練習の帰り、満員電車のなかで1,2,1,2,2,2
とどこからともなく聞こえてきた。
読み方は
ワンッ、トゥッ、ワンッ、トゥッ、トゥッ、トゥッ
しかもキレが良い！
声の主を探すと
どうやら出入り口付近
に立っているいかにも仕事帰りな感じのおじさん
でも何か音楽を聴いてる様子で
超真剣にワンッ、トゥッ、ワンッ、トゥッ、トゥッ、トゥッ
って・・・
なになになに
たまに咳払いと一緒に
ウアアアン、トゥッ
とアレンジしてみたりして
も～気になっちゃって
何を聴いてワンツーワンツーなのか気になっちゃって
スリーフォーは言わなくていいのか気になっちゃって
静かな車内でオンステージになってる事に気づいてるのか気になっちゃって
でも『何聴いてるんですか？』なんて絶対聞けないから
遠くからおじさんを観察する事しかできず
私は乗り換え、おじさんはそのまま電車に乗ってってしまい
短かった『ぶらりワンツーおじさんとの電車の旅』はそこでおしまい
う～ん
ミステリィ～・・・また会えるだろうか・・・
本当はサラリーマン風座敷わらしかなんかで
私以外の人には見えてなかったんじゃないか・・・
えっっ何か良い事あるかも
そんな私の不思議体験でした。
ico