大阪/堺の地でガザ虐殺を止めたいためにスタンディングを10月から始めて20回以上になりました。これだけ続くとは思ってもみませんでした。イスラエルが止まることなく、それ以上に虐殺するとは思ってもみませんでした。それでも、目を背けていてはいけないと、ある参加者のスピーチを聞いて感じています。そのスピーチの紹介です。(さ)
中百舌鳥スタンディング行動
~ ガザ虐殺を止めるまで ~ 0516
(私たちは、堺市民有志の呼びかけで、イスラエルによるガザ大虐殺に抗議し、このジェノサイドを止めるために、毎月2回、第1・第3木曜日に、堺市内4カ所で同時行動を行っています。)
恐れていたことが始まってしまいました。イスラエルは、停戦協議の真っ最中に、しかもパレスチナ側・ハマスが停戦案の受け入れを発表したその日に、150万人もの避難民がひしめく、ガザ地区最南部の都市ラファへの攻撃を開始しました。ガザ全域の人々の命をつなぐ、人道支援物資の受け入れ口である検問所をイスラエル軍が制圧・封鎖したために、国連の支援物資を搬入できなくなっています。イスラエルは、ガザの全ての地域で、飢餓にさらされている人々を餓死に追いやろうとしています。停戦協議を踏みにじり、世界中からの非難の声を踏みにじり、軍事的攻撃と飢餓による新たな大虐殺を始めています。
イスラエルによる虐殺は7か月を過ぎました。死者は3万5000人を超え、1万人以上が行方不明となり、7万人以上が負傷し、100万人以上が壊滅的な飢餓にさらされています。世界中からの非難にもかかわらず、イスラエルは、「ハマスが隠れている」という口実で、この150万人の避難民がひしめくラファへの攻撃を始め、さらに人々の密集地にまで侵攻を拡大させようとしています。
ラファは、以前なら人口30万人、それが今は、ガザ全域から避難民が押し寄せて150万人に膨れ上がっています。空いている土地は見渡す限りテントで埋め尽くされ、電気も水道も医薬品もない極限の生活の中で苦しむ人々が密集している所に攻撃をしかけるなど、言語道断です。
イスラエルは「ハマスを標的にした攻撃」だと言いますが、実際にやっていることは、無差別大量虐殺です。最初から、これまでずっと、戦闘員と非戦闘員とを区別してはいません。
退避しろと言われても、ロバや荷車が使える人々はごくわずかで、徒歩で移動しなければならない人々が大半です。しかもどこへ避難すればいいのかも分からない、安全なところはどこにもなく、たとえラファから移動してもどこへ行ってもすべて深刻な食糧不足です。まともな治療も受けられないでいる負傷者・病人、着の身着のままで逃れてきた人たち、栄養失調で衰弱し疲れ切った人々は、逃げることさえできません。
一刻も早くイスラエルに停戦を受け入れさせ、人道支援物資を供給しなければなりません。
日本の主流メディアは、こうした惨状を、起こっている事態の深刻さに見合った形で報道しているとはとても言えません。
他にも、イスラエル軍による恐るべき戦争犯罪が次々に明らかになっています。イスラエル軍が包囲し攻撃した病院で、ブルドーザーで埋められた集団墓地がいくつも発見され、多くの遺体には、拷問、虐殺、生き埋めなどの跡が残っていました。ハンユニスという町のナセル病院、ガザ北部のシファ病院など、複数の病院で、遺体の数は少なくとも400人近くに上ります。手錠をかけられたり、両手をビニールテープで縛られたり、衣服をはぎ取られるなど、明らかな拷問の跡が見られ、病人や負傷者、多数の子ども達の遺体も発見されています。
戦車の踏み板やブルドーザーの車輪痕が残り、遺体の一部はゴミと混じり合っていました。
イスラエル軍は、「ハマス掃討」の口実で、とりわけ病院を標的にして集中的に攻撃してきました。その実態は、手当たり次第にパレスチナ人を捕らえては拷問・虐殺し、ブルドーザーで掘った穴の中にゴミのように捨てて証拠隠滅を図るという、恐るべき作戦だったのです。イスラエルは、これもまた、ハマスに罪をなすりつけるつもりなのでしょうか!
