今日は仕事始めでした。
普段より1時間早寝して、普段より30分早起きしました。
しかし会社に到着したのはいつもより10分早い程度。ゆっくり朝風呂に浸かりすぎ、その後もダラダラしすぎました。
1月4日は、仕出しのお弁当屋さんも、仕入先や協力会社も、得意先の多くも営業していません。
仕出し屋さんがお休みのおかげで、総務が近所のお弁当屋さんから仕入れた天ぷら御膳に、会社全額負担でありつけました。
ふだんは1食390円、野菜たっぷりで塩分も控えで、しかもおいしい普段の仕出し屋さんです。
でも、たまには焼肉や天ぷらやギトギト脂のラーメンも食べたいんですよ? その辺、理解してほしいなあ(誰にいってるの?)。
天ぷら御膳をおいしくいただき、昼のウォーキングに出かけました。
年末休みの6日中、3日間は全く外に出歩いておらず、さすがに運動不足ヤバすぎです。
コロナ禍以前は、大晦日や元日は映画館回りをしたものですが、そのうち1館のテアトル梅田が昨年閉館してしまいました。テアトル梅田上映の映画は、いつも私が求めた興味関心とは違う世界を提供してくれました。うん。あれはひどかった。ひどかったけれど、異世界の体験でした。
と……。ある建物が壊されて、更地になっていました。会社からほんの300メートルほどですが、れんちゃんのアサガオのある通勤路からは100メートルほど離れていて、会社から駅に急ぐ以外は通らない死角にあたるスポットです(駅への近道なのですが、ガードレールがないので普段は使いません)。
以前はコンビニがあったので、そこそここの道を通っていました。
ここがあのコンビニがあった場所だろうか?
調べると閉店したのが2016年のようです。ということは、具体的には2015年の年末ですね。しかしコンビニにしてはスペースが狭すぎる。空き家だった場所で、コンビニ跡地はマンションの敷地の一角になったような気がします。つい最近の話なのに、新しい建物が建ったり、新しいお店ができると、以前何だったのかさっぱりわからなくなりますね。、
7年+数日前のお話です。
私はそのコンビニで普通紙年賀状を買おうとしました。
当時はレーザープリンタで自作していたので、
「年賀状、普通紙で50枚」
と伝えると、バイトの店員さんは、年賀状を取り出し、注文した数と間違いがないかどうか、一生懸命数えてくれました。
お会計になろうとしたときでした。年賀状の当たり番号のある下の欄を見た私は、ツッコミを入れました。
「お姉ちゃん。これインクジェット対応紙やで? おっちゃんがほしいの、普通紙なんやけど」
「えっ? えっ? えっっっっっっ!」
パニックになる彼女。あわてて、年賀状の束をチェックします。
「で、でも、お店には、これしかなくて!」
と、年賀状の束を突き出してきます。
「それじゃぁ、しゃあない。キャンセルしてええ?」
「きゃ、キャンセル!」
さらにパニックに陥ったのか、「スーッ、スーッ」と過呼吸状態に陥るバイトちゃん。高校生くらいだったでしょうか。
幸い、そのコンビニはワンオペ状態ではありませんでした。休憩中だったらしい先輩バイトさんがバックヤードから出てきて、年賀状は無事にキャンセルできました。そのかわりに新人さんを怖がらせてしまったおじさんは、お詫びがてら埃をかぶっていたオールドパーやらハムやチーズやらを買って帰り、年賀状よりは多めの売上に貢献(?)しました。コンビニにはインクジェット対応紙のものしかないのか。そんなことはなくて、結局、他のコンビニで見つけたように記憶します。
『ぼっち・ざ・ろっく』のぼっちちゃんの初バイトの姿を見て、このコンビニの彼女を思い出してしまいました。彼女もあれが初めての労働体験だったんでしょうね。
バンドに加わるという夢をかなえた『ぼっち・ざ・ろっく』のぼっちちゃんこと後藤ひとりちゃんが課せられるのは、ライブのチケットノルマ。2000円のチケットが5枚といいますが、家族以外に売るのは大変です。全部売り切ったぼっちちゃんは、本当にすごい。
しかし『ぼっち・ざ・ろっく』おもしろいですね。
陰キャならロックをやれ。
承認欲求モンスターもいいね(ただしIT長者やおっさん除く)。
タイトルは「たち」とあるように、もうひとり、この街で出会ったリアルぼっちちゃんについて触れるつもりでした。あの子どうしているんだろうと、いまもときどき思い出します。『ぼざろ』についてもいろいろ語りたかったのですが、初仕事で疲れました。今宵はここまでにいたしとうございまする。