＜女性を護る＞出来ごと．． （母の回想）

［個人史］ 思想 信条 活動 使命 （ミッション）
※ 政治 家族 親子 こども いのち 未来 次世代

精子提供で産まれた子の記事を記した際に、 引用した記事に補足をつける。

＜貧婚生活＞
安月給の 国鉄職員だった父が、 戦争で亡くなった祖父に代わり 親兄弟の生活も支えていたというのだから 貧乏生活この上ない。

口減らしの為にヨメに出されたという 地方の貧農世帯出身の母 との新婚生活は 狭い屋根裏部屋から始まったと云う。

そこに 私を身ごもったとなれば 「とうて育てられない」 と、 あっさり 「堕胎」 で決心が付いたに違いない。

＜堕胎され損ね＞
父の指示で （ためらいなく）病院に向かった母は、 「絶対に処置しない」 と頑張る医師の説得でとうとう追い返されてしまったのだ。

その帰り道に待ちかまえていたのが 『暴漢』 である。 （むかしはザラだ）

母本人が不思議そうに話すのは、
「襲われて 『もうダメだ．．』と覚悟したとき、 急にその男は 弾かれたように跳び退いて、 土下座して謝まり、 何度も「カンベンしてくれ」 と叫びながら逃げて行った。　『いったいどうしたのか？』 と思った」
と、話すのである。

＜産まれる前から．．（ダイハード）＞
同じ話は 当時父自身も聞いたことだろう。

数年前 私が初めて聞かされたとき 『それは私が護ったな．．』 と直感したように、 当時の父も 「恋女房を護った子」 として堕胎を諦めたに違いない。

産まれる前から 九死に一生を得た 私の 歴史だ。

（記）

関連記事
08/07 親に会いたい子どもたち （続・精子提供受胎）
'06.08/23 ジョージィの住環境と略歴（２）-2

親に会いたい子どもたち （続・精子提供受胎）

［個人史］ 思想 信条 活動 使命 （ミッション）
※ 政治 家族 親子 こども いのち 未来 次世代

欧米とは根本的に 男女の文化 が異なる日本で、
深い考えもないまま 単純に 欧米を真似る姿勢が 子どもたちに大きなストレスを与えている。

前回の 記事 で、 提供された精子で誕生した子らも 声をあげ始めたとのことで 文化的背景 を知っておくのも必要だろう。

＜人格は育ての親が作る＞
高ＩＱや見た目の美形 等々、 欧米の精子ビジネスが掲げる ”売り” は、 実はあまり意味がない。

たくさんの子どもに接していれば判るが、
個人の性格 は同じ親から産まれてもそれぞれに異なり、 人格やしつけの善し悪し
は 育てた親にほぼ影響されているものだ。

＜遺伝上の父＞
終戦直後の中国で、 捨て置かれた日本人の子を我が子として育てたように、
日本でも 性的暴行を受けて妊娠した（見知らぬ男の）子を 「子どもに罪はない」 と、 自分の子として育てた家族も少なくはない。

クリスチャン文化の中で、 養子や里親などが 自然な形で行われている欧米を真似るだけが 本人の幸福に結びつかないことも 多々あることだろう。

（続）

関連記事
08/07 ＜精子提供受胎＞誕生の子の権利 （私見）
'06.08/23 ジョージィの住環境と略歴（２）-2

＜騙されない生き方＞中国餃子 回収品が再流通の謎

［個人史］ 思想 信条 活動 使命 （ミッション）
※シリーズ： 「私は騙される気などない！」、 政治 食の安全 中国叩き 中毒事件ねつ造

冷凍ギョーザ 中国国内で中毒 （ＮＨＫ） 8月6日 7時32分
【記事抜粋】　中国製の冷凍ギョーザに殺虫剤の成分が混入していた事件で、製造元の「天洋食品」が事件後に回収した冷凍ギョーザが中国国内で流通し、このギョーザを食べた人たちが中毒症状を起こしていたことがわかりました。
■ 外交筋によりますと、中毒症状を起こしたのは、冷凍ギョーザに殺虫剤が混入していた事件を受けて天洋食品が中国で回収した冷凍ギョーザをことし６月に食べた複数の中国人です。　◇ 回収された冷凍ギョーザがなぜ流通したのかは明らかになっていませんが、中毒は重い症状だったということです。
■ この中毒について、中国側は、ことし７月に北海道洞爺湖サミットが開かれる１週間ほど前に日本側に伝えたということです。
■ 日本で明らかになった冷凍ギョーザへの殺虫剤の成分の混入事件では、これまで、中国側は、中国国内で殺虫剤の成分が混入した可能性は低いと主張してきました。　◇ しかし、今回、日本で流通したものと同じ冷凍ギョーザが中国国内で流通し、中毒事件が起きていたことがわかったことから、外交筋は殺虫剤の成分は中国で混入した可能性が高まったとしています。
［記事全文］

＜高い隔壁＞
「流通過程」 で毒物を混入させた中毒事件で、 （日本に向けて流通後）回収した製品が なぜか？中国で（再）流通したなら 犯罪者 の思うつぼだ。

国際犯罪に発展するに違いない。

（続）

関連記事
08/07 ＜騙されない生き方＞米国は９１１、日本は中国餃子 ・・・ 本記事
08/06 ＜騙されない生き方＞アホな政治は無用論
05/30 ＜中国餃子＞事件を検証する

＜精子提供受胎＞誕生の子の権利 （私見）

［現代日本史］ 高度医療 人工授精 新家族文化 実験的医療
※ 政治 家族 親子 こども いのち 未来 次世代

精子提供で誕生 子の権利訴え （ＮＨＫ） 8月5日 4時13分
【記事抜粋】　第三者から精子の提供を受け、人工授精で生まれた人は国内に１万人以上いますが、提供者の名前が伏せられていることから、当事者たちが公開の討論会を開き、「自分の父親を知ることができるよう仕組みを整えてほしい」と訴えました。
■ この討論会は、横浜で開かれている国際学会の中で行われたもので、第三者から精子の提供を受けて人工授精で生まれた本人が、国内の公の場で自分の事を話すケースはほとんどないということです。
■ 討論会では、まず、第三者の精子で生まれた人たちの国際的なネットワークを作ったアメリカのビル・コードレイさんが、７か国の１００人余りに行ったアンケートの結果を発表しました。　◇ この中で、精子を提供した父親を知りたいと答えた人は８２％に上り、そのほとんどが父親に会いたいと答えていると述べました。
■ 日本ではこの方法が６０年前から行われ、すでに１万人以上が生まれています。
◆ １０年前に事実を知ったという４０代の日本の女性は「親の説明がうそだとわかり、自分自身が崩れてしまうように感じた。　◇ この医療を受ける夫婦は、子どもに積極的に事実を告げてほしいし、国は、遺伝上の父親を知ることができる仕組みを作ってほしい」と訴えました。
■ 討論会を開いた帝塚山大学の才村眞理教授は「イギリスやノルウェーなどでは匿名で精子を提供することを禁止し、生まれた子どもは父親を知ることができる。　◇ 日本でも子どもたちの立場に立って法律の整備を急ぐ必要がある」と話しています。
［記事全文］

＜高リスク＞
この手のケースで 「子」 が遺伝上の親を知りたいと願うのは、 家族関係の崩壊が発端となりそうに思う。

精子提供の男性も 基本が「ビジネス感覚」「優性意識」だから、 双方が共に社会的な成功を遂げていなければ かなり 悲惨な結末になりそうに思う。 （覚悟が必要）

（続）

関連記事
07/28 「３００日規定」 子どもはつらいよ（10） 「親に会えない３」