集団墓地はナセル病院だけでも4カ所、ガザ全体で十数カ所あると言われています。このことは、今回発見された事件が偶発的なものではなく、イスラエル軍による組織的・計画的な犯罪行為であることを示しています。それは、今までイスラエルを支持してきた欧米諸国にも、無視できない衝撃を与えています。国連だけでなく、EU、フランス、ドイツなど各国政府も集団墓地について独立した調査を求めています。
国際刑事裁判所ICCは、ナセル病院とシファ病院の医療関係者への事情聴取を行い、戦争犯罪について捜査を開始していると報じられています。イスラエルのこの蛮行、戦争犯罪を徹底追及しなければなりません。これらは氷山の一角です。
イスラエルは、ハマスが相手だと言いさえすれば、どんな蛮行も許されるかのように傍若無人の振る舞いを続けています。そして日本のメディアは、いまだに、ハマスをテロリストと決めつけるイスラエルや米国の主張をそっくりそのまま繰り返しています。そのことは、イスラエルを側面から支援し、虐殺に加担しているのと同じです。イスラエルはこれまでも常に、自分たちに逆らうものは「テロリスト」と決めつけ、レッテルを貼り、自分たちの蛮行・殺戮を正当化してきました。
そもそも、ハマスはテロ組織などではありません。2006年、民主的な手続きを経たパレスチナ総選挙で、圧倒的な支持を得て、正式に政権を委ねられた統治機関です。それを、イスラエルとアメリカが、自分たちの意に沿わない政権は認めないといって承認を拒み、さらには、対抗組織に公然と武器弾薬を供給し、内戦を煽ってきました。その結果、ヨルダン川西岸とガザ地区の二つの飛び地に、別々の統治機関が作られるという異常事態が生まれました。その全責任はイスラエルとアメリカにあります。
ハマスの正式名称は「イスラム抵抗運動」といいます。イスラエルによる軍事占領、植民地支配に対して抵抗する組織です。
事の始まりは昨年の10月7日ではなく、イスラエル建国が建国された1948年にあります。1948年5月15日、イスラエルの建国記念日は、パレスチナの人々にとってはナクバ(大惨事・大厄災)の日、昨日で76年になります。531もの村が襲撃され破壊され、住民は集団虐殺され、75万人が難民となりました。パレスチナの人々を武力で追い出し、イスラエルという植民地主義の侵略国家を建設したことが、今の事態の本当の始まりです。ハマスではなく、イスラエルによる軍事占領こそが、争いの根本原因です。
ネタニヤフ首相は、ハマスを壊滅させなければ平和はないと言いますが、なんという身勝手なこじつけでしょうか。傲慢にも程があります。イスラエルが軍事占領を続ける限り、たとえハマスが壊滅させられたとしても、新たな抵抗組織が立ち上がるでしょう。イスラエルが軍事占領を止めない限り平和は訪れません。
長い間、パレスチナの人々は、理由もなく日常的に銃口を突きつけられ、突然理由も告げられずに拘束される、そんな残酷な軍事占領の下での生活を強要されてきました。人間らしく生きるために、人としての尊厳をかけて抵抗すること、それは国際法で認められている「抵抗権」の行使です。テロではなく、レジスタンスです。日本のメディアはなぜこの大事なことを一言も伝えようとしないのでしょうか。
なぜ、イスラエルには、3万5000人以上も虐殺する「自衛権」、100万人以上を飢餓に追いやるような「自衛権」が認められるのでしょうか。武器も持たず、飢餓に苦しむ避難民150万人が密集する地域を一方的に攻撃する大虐殺が、「自衛」だとでもいうのでしょうか。パレスチナの人々の命をいったい何だと思っているのでしょう。
テロリストはいったい、どちらの方でしょうか? 今、実際にガザで起こっていることを見れば一目瞭然です。テロリストはイスラエル軍でありネタニヤフ政権の方です。これを全面的に支援し続けるアメリカ・バイデン政権の方です。
