くっしーの徒然日記

TS-120S 入手時データ

ジャンク扱い品で購入した30年物のTS-120S。機能的には、冷えてると28MHzのVFOの下の方でアンロックするのと、ごくまれにAFが聞こえなくなるという症状が有る。とりあえず、電気性能はどんなものかと、仕事場の測定器で、ためしに測定してみた。


先ずはパワーを計ってみると、概ねどの周波数でも、90W位出ている。まあ、古い100W機なので、何もしない状態でこれならまあまあか。

次に、自宅で受信してるとあんまり聞こえてこない感じの受信感度を測定してみる。



スペック値は0.25μV(終端電圧)なので、efmで0.5μV=-6dBμVであるが、測定すると、これが意外にスペックより若干良い-8dBμVほど。家であんまり聞こえないので、感度が悪くなっているかと思ったが、意外に悪くない。多少は劣化しているのかもだが、駄目駄目ではなさそうだ。

周波数は、100Hz単位の表示しかないから微妙なんだが、下の数字に切り替わるギリギリの所に合わせて測って、+3Hz!以外に良い数字が出ている。もっともアナログVFOなので、見た感じで100Hz位は動いている時が有る感じなので、あんまり意味がないかな、、、、


【↑入手して間もなくの5/17に測定のデータ】

と言う事で、電気性能は意外にそこそこの値が出た30年物のTS-120であるが、いずれにしても30年の経年変化での劣化はじわじわと内部に来ているだろうから、とりあえず部品がきたら少しオーバーホールしないとね。

2017.05.17(6/1Up)

コメント一覧

くっしー
Foschiaさん、こんにちわ。

FoschiaさんもTS-120お持ちなのですね。是非探し出して火を入れてみて下さい。しばらく使ってなかくてもそれなりに動くのでは?なんて思っていますが。
受信感度測定は、正確にはSGとレベル計が必要になりますが、何度か聞いているとS/N10dBとか12dBSINADがこれ位かな?ってだいたい見当がつきますので、概略の所は、SGだけあれば判りますが、普通の人にはSG自体がかなり敷居の高い物かと思います。でも最近はヤフオクを見てるとジャンク扱いで安く1~3万位でSGが出ているので、ちゃんとしたレベル確認が出来る環境が手近にあれば、かなり敷居も下がってきているとは思います。
Foschia
TS-120Sの情報アップをありがとうございます。
昔に設計製造されたほうが作りがしっかりしているということでしょうかね。

我が家の屋根裏のどこかにTS-120Vが眠っています。何十年も放置しているので怖くて電源を入れられません…でしたが、怖いもの見たさで火入れしてみようと思います。
昔入手したRFワールド誌によると受信機の感度測定にはオーディオレベル計が必要と書いてありました。
ハードルの高さを感じます。
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