はじめまして。サービス終了の決まったteacupから引越してきた「くろまっくのブログ」です。
このゴールデンウィークは、ブログの引越しに、会社の部署の引越しも重なり、大わらわでした。
20年以上担当した得意先の資料一式を処分するのは、多少の寂しさもありました。取材メモや資料を読み返していると、「あのころは、カメラもまだアナログだったんだよなあ」と、当時のことが鮮やかに甦ってきます。しかしいつまでも残しておくわけにもいきません。あのころ制作したパンフレットは、幸い、いまもPDFでアーカイブに残っていますから、それで充分でしょう。後輩諸君が用意してくれた、新しい得意先の仕事をがんばるまでです。私も彼らと一緒に、過去ではなく、現在のために働き、未来に生きていたい。
資料を整理するなかで取り扱いに困ったのが、映画のパンフレットでした。2013年に新編が公開された『まどマギ』にハマったのをきっかけに、しばらく映画館通いをしていたころに買い求めたものです。200タイトル以上、ダンボール数箱分あります。
さあ、どうしたものかと思っていたら、最近読んだ『ビブリア古書堂の事件手帖III』で、『インターステーラー』のパンフレットには古書価があることを知りました。なるほど、メルカリで見ると、3,333円のプライスが付いたものがありますね。他にも、高値が付くものがあるかも。処分するときは、映画パンフレット専門のショップを頼ろうと思います。
私は倉庫を改修した窓がない部屋で、会社員生活の大半を過ごしてきました。窓のある部屋にいたのは、営業時代の4年間と、あるプロジェクトの専従だった3か月間だけです。新しい部屋は、元役員室だった場所で、日当たりも良好です(これからの季節には問題ですが)。窓を開けると、いい風が入ってきます。
最近読んだ、こんな詩を思い出しました。
「無 題
やっぱり風は 吹くほうがいい
城跡の古い樹々は動き
雲も動く
すべてが動くと 病室の
私の胸も動き
やる気になるのだ
やっぱり風は 吹くほうがいい」
(『やっぱり風は吹くほうがいい 梅川文男遺作集』盛田書店)
中野重治が「先輩であり同僚」と呼んだプロレタリア詩人にして、戦後は松阪市の名物市長だった梅川文男については、また機会を改めて。
それでは今後とも当ブログをよろしくお願いします。
新しい仕事場にて。GW中でも早速仕事モードであまり片付いていないけれど、お部屋が明るくなって嬉しい?