新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

ゆく年くる年 ヒキコ日記2012-2013

2013年01月04日 | 日記
12月29日
 午前中は家。宅配便の受け取りや新聞代の支払い。
 日清の江戸そばを食べる。関東風なのでうれしい。

 午後仕事場に出る。何人か出てきている。年賀状を作り、宛名を書く。仕事もしていこうと思ったのに、あれこれ話しかけられペースを乱す。年賀状の完成が2日早かっただけでもよしとしよう。

 20時ごろ切り上げる。ラーメンを食べて帰る。博多ラーメンでもないのに、「コナオトシ」「ハリガネ」「バリカタ」とはいかに。ラーメンはたまにしか食べないので、普通でよいです。

 タバコが切れたので、コンビニに行き、『モーニング』。

 焼酎のお湯割りを飲みながら『モーニング』を読む。『天才柳沢教授の生活』にホロリとする。今年最後のブログ更新。

12月30日
 寝たのは3時過ぎだったのに、いつも通りメタボフォンのアラーム前にめざめてしまう。

 でも、おれ、休んでもいいんだよな。今日が休日であることを再確認して、うつらうつら眠る。

 昼前、のろのろ起きだし、レトルトのチキンライスを食べる。疲れている。また眠る。

 目覚めると、夕方4時だった。洗濯しようと思っていたのに雨。

 床屋さんに出かけ、さっぱりする。酒やらごちそうやら正月用食材を買い込む。今年もイカ天ぷらは手に入らなかった。しかし秘蔵の函館イカ飯があるのでヨシとしよう。
 
 帰ってきても、雨はやまない。明日には雨もあがるだろう。とりあえず洗濯。

 年末年始はDVDを観ると決めていた。まずは定番の『ゴジラ』から。何度観ても素晴らしい。毎回発見がある。

 お正月映画ということで『トラ・トラ・トラ』。源田中佐がいいね。「若い者たちはよい」という爺むさい口癖の元ネタは、黄門さまの南雲長官だったことに気づく。零戦が次々飛翔していくバックの旭日の美しさに息を呑む。しかし、ひたすら一方的に攻撃されまくりのアメリカ軍の兵士は、無念だったろうなと思う。ベトナム戦争の最中に、日本側の視点も取り入れた映画を作ったアメリカは、ただものではなかった。しかし今の日本やアメリカには、こんな映画は創れまい。


12月31日
 『トラ・トラ・トラ』を観終わると新聞が届いていた。日経朝刊の「公的資金で製造業支援」の見出しにブチ切れる。年末年始はネットは休むといいながら、ブログに若干の追記。

 まだ眠くならないので、長年放置していた『原子力怪獣現わる』を観た。原作がブラッドベリで、特殊効果のレイ・ハリーハウゼンと親友だったのか。霧笛を聴いた恐竜が、仲間が復活したのかと思ったという原作の「霧笛」は、いつか読んでみたい。映画そのものは可もなく不可もなくだった。特典のハリーハウゼンとブラッドベリの対話が好かった。これだけでも観た価値があった。

 昼過ぎにめざめ、ぼーっとする。何もしたくない。何もする気になれない。レトルトの梅かゆを食べ、熱源を補給。のそのそ起き出し、大根の煮物を作る。包丁を使っていると指先に神経が集中して気分転換になる。元は実家にあった、36年めの文化包丁。もっと古いのは果物ナイフで、これは物心ついた当時からある。しかし研いだのはかれこれ20年以上前で、たまにしか使わないからよさそうなものの、どちらもなまくらである。心は徒然草。

 大根の煮物は一日仕事。火を入れたり冷ましたり、じっくり出汁をしみこませる。根野菜に飢えていたので、生にんじんをスティックにする。「抗がん剤より、にんじんを生で食べるのがいい」というのは、製薬会社の中の人の受け売り。にんじんスティックと、かずのこをかじりながら日本酒。『椿三十郎』を観る。至福のひととき。

 イカ飯をボイルして再び日本酒。イカさえあれば生きていける。三十郎はいい。『用心棒』も観る。あのオープニングはいつ見ても素晴らしい。ぐつぐつ煮えた鍋から里芋を食べるところも良い。

 まだ早かったが、大根の煮物。まだ硬さを残した初々しい大根も、これはこれで。『用心棒』の特典映像を観る。キャメラワークの話が勉強になる。テーマ曲の原曲は、記録映画のブルドーザーのBGMか。三船にピッタリだ。

 映画を観終わったのが22時ごろだった。年越しそばを作る。具はイカ天がないのでかまぼこの予定が、買い忘れている。かす汁用に買った揚げをちぎって入れる。可もなく不可もなく。しばらく体を休め、のんびり風呂に入る。

1月1日
 丑三つ時、地元の氏神さんに破魔矢を持って、地元の氏神さんに初詣に出かける。大晦日は十三夜ならぬ十八夜で、居待月? 3年前は眩しいばかりの満月だったことを懐かしく思いだす。

