尹美香(Yun Mihyang)代表が送る挺対協週間ニュース2015年第10号
3月23日(月)〜29日(日)
私は今、済州(Cheju)島に来ています。週末に済州平和ナビ(蝶)の大学生が講演会を開催するので、やって来ました。ここ済州は、既に桜の花が咲いている通りがあります。椿も魅惑的な美を誇っています。このように眩しいほどに美しい日に、血塗られた歴史が進行したということが、生き残った者たちに深い悲しみをもたらすようです。
私は、わが挺対協の活動を通して、戦争と武力紛争が、虐殺と強姦と暴力を再び引き起こせないように、再発防止のために、持てる力を尽くして頑張ろう、と思うようになりました。へたり込まず、最後まで、私たちの社会が紛争に向かうのではなく、平和に向かうことができるよう、一生懸命に活動します。
激励と支持、そして批判を共にして下さるようお願い申し上げ、2015年挺対協週間ニュース第10号をお送りします。
常任代表 尹美香(Yun Mihyang) 拝
3月23日(月曜日)
○尹(Yun) Sunmanハルモニを訪ねてお会いしました。
○久しぶりにShuimto〔ハルモニたちの安息所〕にて私たちは会食しました。
○米国メリーランド州は、日本軍「慰安婦」及び「人身売買」関連法案を採択しました。
3月24日(火曜日)
○午前10時事務所会議。
○午後1時、ソウル女性政策チームが事務所を訪問。光復(解放)70周年行事について協議しました。
○午後2時、社会的企業〔マリモンド〕の尹(Yun)Hongju代表と朴(Pak)Bohe氏が事務所を訪問。日本軍『慰安婦』被害者たちを記憶できる新たな活動を推進するために、挺対協とマリモンドが一緒に協力する仕事について話し合いました。
○春川(Cyunchon)におられる尹貞玉(Yun Jongok)先生を尹美香代表と金東姫(Kim Donghi)事務総長が一緒に訪ねてお会いしました。
○春川平和ナビ(蝶)の大学生が主催する講演会が、江原(Kangwon)大学で行われました。
3月25日(水曜日)
○第1171次、日本軍「慰安婦」問題解決のための定期水曜デモは、「平和ナビ・ネットワーク」と共に全国24の大学のキャンパスで同時に行われました。在韓日本大使館前の平和路では、「春川平和ナビ」が主管し、ソウル、京畿(Kyngi)道、釜山(Pusan)、蔚山(Ulsan)、金海(Kimhe)、済州(Cheju)に渡る各大学のキャンパスでは、学生が直接主管した「第1171次水曜デモの波」がつながりました。
3月26日(木曜日)
○「ナビ基金」に朗報が飛び込んできました。日本軍「慰安婦」被害者ハルモニたちの傍で、散らない花のように寄り添うという「少女と花そして物語(So・Hwa・I)」というサークルから、寄付106,500ウォンが送られてきました。
○ああ....胸痛みながらも感動的なニュースが、休息所(Shuim To)から来ました。金福童(Kim Boktong)ハルモニが、4月からナビ基金に毎月10万ウォンを、吉元玉(Kil Wonok)ハルモニは毎月3万ウォンを後援すると、事務所に知らせてくれと仰ったと言います。
○休息所(平和のわが家)に、大阪で活動している日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワークから、方清子(Pang Chongja)さん、西村さん、中川さん、松村さんが訪れ、今年1月、新年を迎えて金福童ハルモニが大阪朝鮮初級学校全校生徒に、お正月の贈り物を送って下さったことに対する感謝の手紙や贈り物を届けてくれました。続いて事務所を訪問し、一緒に食事をしながら交流しました。
3月27日(金曜日)
○警察庁人権センターから、「戦争と女性人権博物館」への訪問がありました。
○「戦争と女性人権博物館」に国会女性家族委員会上級専門委員と職員たち、女性家族部権益増進委員と職員たちが訪問し、見学をしました。
○Kyongso高校の生徒たちも、「戦争と女性人権博物館」グループ見学による体験学習活動を行いました。
○夕方7時、尹美香代表は全州(Chonju)に到着しました。「全羅北道同胞は一つ」が、平和碑建立を準備しながら、準備した講演会の会場でした。
3月28日(土曜日)
○飛行機に乗って、済州(Cheju)島に向かいます。済州大学「平和のナビ」の学生たちが、土曜日なのに尹美香代表を招いて、講演会を開催しました。
○全国各地域を巡ってみると、その何物にも変え難い貴重な宝物に出会うようになります。
○今日、「済州平和のナビ」講演会場で会ったこの子どもたちは、ナビ基金を集めて届けてくれます。 「Kocchawal(済州島の方言で、済州の原生林を指す:訳者)の小さな学校の千里の道ナビ基金」と封筒に書いて・・・。ハルモニたちが、私たちの挺対協が、歴史の責任を背負って重いけれど、しかし喜んで背負って行く荷物を、このように分け合ってくれるので、荷物は遥かに軽く、上機嫌にさえなります。
○南楊州(Namyangju)市のWabu高校の友人たちが、「戦争と女性人権博物館」を訪問しました。
○今日、「仁川(Inchon)希望のナビ」は、龍仁(Yongin)市の貴女(Kwinyo)ハルモニを訪ねて行き、ハルモニ訪問の消息を伝えてくれました。