銚子電鉄 駅務係・外川つくし。『鉄道むすめ~Terminal Memory~』(原案・トミーテック、ストーリー協力・明科実祐、作画・MATSUDA98)より。
駅員さんが走っていたら、お客さんは何ごとかと不安に思う。だから本当の緊急時以外は走るの厳禁。トロいといわれるくらいで、ちょうどいいのだ。トロいといわれていじめにあった小学生を、そうさり気なくはげます。
この絵を見ているとなごむ。一瞬静止画のようでいながら、確かな時間が流れ、あたたかい心がかよっているのがわかる。少年のセリフはシロバ、つくしのセリフはグレーという表現も細かい。
絵のタッチから萌え系の作品かなと思ったけれど、しっかりした出来のハートフル・コメディ。鉄むすファンならずとも楽しめる作品。