LiveInPeace☆9+25

「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

「家庭教育支援条例」(案)市議会提案方針を白紙撤回!?

2012-05-08 | 大阪「教育基本条例」

 大阪維新の会の大阪市議団は5月7日午後、、「家庭教育支援条例」の市議会提案方針を白紙撤回しました。5月1日に「原案提出」が報じられて以降条例案に対する批判が噴出し、7日には、「発達障害」のある子どもとその親を支援する市民団体13団体の代表らが、市議団の美延幹事長と会い抗議しました。その結果美延幹事長は白紙撤回を表明しました。
 しかしこのような差別条例が提出されようとしたこと事態がおそろしいことです。原案作成に至る経緯や大阪維新の会といかがわしい「親学」を提唱する団体との関係、橋下大阪維新の会代表の責任、なによりもこのような条例案を平気で出してこようとする維新の会の差別的・排他的・弱者切り捨てのイデオロギーと政策、責任逃れの体質は徹底して追及されなければなりません。そして彼らが大阪府・市のトップにある以上絶えず人権侵害・人権剥奪の危険が市民にふりかかるということを明らかにしています。いっそうの警戒と批判が必要です。

リブ・イン・ピース☆9+25も5月7日、以下の抗議文を大阪維新の会と大阪市議団各議員に提出しました。
※家庭教育支援条例(案)についての、大阪維新の会 大阪市議団への抗議文
http://www.liveinpeace925.com/war_responsibility/prtst_katei_kyoiku_jorei120507.htm

【記事】

※「維新の会」条例案「愛情不足で発達障害」に抗議(MBSニュース)
 http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE120507174500565987.shtml
※“発達障害”参考資料で謝罪(NHK)
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2004934041.html
※大阪維新の会:家庭教育支援条例案を白紙撤回 抗議受け(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/news/20120508k0000m010085000c.html
※維新の会、条例案提出を撤回 「偏見助長」など批判受け(朝日新聞)
http://www.asahi.com/edu/kosodate/news/OSK201205070092.html
※大阪維新の会条例案に「発達障害は愛着不足が要因」と不適切表現
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00222793.html(FNNニュース動画)
※”愛情不足で発達障害”条例案に批判の声 維新の会が謝罪し”白紙撤回”(KTV動画)
http://www.youtube.com/watch?v=vP6KVTgDddA

---以下抜粋引用-----
※”愛情不足で発達障害”条例案に批判の声 維新の会が謝罪し”白紙撤回”(KTV)http://www.ktv.co.jp/news/date/main.html#0401603より

・・・・
【「大阪維新の会」大阪市議団・美延映夫幹事長】
「ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます」
 
ただただ頭を下げる「大阪維新の会」大阪市議団の幹事長。
向かい合うのは、発達障害がある子どもの親たちでつくる市民団体のメンバーです。
 
【市民団体】
「発達障害への偏見を増幅しかねない。心が痛みました」
 
・・・・
(条例案の叩き台より)
「発達障害、虐待等の予防・防止の基本」
「乳幼児期の愛着形成の不足が、軽度発達障害またはそれに似た症状を誘発する大きな要因である」
 
叩き台の中では、発達障害は虐待と同様に親の愛情不足が要因で“我が国の伝統的子育て”によって予防できるとされています。
しかし、科学的には、発達障害は脳の機能障害とされ、愛情によって防げるという性質のものではありません。
 
【市民団体】
「非常にショックというかあ然としたというのが正直な気持ち。親を責めたり追い詰めたりする発想はやめてほしい」
 
・・・・
兵庫県芦屋市に住む佐伯比呂美さん。
中学1年生の長男(13)には自閉症という発達障害があります。
見えにくい障害といわれる発達障害ですが、徐々に社会の理解が進みつつあっただけに条例案の内容に呆れてしまったといいます。
 
【佐伯比呂美さん】
「いったいこの情報はどこから来たのかと思いました。これが現実の日本社会の自閉症に対する認識かと・・・」
 
批判を受けた維新の会は、7日になって「専門家が作った案を参考資料として配っただけ」として、叩き台であったことを否定しました。
しかし、当初はこの案を叩き台に条例案を提出する方針と話していて、矛盾は明らかです。
【美映幹事長】
「いずれ作りたいとは申しません。全て白紙と思っております。(『叩き台』を読んでどう思いましたか?)・・・確かに誤解を生む部分はあるなと」
 
偏見を招きかねない不適切な言葉。
維新の会は結局、条例案を白紙撤回することを決めました。

以下、5/7毎日新聞

(ハンマー)
 


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2012-05-09 03:00:42
家庭教育支援条例案を提案したのは、西成区選出の辻淳子さんです。
彼女は、3人の娘さんの母親です。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。