国内外の批判に押されて、米国はイスラエルへの弾薬の一部について、供給の一時的な停止を発表しました。これは全世界の闘いの成果です。しかしバイデン大統領は、「ラファ侵攻を始めたら弾薬の供給を停止する」と言明していたのに、すぐその後に「本格的な侵攻を始めたら」とトーンダウンさせました。つまり、もう始まっているラファ侵攻を事実上容認するということです。しかも、弾薬の輸送を1回見合わせただけで、すでにラファ攻撃に足りるだけの弾薬は供給済みだとの指摘もあります。おとといの14日には、10億ドル以上の新たな兵器供与を議会に通告しました。ラファ攻撃を強行するイスラエルを本気で止めようとしているとはとても思えません。水面下で口裏を合わせて、大統領選のために国内外の批判をかわそうとしているだけなら世界を欺く許しがたい茶番です。そんな欺瞞にだまされるわけにはいきません。
米国では、コロンビア大学をはじめ、学生たちがイスラエルと自国政府に対して、大規模な抗議行動を繰り広げ、急速に拡大しています。シオニストによる暴力的な妨害や警察による弾圧にも屈せず、すでに数千人もの逮捕者を出しながら、瞬く間に全米の大学に波及し、ベトナム反戦運動の再来とも言われています。学生たちの、このパレスチナ連帯行動は、イギリス、フランス、オランダ、ドイツ、スイスなどヨーロッパ各地に、そしてカナダ、ベネズエラ、チュニジア、トルコなど、世界中の大学に急速に拡大しています。それは、全世界的な反イスラエル闘争の様相を呈し始め、大きなうねりとなってイスラエルとアメリカを追いつめ始めました。私たちの声は、そうした世界中の仲間とつながっています。
イスラエル国内でも、建国記念日にネタニヤフ政権の退陣を求める10万人規模のデモが行われました。自らの保身のために虐殺を続けるネタニヤフ政権は、国内外で孤立を深めています。
日本は、今こそ平和憲法を擁する国として、国際的責務を果たすべきです。日本政府はイスラエル支持を止め、イスラエル軍需産業との取引を停止するべきです。私たちは、即時停戦、恒久的な停戦をイスラエルと米国に強く働きかけることを、日本政府に要求します。
ラファ侵攻を止め、虐殺を止め、飢餓を止め、恒久停戦を実現させるために、世界中の仲間と共に、あきらめずに声を上げ続けましょう。どうか、皆さんの力をお貸しください。スタンディングへの飛び入り参加、大歓迎です。
私たちは、ガザ虐殺を止めるまで、第1・第3木曜日に、堺東、泉北、鳳、そしてここ中百舌鳥で、この行動を続けています。どうか私たちの輪に加わって下さい。横断幕やプラカードの写真を撮って広げて下さい。拡散させてください。メディアが伝えようとしないことを、私たちの力で伝えましょう。ご協力をお願いいたします。
中百舌鳥スタンディング行動
~ ガザ虐殺を止めるまで ~ 0516
(私たちは、堺市民有志の呼びかけで、イスラエルによるガザ大虐殺に抗議し、このジェノサイドを止めるために、毎月2回、第1・第3木曜日に、堺市内4カ所で同時行動を行っています。)
恐れていたことが始まってしまいました。イスラエルは、停戦協議の真っ最中に、しかもパレスチナ側・ハマスが停戦案の受け入れを発表したその日に、150万人もの避難民がひしめく、ガザ地区最南部の都市ラファへの攻撃を開始しました。ガザ全域の人々の命をつなぐ、人道支援物資の受け入れ口である検問所をイスラエル軍が制圧・封鎖したために、国連の支援物資を搬入できなくなっています。イスラエルは、ガザの全ての地域で、飢餓にさらされている人々を餓死に追いやろうとしています。停戦協議を踏みにじり、世界中からの非難の声を踏みにじり、軍事的攻撃と飢餓による新たな大虐殺を始めています。
イスラエルによる虐殺は7か月を過ぎました。死者は3万5000人を超え、1万人以上が行方不明となり、7万人以上が負傷し、100万人以上が壊滅的な飢餓にさらされています。世界中からの非難にもかかわらず、イスラエルは、「ハマスが隠れている」という口実で、この150万人の避難民がひしめくラファへの攻撃を始め、さらに人々の密集地にまで侵攻を拡大させようとしています。
ラファは、以前なら人口30万人、それが今は、ガザ全域から避難民が押し寄せて150万人に膨れ上がっています。空いている土地は見渡す限りテントで埋め尽くされ、電気も水道も医薬品もない極限の生活の中で苦しむ人々が密集している所に攻撃をしかけるなど、言語道断です。
イスラエルは「ハマスを標的にした攻撃」だと言いますが、実際にやっていることは、無差別大量虐殺です。最初から、これまでずっと、戦闘員と非戦闘員とを区別してはいません。
