さて、2月のHbA1Cは1月の6.7から0.1下がり6.6だった。ビールと日本酒を控えた程度で、大したことはやっていないのだが。桑葉茶の効果のほどはまだ不明である。
血圧も138と88で、平常値に戻りつつある。
ミックス焼きは控えているけれど、最近はおかあさんの店に週に2回は顔を出す。
一緒にテレビを見て、話をするのが楽しい。今夜は「鶴瓶の家族に乾杯」で、<安藤サクラ>朝ドラ「まんぷく」ロケ地・滋賀県東近江市で旅の回だった。
安藤サクラさん、自分が朝ドラヒロインと認識されていないことを嘆いていたが、ご自身が「ヒロイン」なる、ラプンツェルの檻で「王子様」を待っているだけの存在にとどまれない、天真爛漫で自由な精神をもった人ではないのか。そんな彼女の言動を見ているのは楽しかった。雪の中から青い葉を見せるうまそうな根深ネギをほしがってその家の雪かきを手伝い始めたり、ネギの代わりにまだ乾ききっていない半生の干し柿をもらってその場で食べてみたり(乾いていない生の部分はまだ渋い)、子どもたちと雪合戦を始めたり、見ていて和んだ。雪が積もっている状態でネギを抜こうとすると、折れてしまう可能性がある。雪が溶けてから掘り出して、スタジオに届けられた立派なネギを抱いて喜ぶサクラさんの笑顔が本当によかった。半乾きの干し柿のあまりの渋さにそれ以上食べるのを断念した彼女だが、その食べかけの干し柿を「干します」と持ち帰り、子どもたちと雪合戦になったときも、雪玉を浴びながら大切な干し柿が地面に落ちないように安全な場所に退避させていた。こういう人は信頼できる。
鶴瓶師匠が、苦手な「ふなずし」の食レポをさせられる展開もおもしろかった。地元の人たちとのやりとりをみていてもおもしろい。こんな人を「人たらし」というのだろう。
近江名物といえばふなずしだが、ふなずしの原料となるフナは、琵琶湖にしか生息しないニゴロブナだそうである。
食堂のおかあさんは、ふなずしはだめらしい。
「わかるわー」と私もいった。
以前ふなずしのお茶漬けセット食べさせてもらったことがある。しかし変な臭いがして塩辛いだけのことで、どこがうまいのかわからなかった。
父親の大好物だったくさやは最低最悪の匂いだったけれど、口に入れた瞬間、びっくりした。魚のうまみがギュッと凝縮されていたからだ。そのことをお母さんに話すと、
「お兄ちゃんなら、ふなずしも行けるんちゃう? ふなずしも、ちゃんとした老舗に行けばおいしいものが食べられるらしいで?」
と、お母さんいった。フナの下処理も大変だ。発酵食品なら温度管理、湿度管理、衛生管理も。冷蔵庫も空調もなかった時代から、品質管理をやり込んでいたお店に行けば、当然期待できる。
しかし、わざわざ高いお金を払って、好きでもないものを食べに行く気はないなあ。ニゴロブナが琵琶湖の固有種と知ったいまとなってはなおさらだ。あのお店のふなずしは1500円だったかな、もっとしたかも。それなら牛丼屋さんに行くよ。
血圧も138と88で、平常値に戻りつつある。
ミックス焼きは控えているけれど、最近はおかあさんの店に週に2回は顔を出す。
一緒にテレビを見て、話をするのが楽しい。今夜は「鶴瓶の家族に乾杯」で、<安藤サクラ>朝ドラ「まんぷく」ロケ地・滋賀県東近江市で旅の回だった。
安藤サクラさん、自分が朝ドラヒロインと認識されていないことを嘆いていたが、ご自身が「ヒロイン」なる、ラプンツェルの檻で「王子様」を待っているだけの存在にとどまれない、天真爛漫で自由な精神をもった人ではないのか。そんな彼女の言動を見ているのは楽しかった。雪の中から青い葉を見せるうまそうな根深ネギをほしがってその家の雪かきを手伝い始めたり、ネギの代わりにまだ乾ききっていない半生の干し柿をもらってその場で食べてみたり(乾いていない生の部分はまだ渋い)、子どもたちと雪合戦を始めたり、見ていて和んだ。雪が積もっている状態でネギを抜こうとすると、折れてしまう可能性がある。雪が溶けてから掘り出して、スタジオに届けられた立派なネギを抱いて喜ぶサクラさんの笑顔が本当によかった。半乾きの干し柿のあまりの渋さにそれ以上食べるのを断念した彼女だが、その食べかけの干し柿を「干します」と持ち帰り、子どもたちと雪合戦になったときも、雪玉を浴びながら大切な干し柿が地面に落ちないように安全な場所に退避させていた。こういう人は信頼できる。
鶴瓶師匠が、苦手な「ふなずし」の食レポをさせられる展開もおもしろかった。地元の人たちとのやりとりをみていてもおもしろい。こんな人を「人たらし」というのだろう。
近江名物といえばふなずしだが、ふなずしの原料となるフナは、琵琶湖にしか生息しないニゴロブナだそうである。
食堂のおかあさんは、ふなずしはだめらしい。
「わかるわー」と私もいった。
以前ふなずしのお茶漬けセット食べさせてもらったことがある。しかし変な臭いがして塩辛いだけのことで、どこがうまいのかわからなかった。
父親の大好物だったくさやは最低最悪の匂いだったけれど、口に入れた瞬間、びっくりした。魚のうまみがギュッと凝縮されていたからだ。そのことをお母さんに話すと、
「お兄ちゃんなら、ふなずしも行けるんちゃう? ふなずしも、ちゃんとした老舗に行けばおいしいものが食べられるらしいで?」
と、お母さんいった。フナの下処理も大変だ。発酵食品なら温度管理、湿度管理、衛生管理も。冷蔵庫も空調もなかった時代から、品質管理をやり込んでいたお店に行けば、当然期待できる。
しかし、わざわざ高いお金を払って、好きでもないものを食べに行く気はないなあ。ニゴロブナが琵琶湖の固有種と知ったいまとなってはなおさらだ。あのお店のふなずしは1500円だったかな、もっとしたかも。それなら牛丼屋さんに行くよ。
ふなずしがお好きな方もいらっしゃるのに、最初は「腐敗臭」などと書いていて。異文化への偏見と不寛容を自己批判し、お詫び申し上げます。
「そういえばおまえ、社員旅行の台湾で臭豆腐喜んで喰っておったやないか!」とセルフツッコミ。
あれは高雄だったかな、ガイドさんに話を聞いて、屋台で見つけて、チャレンジで買ってバスのなかで食べようとしたら、「乗ってくんな!」と叱られました。
バスの外で「早く喰い終われ!」とどやされながら、ビニール袋に入れられた、油で揚げ、豆板醤に浸した熱々の臭豆腐を口を火傷しながら貪り喰いました。
ものすごい臭いです!
しかし口に入れた瞬間のあの豊潤で官能的で至福の味わいはなんなんでしょうね。
あれはまた食べたいなあ。
チャンスがあればふなずしにもトライしてみようと思いました。