キャリアコンサルタントとして就職支援のセミナー講師や面談をする際の主要なテーマの一つに、面接対策がある。その中でも、自己PRや志望動機は採否を決める大きな要素となる。新卒採用から中高年の転職まで、業界や職種を問わず採用担当者が重視する共通事項だから。
このような面接対策のアドバイスをする際に、私が伝えるポイントが3つある。その一つが「リアリティー(現実感)」だ。面接マニュアル本には「具体的なエピソードを述べましょう」などと書かれている部分だが、私は誇張も卑屈もない「等身大の自分を自分の言葉で表現する」ことの意義を伝えたい。学生ならば人生経験も未熟だから多少の誇張や思い上がりもあってよいが、中高年ともなるとしっかりと自己理解や客観視ができているかは肝要だと思う。
例えば、人脈の広さをアピールしながらその大部分がSNS上の“お友達”だったり、キャリアアップのために自己研鑽を積んできたと言いながら、研修等のインプットばかりでアウトプット体験の乏しい頭でっかちだったり。採用側が知りたいのは、バーチャルリアリティーの世界の話ではなく、現実の「あなた」が仕事ができるのか、本気でやるのか、コミュニケーションが取れるのかということだ。「なるほどな」と納得できるかどうかということが大切なのだ。
では、対策はどうすればよいか。結局のところ、本人の経験値や人間力ということになるが、まずは本人が、良いことも悪いことも含めて自分自身にきちんと向き合って、それをできるだけ自己開示してもらうことが必要。そして、アドバイスや提案を素直に聞く姿勢も。それから自分の言葉で自分らしく表現する方法を考える。
面倒なことかもしれないが、キャリアのスタートや人生の転機にそのくらいの努力は惜しまないことだ。相手が望めば、そのプロセスに寄り添い可能性を引き出すことが私の仕事と考えている。
このような面接対策のアドバイスをする際に、私が伝えるポイントが3つある。その一つが「リアリティー(現実感)」だ。面接マニュアル本には「具体的なエピソードを述べましょう」などと書かれている部分だが、私は誇張も卑屈もない「等身大の自分を自分の言葉で表現する」ことの意義を伝えたい。学生ならば人生経験も未熟だから多少の誇張や思い上がりもあってよいが、中高年ともなるとしっかりと自己理解や客観視ができているかは肝要だと思う。
例えば、人脈の広さをアピールしながらその大部分がSNS上の“お友達”だったり、キャリアアップのために自己研鑽を積んできたと言いながら、研修等のインプットばかりでアウトプット体験の乏しい頭でっかちだったり。採用側が知りたいのは、バーチャルリアリティーの世界の話ではなく、現実の「あなた」が仕事ができるのか、本気でやるのか、コミュニケーションが取れるのかということだ。「なるほどな」と納得できるかどうかということが大切なのだ。
では、対策はどうすればよいか。結局のところ、本人の経験値や人間力ということになるが、まずは本人が、良いことも悪いことも含めて自分自身にきちんと向き合って、それをできるだけ自己開示してもらうことが必要。そして、アドバイスや提案を素直に聞く姿勢も。それから自分の言葉で自分らしく表現する方法を考える。
面倒なことかもしれないが、キャリアのスタートや人生の転機にそのくらいの努力は惜しまないことだ。相手が望めば、そのプロセスに寄り添い可能性を引き出すことが私の仕事と考えている。