先週、ジェームズタウンの博物館に行ってきました。
ジェームズタウンは、1607年にイギリスが北アメリカに置いた、最初の永続的植民地です。
既に、スペインは1565年にフロリダのセント・オーガスティンに入植していて、「このバージニアもスペインの領土だ」と主張していたため、入り組んだ地形をしていて、海からスペインの船に見つかりにくいという理由で、この場所が選ばれたそうです。
この博物館は、昔の集落があった場所に作られたようですが、建物はrecreation(再現物)と記載されていました。
屋内と屋外があり、見ごたえたっぷり、2時間半でも全部見られませんでした。
ディズニー映画のポカホンタスの舞台は、このJamestownです。
おもしろいと思ったこと2つ。
1つ目、屋内の博物館の一番最初に書かれていた、展示物を見るうえでの注意点。
画家が描いた絵や掘り出された物などから、その時代の生活などを知ることができますが、それを鵜呑みにしてはいけないということ。それぞれに、プラス面とマイナス面が書かれていました。
例えば、絵画によって、その時代の人々の服や生活を知ることができるけれども、絵には画家の個人的な視点が入っていることを忘れてはいけない、ということ。
クリティカルシンキングみたいですね。
ちなみに、ポカホンタスについて当時(ポカホンタス死後に)書かれた本では、話を美化していたり、真実ではないことを書いてあるそうです。
2つ目、この地に最初に到着した黒人についても、しっかり掘り下げられていること。
植民地なので、内容はイギリス人の入植者ともともとこの地に住んでいたネイティブアメリカンについてかと思いましたが、黒人についても書かれていて、確かに来訪者の黒人は、自分の先祖について知りたいし、なるほどなと思いました。
確か、ポルトガル船に乗っていた黒人奴隷を、バージニアに連れてきたのが、最初だそうです。
それは、ポルトガル船が被害にあった項目を保険に記載したからわかったとか!? 口頭で聞いただけなので、間違っていたらすみません。
砦の中。ずいぶん生活感がある砦で、建物内にベッドやキッチンがありました。