退避しろと言われても、ロバや荷車が使える人々はごくわずかで、徒歩で移動しなければならない人々が大半です。しかもどこへ避難すればいいのかも分からない、安全なところはどこにもなく、たとえラファから移動してもどこへ行ってもすべて深刻な食糧不足です。まともな治療も受けられないでいる負傷者・病人、着の身着のままで逃れてきた人たち、栄養失調で衰弱し疲れ切った人々は、逃げることさえできません。
一刻も早くイスラエルに停戦を受け入れさせ、人道支援物資を供給しなければなりません。
日本の主流メディアは、こうした惨状を、起こっている事態の深刻さに見合った形で報道しているとはとても言えません。
他にも、イスラエル軍による恐るべき戦争犯罪が次々に明らかになっています。イスラエル軍が包囲し攻撃した病院で、ブルドーザーで埋められた集団墓地がいくつも発見され、多くの遺体には、拷問、虐殺、生き埋めなどの跡が残っていました。ハンユニスという町のナセル病院、ガザ北部のシファ病院など、複数の病院で、遺体の数は少なくとも400人近くに上ります。手錠をかけられたり、両手をビニールテープで縛られたり、衣服をはぎ取られるなど、明らかな拷問の跡が見られ、病人や負傷者、多数の子ども達の遺体も発見されています。
戦車の踏み板やブルドーザーの車輪痕が残り、遺体の一部はゴミと混じり合っていました。
イスラエル軍は、「ハマス掃討」の口実で、とりわけ病院を標的にして集中的に攻撃してきました。その実態は、手当たり次第にパレスチナ人を捕らえては拷問・虐殺し、ブルドーザーで掘った穴の中にゴミのように捨てて証拠隠滅を図るという、恐るべき作戦だったのです。イスラエルは、これもまた、ハマスに罪をなすりつけるつもりなのでしょうか!
集団墓地はナセル病院だけでも4カ所、ガザ全体で十数カ所あると言われています。このことは、今回発見された事件が偶発的なものではなく、イスラエル軍による組織的・計画的な犯罪行為であることを示しています。それは、今までイスラエルを支持してきた欧米諸国にも、無視できない衝撃を与えています。国連だけでなく、EU、フランス、ドイツなど各国政府も集団墓地について独立した調査を求めています。
国際刑事裁判所ICCは、ナセル病院とシファ病院の医療関係者への事情聴取を行い、戦争犯罪について捜査を開始していると報じられています。イスラエルのこの蛮行、戦争犯罪を徹底追及しなければなりません。これらは氷山の一角です。
イスラエルは、ハマスが相手だと言いさえすれば、どんな蛮行も許されるかのように傍若無人の振る舞いを続けています。そして日本のメディアは、いまだに、ハマスをテロリストと決めつけるイスラエルや米国の主張をそっくりそのまま繰り返しています。そのことは、イスラエルを側面から支援し、虐殺に加担しているのと同じです。イスラエルはこれまでも常に、自分たちに逆らうものは「テロリスト」と決めつけ、レッテルを貼り、自分たちの蛮行・殺戮を正当化してきました。
そもそも、ハマスはテロ組織などではありません。2006年、民主的な手続きを経たパレスチナ総選挙で、圧倒的な支持を得て、正式に政権を委ねられた統治機関です。それを、イスラエルとアメリカが、自分たちの意に沿わない政権は認めないといって承認を拒み、さらには、対抗組織に公然と武器弾薬を供給し、内戦を煽ってきました。その結果、ヨルダン川西岸とガザ地区の二つの飛び地に、別々の統治機関が作られるという異常事態が生まれました。その全責任はイスラエルとアメリカにあります。
ハマスの正式名称は「イスラム抵抗運動」といいます。イスラエルによる軍事占領、植民地支配に対して抵抗する組織です。
事の始まりは昨年の10月7日ではなく、イスラエル建国が建国された1948年にあります。1948年5月15日、イスラエルの建国記念日は、パレスチナの人々にとってはナクバ(大惨事・大厄災)の日、昨日で76年になります。531もの村が襲撃され破壊され、住民は集団虐殺され、75万人が難民となりました。パレスチナの人々を武力で追い出し、イスラエルという植民地主義の侵略国家を建設したことが、今の事態の本当の始まりです。ハマスではなく、イスラエルによる軍事占領こそが、争いの根本原因です。
