カメムシ

さてもつまらぬお話を・・・

事は高速バス乗車中のことと思召せ・・・

昨日は本を持たずウォークマンでひっそりとBGM気取りで風景をボンヤリ眺めていた。外の雑音をシャットアウトしてくれるので、実に快適・・・シャッフル状態でキャロルキングに始まり・・・古いオフコースやホイットニーヒューストン、B'Z・・・オペラ系など３０分位も・・・聞いてたかな・・・窓辺側に座ってたけど、ひょいとその淵を見たら・・・
えっ！え～～～～？

カ、カメムシっ？！？

うそ・・・お願い、こっちに来ないでくれ、そのままそのまま・・・頼むよ・・・と大声が出そうなのを噛み殺して必死に心の叫び・・・う・・・時々止まり、動かしてる・・・アンテナの様な長い頭の触手のような髭？？・・・左右に動かし、考えてるぞ・・・こら、こちらに来てはならない！
我が足が縮み思わず胸元迄引き寄せ、こら、身をよじりながら来るな、来るな～と・・・ジィ～と目は離さない・・・

目の前の背もたれに付いた網の袋を通り過ぎ、やっと端まで行き、運転手の側の背もたれに隠れた・・・戻るなよ～～～・・・(~_~;)
運転手の真後ろに居たから、運転の邪魔をしてはイケないとか、いつも思わず出てしまう大声を飲み込み、ひたすら口を閉じて祈るような小さな恐怖に怯えてたワタシであった。

ホッとしたのもつかの間、やっと能代市内に入って、降りる時、躊躇したものの、運転手さんには告げずにとっとと降りた。

はぁぁぁぁ・・・我ながら見事な位に冷や汗ものだった。

妹に話すとゲラゲラと大笑い・・・

だってさ～～・・・初めてだよ、こんなこと～・・・

どうやら妹はたまに実家の掃除に行ってくれてるらしいのだが、時々障子にへばりついたカメムシを発見しては駆除してくれたらしい・・・そのせいか、あちこちの部屋の扉が全部閉められてて・・・家の中をわが物顔で動き回るのを許さないとばかり・・・
あれは臭っくてさ～・・・堪らんのよ、ガムテープでも持ってれば良かったのにね。

おぃ、さすがにバッグにガムテープは持たないさ～・・・(^_^;)
ひとしきり笑ってから妹は家に着いて直ぐに窓を開けて空気を入れ替えようとしたワタシに、開けなくていいよ、カメムシ対策と・・・へっ？そなの？

で、、家には役所からの手紙で、プレミアム商品券の申請が受理されたというものと、介護保険の控除の余分な分が加算されるので申請を・・・という訳で市役所へ。
施設で無事に支払いをし、不足しないように小遣い分（医者代やパッド購入代など）も補足して、面会をして、実家に戻って開けた窓を閉めて無事にバスに間に合った。

妹に「カメムシに遭わないようにね」ニヤめきながら言われた・・・ムムム・・・二度とはご免だ！
帰りもウォークマン三昧・・・秋田駅に着いたら日暮れ時・・・あらま・・・流れてくる音楽・・・・・♪”逃げ～たらアカン、逃げたら～・・・せつ～なく　なるだけ～～ホーミタイト、大阪でブルース”♪
はい、お粗末・・・・・・・・・・・(笑)