 初めて氏神さんにお参りしたのは、労組代表を引き受けた年だった。かれこれ15年め。さりとて、神仏は貴し、神仏をたのまず。地元の氏神さん氏子さんに仁義を切るのも、地域社会のご支援あってのオンボロ組合だから。

 今年も地元の若者たちがバカ騒ぎしている。去年よりテンションが高い。やたらドツキ合い、はた迷惑な前列のバカップルは、今年19歳で、1994年生まれらしかった。厄年の看板を見て、「どうして20歳やねん!」と男の子が叫んでいる。数え年を知らないらしい。教えてやらない。アホでもいい。たくましく生きろ。

 去年の破魔矢を納め、お参り。かわいらしい巫女さんたちから今年の破魔矢を受け取る。えらそうなこといったが、巫女さんのかわいらしさが毎年初詣に来る最大のモチベーションか。

 寒い中行列したので温かいコーヒーが恋しかった。しかし家に帰ればホットウィスキーがある。腹も空いていたが、寒空の下、破魔矢の鈴をチリチリ鳴らして帰るのもいい。

 帰宅後、破魔矢を飾り、お湯を沸かしてホットウィスキー。届いていた新聞を読む。可もなく不可ばかり。大根を温め直し、『中国の小さなお針子』を観た。大根はおいしく煮えていたのに、映画はつまらなかった。

 朝が明けてしまったが、眠くならない。『エクソシスト』ディレクターズカット版を観る。監督の音声解説を半分ほど観たところで眠りに落ちる。

 午後2時すぎにめざめた。酔いざめのコカコーラを飲みながら、晴れやかな気分になろうと、『暴力脱獄』を観る。そんなに晴れやかな気分にはなれなかったが、まあ、よしとしよう。

 今日観た映画については、いずれメモをまとめたい。


1月2日
 大根を食べ尽くしたので、煮物の残りの出汁に、レトルトおでん2人前投入。『ゴジラの逆襲』を観る。

 この作品は、『ゴジラ』のヒットを受けて製作期間3か月で公開されたのだそうだ。正直、ヤッツケである。

 しかしこのDVDは、スナップだけでも1100点以上、さらにスチール、イメージ画、特撮の技術資料など、特典が実に充実している。水産会社の社長宅がどこなのか、明らかに大阪ではない。特典の画像を見ていた。しかしキャストがロープウェイに乗っているスナップがある。須磨かと思っていた、しかし須磨ロープウェイの開業は1957年。では、摩耶? これもオープンしたのは、公開後とはいえ同じ1955年。1枚、布引貯水池らしき絵がある。若に聞いてみよう。

 散歩もかねて買い物にいく。かす汁を作るつもりだったのに、シャケを買い忘れていた。スーパーの前に本屋さんに寄る。『朝顔 ヒカルが地球にいたころ……(6)』と『増補 倭寇と勘合貿易』と『パペットしかけえほん ふわふわわんちゃん』を購入。レジの店員が硬直する。ひげ面ヤクザ顔のおっさんが、なぜラノベと学術書と絵本? ほっとけ。

 『朝顔…』を読みふける。前作『文学少女』シリーズ最大の不幸キャラ・ななせを引き継いだ帆夏が好きだったのに、葵に傾いている。特に髪をアップにしたウェイトレス姿の神々しさ。朝ちゃんも良い感じだ。ツチノコ! 雪男! UFO! ツチノコパーク! 

1月3日

 夜中、おでんも食べ尽くしてしまった。残った出汁に、けんちん汁用の加工済みネタを投入。手抜きだが、一人なのに必要な野菜を買いそろえるのは至難の技である。ぶつ切りにしたシャケとネギとにんじんをどっさりぶちこみ、酒かす投入。

 かす汁で温もる。『アラビアのロレンス』を観ようと思ったが、DVD2枚組である。長すぎる。

 かわりに、「黒さんなら絶対気に入ります!」と薦められた『トト・ザ・ヒーロー』を観る。ありがとう。大当たりです。唯一気になるのは、テレビ放映開始はヨーロッパでは第二次大戦後のことで、この映画発表の時点では近未来ということ。しかしストーリーの運びもプロットの仕掛けも、ただただ見事に尽きる。

 暗くなる前に仕事場に出かける。暖房は入れない。さすがに寒いので、コートは着たまま。休暇中のアクセス解析やらメールの整理やら。年末に書き上げた年始のスピーチを読み返す。気に入らないのでシュレッダー行き。就業規則違反だが、お歳暮のビールを飲みながらまとめ。

 家に帰り『ロッキー』を30年ぶりに観る。ステディカムってどんなものか、資料に買ってそのままだった。たしかにロッキー・ステップの映像は美しい。どうしてもこの映画は好きになれない。眼鏡のエイドリアンも本来なら「萌え」なのだが……。

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