ネタニヤフ首相は、ハマスを壊滅させなければ平和はないと言いますが、なんという身勝手なこじつけでしょうか。傲慢にも程があります。イスラエルが軍事占領を続ける限り、たとえハマスが壊滅させられたとしても、新たな抵抗組織が立ち上がるでしょう。イスラエルが軍事占領を止めない限り平和は訪れません。
長い間、パレスチナの人々は、理由もなく日常的に銃口を突きつけられ、突然理由も告げられずに拘束される、そんな残酷な軍事占領の下での生活を強要されてきました。人間らしく生きるために、人としての尊厳をかけて抵抗すること、それは国際法で認められている「抵抗権」の行使です。テロではなく、レジスタンスです。日本のメディアはなぜこの大事なことを一言も伝えようとしないのでしょうか。
なぜ、イスラエルには、3万5000人以上も虐殺する「自衛権」、100万人以上を飢餓に追いやるような「自衛権」が認められるのでしょうか。武器も持たず、飢餓に苦しむ避難民150万人が密集する地域を一方的に攻撃する大虐殺が、「自衛」だとでもいうのでしょうか。パレスチナの人々の命をいったい何だと思っているのでしょう。
テロリストはいったい、どちらの方でしょうか? 今、実際にガザで起こっていることを見れば一目瞭然です。テロリストはイスラエル軍でありネタニヤフ政権の方です。これを全面的に支援し続けるアメリカ・バイデン政権の方です。
国内外の批判に押されて、米国はイスラエルへの弾薬の一部について、供給の一時的な停止を発表しました。これは全世界の闘いの成果です。しかしバイデン大統領は、「ラファ侵攻を始めたら弾薬の供給を停止する」と言明していたのに、すぐその後に「本格的な侵攻を始めたら」とトーンダウンさせました。つまり、もう始まっているラファ侵攻を事実上容認するということです。しかも、弾薬の輸送を1回見合わせただけで、すでにラファ攻撃に足りるだけの弾薬は供給済みだとの指摘もあります。おとといの14日には、10億ドル以上の新たな兵器供与を議会に通告しました。ラファ攻撃を強行するイスラエルを本気で止めようとしているとはとても思えません。水面下で口裏を合わせて、大統領選のために国内外の批判をかわそうとしているだけなら世界を欺く許しがたい茶番です。そんな欺瞞にだまされるわけにはいきません。
米国では、コロンビア大学をはじめ、学生たちがイスラエルと自国政府に対して、大規模な抗議行動を繰り広げ、急速に拡大しています。シオニストによる暴力的な妨害や警察による弾圧にも屈せず、すでに数千人もの逮捕者を出しながら、瞬く間に全米の大学に波及し、ベトナム反戦運動の再来とも言われています。学生たちの、このパレスチナ連帯行動は、イギリス、フランス、オランダ、ドイツ、スイスなどヨーロッパ各地に、そしてカナダ、ベネズエラ、チュニジア、トルコなど、世界中の大学に急速に拡大しています。それは、全世界的な反イスラエル闘争の様相を呈し始め、大きなうねりとなってイスラエルとアメリカを追いつめ始めました。私たちの声は、そうした世界中の仲間とつながっています。
イスラエル国内でも、建国記念日にネタニヤフ政権の退陣を求める10万人規模のデモが行われました。自らの保身のために虐殺を続けるネタニヤフ政権は、国内外で孤立を深めています。
日本は、今こそ平和憲法を擁する国として、国際的責務を果たすべきです。日本政府はイスラエル支持を止め、イスラエル軍需産業との取引を停止するべきです。私たちは、即時停戦、恒久的な停戦をイスラエルと米国に強く働きかけることを、日本政府に要求します。
ラファ侵攻を止め、虐殺を止め、飢餓を止め、恒久停戦を実現させるために、世界中の仲間と共に、あきらめずに声を上げ続けましょう。どうか、皆さんの力をお貸しください。スタンディングへの飛び入り参加、大歓迎です。
私たちは、ガザ虐殺を止めるまで、第1・第3木曜日に、堺東、泉北、鳳、そしてここ中百舌鳥で、この行動を続けています。どうか私たちの輪に加わって下さい。横断幕やプラカードの写真を撮って広げて下さい。拡散させてください。メディアが伝えようとしないことを、私たちの力で伝えましょう。ご協力をお願いいたします。