眠むの木の今週のひとこと

京都の布団屋のブログです
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点検商法

2006-07-08 14:38:00 | お知らせ
書いた人 長男

最近、おふとんを使っての悪質商法での、
逮捕が多くなっています。
このような悪徳商法に寝具を使われるのは、
寝具業界にマジメに従事している者としては、
非常に悲しい限りです。

つい最近逮捕されたのは、お布団の悪徳商法の典型的売り方、
「点検商法」でした。点検商法はお布団の他に、
床下換気扇や、浄水器などなど色々な品でも起こってますが、
残念ながらお布団類(寝具系)がトップです…

個人的な意見ですが、
寝具はあまり買い換える物ではないので、
業者にターゲットにされる方の、
「寝具の知識(標準の価格や性能)」が少ない。
お布団の中身も見えにくい。このような商法では、
使いやすい商材なのかもしれません。

今回のニュースで被害のあった方の
被害総額が100万円オーバー。
被害にあわれた方が若い独身の方と聞いて、
個人的には開いた口がふさがらない状態でした…
このような手で被害にあわれる方の大半が、
高齢者の方か、50代以上の主婦に多いからです。

100万円のふとんが、どの様なふとんだったのか?
実際に、実用的なお布団ではありませんが、
色々な付加価値などをつけて、
100万円以上の値段がするお布団もあります。
しかし、今回のニュースでは、
どの様なふとんかが、書いていなかったので、
今回のふとんが粗悪品かどうか判りません…
しかし、このような販売の場合は、
残念ながら、低額品の可能性が多いです。

訪問販売では断る勇気も必要です。
そして、「ダニなどがいる、このままでは病気になる」
などと言われた時には、その場で決断せずに、
近くの寝具の専門店などにご相談されると、
良いと思います。

最近は飛び込みではなく、
アポイントメントを取るところが多くなっているようです。

これに対する、対応策のポイントですが…
●実在する寝具関連の団体やメー力一が、消費者に直接に、
電話することは絶対にありませんので、お気をつけ下さい。

●アポイントの時点で変だなと思ったら、
会う前に消費者センターや、各メーカーの相談窓口に相談を。

●契約後でも、8日以内なら無条件で契約を解除できる、
クーリング・オフ制度があります。
(ただし、代金総額が3,000円未満の現金取引は除外されます)。

不幸にも不本意な契約を交わしてしまった場合は、
迷わず、すぐに消費者センターへ相談して下さい。

最後に…
どうしても、ダニやカビなどが心配でと言われる方は、
最近では、お布団屋さんやクリーニング屋さんで、
お布団を水洗いできれいに出来る技術もありますので、
水での丸洗いをされますと、
ダニなども完全に排除できます。
丸洗いをする目安や仕上がり時間などはお近くの
寝具の専門店、もしくは、
クリーニング店さんにご相談ください。



レジ横の観葉植物の「サンスベリア(トラノオ)」から子供?
みたいなのが生えてきました。(^^)

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