今日も摩耶山を歩いてきました。
少しは余裕ができてきたのかな。今夜アップ予定のつもりだった記事について考えながら歩いていました。考えながらだと、「もうここまで来たのか」と、時間の経過が早かったです。しんどいときは、別のことを考えるゆとりなどありませんでした。
しかし、今日もスタートが遅く、今日中に記事をまとめる自信がありません。
いや、「一年前の記事」のお知らせで思い出した、去年の記事取り上げたアニメを見ていたのも理由なんですが。これが本当に面白くて。
リコイル・リコリスにハマる
Amazonでポチってしまった……。刊行前に重版2回というノベライズも、すでに予約済みなのはいうまでもない。先日も書いたように、8月最後の週末、私は徹夜してこの《リコリス・リ......
私は「オタク」といわれることがあります。
たしかに、同年代ではアニメや漫画・ライトノベルに触れているほうですが、よくいえばSNSなどでの情報収集力、普通にいえば知ったかぶり力が高いだけで、実際に見ている作品はそう多くありません。
『Fate / stay night』もセイバールートしかクリアしていないし(アニメはOPしか知らない)、『マリア様がみてる』もほぼ原作しか知らないし、『魔法少女まどか☆マギカ』もリアルタイムでは知らず、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は外伝はよかったけれど本編完結編でアニメへの興味・情熱を失いました。
『リコリス・リコイル』は、そんな私が、『ゆるキャン△』とともに、リアルタイムで(途中からですが)、全話観た数少ない作品です。
近年のアニメには、独自の世界観や設定があって、オタクの本領発揮の「考察班」の大活躍なのですが、そういうものに疲れてしまったのですね。
『ゆるキャン△』は原作の連載開始から大ファンでした。
本栖湖まで富士山を見るために自転車を漕いできて、疲れて眠ってしまった少女と、湖畔でキャンプを張っていた少女のガール・ミーツ・ガールが、この物語の発端です。寝ていた少女はお腹を空かせていて、キャンプ少女にカップのカレーめんを食べさせてもらいます。焚き火の炎がゆらゆら揺れて、パチパチ爆ぜて、おなかを空かせた女の子が本当においしそうにおいしそうにカレーめんを食べていて。このシーンは何度でも見ていられる自信があります。
「そんなののどこがおもしろいんですか」
という、若者がいました。『ONE PIECE』のような漫画がおもしろいんだそうです。私にいわせると、『ONE PIECE』がおもしろかったのは最初のうちだけで、最近のはどこがいいんだかわかりません。まあ、価値観の相違ですね。
『魔法少女まどか☆マギカ』の佐倉杏子がカップめんを食べるシーンは、アニメ史上に残る名シーンですが、あんまりおいしそうではありません。
カップヌードルがブームになったのも、連合赤軍事件の実況中継で機動隊員が食べていたのがおいしそうだったからというのが理由だそうです。
なでしこがカレーめんを食べるシーンは、カップめん史上、連合赤軍事件の実況中継に次ぐエポックメイキングな名場面でした。
『ゆるキャン△』は、原作もアニメも、とにかく登場人物たちがごはんをおいしそうに食べる作品です。
『リコリス・リコイル』では、『ゆるキャン△』のなでしことリンの関係が尊くて仕方なかったのと同様、千束(ちさと)とたきなの相棒関係(バディ)が本当に素晴らしすぎて仕方ないのです。
類似作品を遡れば、原点として『ダーティ・ペア』があり、本作も『シティー・ハンター』や『ブラック・ラグーン』など過去の名作へのオマージュがそこかしこにあります。
しかし、『リコリス・リコイル』は、そんなの気にしないで、むずかしいことを考えずに、ストーリーに没入できるところがよかったです。
「れんちゃんより、千束ちゃんのほうが黒さんの娘ぽいですよ。どんなに撃っても弾が当たらないし、本業より困った人の人助けで忙しいし」
と、そんなことをいわれました。
「なにを~!」と思いましたが、今回アニメをあらためて見ると、たしかに千束ちゃんも、れんちゃん同様、私の娘です。
千束ちゃんの言動には、いろいろ共感し、自分でも思い当たることばかりでした。
左がたきな、右が千束です。ふたりとも、DS支部(?)「喫茶リコリコ」の衣装姿です。
リコリコ面白いですよね。
私もたきな派ではなく千束派ですかね?
でも六甲の赤鬼さんの娘に、れんちゃんが似合わないなんてことはないですよ☺️むしろリアルな感じがします。
リコリコはむずかしいこと何も考えずに、
話に没入できるところがよかったです。
第一話で、ラスボスが千束たちの前にいきなり登場するところも斬新で、アフリカ系でゲイセクシャルのキャラが出てくるのも画期的でしたが、あえて強調しないところに好感を持ちました。
舞台が荷風が愛し、芥川が生まれ育ち、私も親しんだ本所両国界隈というところも、よかったです。スカイツリーが建って、今は変わってしまったろうなあと思っていたら、いきなりテロで傾いているところがおもしろかったですね。