ライフ&キャリアの制作現場

くらし、仕事、生き方のリセット、リメイク、リスタートのヒントになるような、なるべく本音でリアルな話にしたいと思います。

100.人生100年時代の社会人基礎力

2019-01-31 17:45:16 | 仕事 キャリア ライフキャリア
 「人生100年」と言われても、正直なところ実感はない。私の場合100年の半分余りの人生だし、この先数十年生きたとしても、その先のことなどイメージできない。想像してみたところで、今の想像以上に大きく世の中が変わっていることだろう。50年前、鉄腕アトムはあくまで空想アニメの話だったが、AIが身近に感じられるようになった今、空飛ぶペッパー君が現れても不思議ではない。そのような技術革新が目覚ましく進む一方で、日本では少子高齢化が進み人口減少社会が現実となることは間違いないのだろう。

 昨年、経済産業省が作成した「人生100年時代の社会人基礎力について」という報告書を見ていて、これからの時代は「公助、共助、自助」があるとすれば、「自助」の部分がますます大事になってくると改めて思った。できるだけ長く職場や地域社会で、自立して働いたり役割を担ったりしながら生きて行くためには、必要なヒューマンスキルをもう一度磨いておかないと、自分らしい暮らしや人生はままならないと感じた。

 私は今、ファイナンシャルプランナーやキャリアコンサルタントとして、研修企画、講師、個別相談等を行うことで人材育成や対人支援にかかわっているが、このような分野は将来AIに取って代わられて仕事がなくなるという意見もある。一つの見方として耳を傾ける必要はあるが、仕事の本質を理解していない評論家的な意見に右往左往する必要もない。どんな仕事でも、環境の変化や人のニーズに対応できなければ淘汰されるだけのことと考えるからだ。そして、競合や過渡期を経て、全体として適切な質を持った人材が必要な数だけ残ればよいと思う。

 そもそもあと何年生きるかなんてわからないのだから、仕事もくらしも雑念に惑わされず、一日一日をできるだけ大事に積み重ねて行く方がよい。その力になるヒントは、これまでの自分の人生や身近な人の生き様の中にもあると思う。
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