていようものなら、そこを通りががった何も知らない人がその光景を見ると、、、中々シュールです。
来年はジム13a(2009年度実績11c)、岩12a(同11b)、岩ボルダー3級(同4級)、ジムボルダー1級(同2級)を目標にぼちぼちやっていこうかなと思ってます。この冬シーズンは城山:ハートルート(プロジェクトコード:HR)・オーバードライブ(同OD)、湯河原11台、石灰岩11台まずは何とか1本、登りたいです。アルパインは、八ツ:無名峰南稜・北稜(ワイルド系)、大門沢センターリッジ(雪壁)、谷川(南稜・中央稜)を登りたいと思ってます。
来年も宜しくお願いします。
P.S この前、TVの歌番組で杉山清貴の「ふたりの夏物語」が流れてました。年の瀬、少しメランコリックな感傷に浸ってしまいましたが、なぜか監督さんとD君との早朝クライミングを思い出してしまいました。他「さよならのオーシャン」さよなら城ヶ崎?、シーサイドも登り返しが少し面倒ですが、1シーズンに1度は行きたいですね、この歌の作詞が私の郷土出身の方ですが、漁師町・海のそばで育った人らしい作詞、My Favorite Songです。
聖人岩、近くの河又同様、前傾の石灰岩はやはり指よりも肩に来ますね。
私も被りモノ?に弱いので、今後、小山田projectに通って身体張力と保持力を鍛えようと思っとります。
> 1日中、ウォーミングアップをしている
・・・たしかにそんな感じでした。
ただ自分なりに攻略法はわかったような。私もすぐ忘れるタチなので、今後落としたい課題はノムさんのように手順をノートにまとめておこうと思います。
とにかく今年はいろいろご一緒させていただき、ありがとうございました。
中でもインパクトがあったのが、やはり「甲府幕岩十番勝負、さらに翌朝4時起床!」ですかね。あれはなかなか鍛えられました。
またあちこちで会った迷キャラたち、「巨人くん」「軍曹&幻想くん」「屁コキ女子?」なども思い出に残る一年でした。
来年の抱負は外岩イレブンを打率3割。できればイレブン後半までいきたいですね。
マニフェストは「ブラッキー」です。
この冬は子ども二人が受験のため二月いっぱいまで落ち着きませんが、合間を見て八ヶ岳、谷川のアルパインもぜひ!
日曜は鷲頭でしたっけ?
私はこの前、話していたJウォーラー2人と急遽、湯河原へ行くことになりました。
今後、KAIZくんと併せてよろしくお願いいたします。
P.S.杉山清貴・・・懐かしの80年代ですね。
私の方はBigRockで甦った「夏の扉」がミョーに心に残ってます。