新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

神戸文学館にまた行きたいな

2024年05月22日 | おでかけ
摩耶山のメジャーなルートは、新神戸からの天狗道、王子公園駅からの上野道と青谷道です。

昨年夏までは、上野道から登って、青谷道で降りてくることが多かったです。

しかし青谷道で降りたのは、昨年9月が最後かな?

青谷道も大好きなのですが、今では登山の目的が、上野道の中腹にある絶景スポット「峠茶屋跡」で暮らす、山猫マヤーに会うことになっています。これからの季節は、マヤーも狩りで忙しいから、青谷道で降りる機会も増えるかな? 

天狗道は、いちばんの人気ルートだけあって、おもしろいルートです。異人館のある北野方面から登り、和歌の道、布引の滝、布引ダムを見て歩く序盤ルートのおもしろさは鉄壁です。上野道も、山を歩いているのに神戸港の汽笛が聞こえてきて、今日の汽笛はやたら大きいなあ、船が山に激突してきたのかと思ったら、おじさんが法螺貝を吹いていただけとか、おもしろいことは絶えません。しかし、深山の秘境のような渓谷を歩いていたら、新幹線のアナウンスと発車ベルが聞こえてくる、新神戸ルートのシュールさには及ばないかな? 

しかし新神戸ルートは、六甲山系のハブである市ヶ原を最後に、摩耶山まで
六甲山全山縦走の最大の難路・天狗道に突入するんですよね。

まったく、新神戸ルートは、『アナと雪の女王』みたいな道だなあと思います。最近のディズニー映画やハリウッド映画の傾向として、予告編で流れる「レリゴー」のような盛り上がりポイントは前半に集約されていて、後はどんでん返し続きのハラハラドキドキです。この天狗道は、ハラハラドキドキならぬ、ひたすらハアハアゼイゼイです。グータラな私には、2~300メートルごとに、神戸の海を見渡しベンチのある上野道が似合っています。

青谷道はふもと近くにカフェ併設の茶園があるのがいいんですよね。登山道から馬頭観音に出て、後はひたすら神戸海星女子学院大学のそばの坂道を降りるだけです。このあたりが大阪を舞台にした『ゴジラの逆襲』のロケ地ではないのかと思うのですが、判然としません。

与謝蕪村や正岡子規や泉鏡花が登ったのは、この青谷道だと思うのですが、よくわかりません。摩耶山の天上寺には将軍家の名代として紀州藩公が参拝したそうですが、上野道も天狗道も、すれ違うのもむずかしい道もあって、お殿様を乗せて駕籠でえっちらほっちらというわけには行かない道だったと思うのです。

私が、「菜の花や月は東に日は西に」の句を青谷道登山口で見た情景を詠んだと考えるのも、天狗道はときどき、上野道は頻繁に海が見える絶景スポットがあるのですね。ずっと森の中を歩いてきたのに、最後に海の情景が開けて、ふもとの菜の花畑が広がる感動を味わえるのは青谷道です。

まあ、私がそう考えているというだけなのですが。


青谷道の登山口を降りた先にある神戸文学館も、また寄ってみたいな。



神戸文学館を訪ねて

4月から毎週通っている摩耶山に登った帰りは、青谷道が多いです。このコースは、なだらかでおだやかで、青谷川の渓流に沿って歩くのがいいのですね。登山口近くには神戸市唯一のカフェ併......



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