ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.120
(2025.2.26 報告)
(コムーナ国家へ向けた憲法改正、全国人民協議の継続、コムーナの裁判官選挙 要約)
・ (コムーナ国家へ向けた憲法改正) 2月15日、マドゥロ大統領は、国民議会に憲法改正案を提出し、大規模な国民的議論を呼びかけた。昨年12月に「人民主権をいっそう強化する大規模な憲法改正を検討する」チームを結成して検討を進めてきた。1999年に制定された現憲法の枠組みの強化を目指している。 / 提案は4つの主要分野についてである。1)参加型直接民主主義の拡大と改善: 新しい民主的な国家システムを構築し、コムーナ権力、人民権力を組み込む取り組み。2)新しい社会の構築: ボリバル主義に基づく、より人間的な社会の方向へ前進する。3)新しい多様化された経済モデル: 自給自足。新たな経済の構築でさらに前進。4)憲法改正: 1999年憲法を新たな時代の進展にあわせて適応させる。 / 憲法を国の新しい現実に適応させ、参加型で主体的な民主主義を強化し、コムーナの権力を国家の基本軸として組み込むことを目指している。
・ (全国人民協議の継続) 昨年の2回に続く第3回「全国人民協議」(今年の1回目)が2月2日に行われた。「全国人民協議 (CPN)」は、地域の問題の解決を目的としたプロジェクトを人民が提案し投票できる選挙プロセスで、コムーナ権力・人民権力を強化し、公共事業の計画と実行への人民参加を促進することを目的としている。 / 住民は、まず人民集会で議論し、最大7つのプロジェクトを提案し、選挙日に希望する取り組みに投票する。ベネズエラ全土の1,101の区域にまたがる5,334のコムーナ・サーキットで行われ、各サーキットごとに1つの当選案が選ばれる。 / 各地で提案されたプロジェクトは36,600件以上にのぼる。選ばれたプロジェクトには政府が資金を提供する。 / コムーナ・サーキットは、コムーナが中心であり、複数のコンセホ・コムナール(コミューナル・カウンシル)とさまざまな組織や運動が集まったものである。 / 昨年4月と8月に2回行われた全国人民協議では、飲料水、道路、住宅、電力、教育、健康などの分野で数千のプロジェクトが取り上げられ、その多くが完了している。 / 全国人民協議は年4回行われることになっていて、今年2回目は4月27日の予定である。
・ (コムーナの裁判官選挙) 昨年12月15日にコムーナで「平和裁判官」の選挙が行われた。立法権と行政執行権を既に保持しているコムーナが、司法権も確立した。それも裁判官を人民の選挙で選ぶという、歴史的な、かつてない試みである。 / 全国選挙管理委員会 (CNE)が管理し、4,800以上のコムーナで15,000人以上の裁判官および同数の補欠が、52,000人以上の立候補者の中から選ばれた。今後、裁判官は4年ごとに地元の一般投票で選出される。 / 選挙権は15歳以上のすべての住民に与えられる。立候補者は25歳以上で当地に3年間以上居住し、良好な評判を得ていること、地元の習慣や法律を理解していることなど、必須の条件を満たしていることを確認するための審査プロセスを経る必要がある。また政治組織に所属することは禁じられる。
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(コムーナ国家へ向けた憲法改正)
teleSUR February 19, 2025
President Maduro Promotes Constitutional Reform to Build a Strong and Prosperous Venezuela by 2030 (マドゥロ大統領、2030年までに強く豊かなベネズエラを築くため憲法改正を推進)
ベネズエラは平等と社会的権利を保証する生産的で自立した経済の構築に向けて進んでいると、マドゥロ大統領は述べた。 / 大統領は、最近開かれた憲法改正のための「ブロード・ナショナル・コミッティ」の会議で、2030年までに平和と国際舞台での大きな存在感を特徴とする新たな国家のビジョンの輪郭を概説した。 / 演説の中で、この改革プロセスは人民に根ざした真の民意の行使であり、1999年に確立された憲法の枠組みを強化することを目指していると強調した。 / 大統領は、改革が1)参加型民主主義の拡大、2)新しい社会の構築、3)多様化した経済モデルの開発、4)憲法の改訂、という4つの主要分野に取り組むことを強調した。 / 最後に、大統領は、このプロセスは同国の歴史上前例のないものであり、初めて人民の積極的な参加を得て憲法に関する議論が行われている点を強調した。 / 過去の経験とは異なり、この改革は真に代表的で協議的なものとなることを目指しており、ベネズエラの政治的進化における画期的な出来事となることを強調した。
Orinoco Tribune February 16, 2025
Venezuela’s Constitutional Reform: Unveiling the Main Axes and Central Actors
(ベネズエラの憲法改正: 主要軸と中心的役割が明らかに)
2月15日、ニコラス・マドゥロ大統領は、ホルヘ・ロドリゲス国民議会議長に憲法改正案を提出した。憲法改正プロジェクトには約80条が含まれている。 / マドゥロ大統領は、この提案は議論すべき 4 つの主要分野を扱っていると述べた / 1)参加型直接民主主義の拡大と改善。「これは、新しい民主的な国家システムを構築し、コムーナ権力、社会的権力、人民権力を組み込む取り組みである。」 2)新しい社会の構築。「ボリバル主義に基づく、より人間的な社会のために確立されるべきパラメータ、価値、および原則を定義する。私たちは多中心的かつ多極的な世界に直面しており、この方向に前進しなければならない。」 3)新しい多様化された経済モデル。「依存しない自給自足。このモデルは構造的なもので極めて重要である。我々は自らの努力で良い結果を達成してきた。今、我々は新たな経済の構築でさらに前進しなければならない。」 4)「法的、憲法的、政治的観点から」憲法を改訂。 / 「我々は、国民的大討論会を開く用意ができている。そのことによって、ベネズエラ社会は歴史的改革の主唱者(protagonist)となる。それは1999年憲法を、新たな時代の進展にあわせて、新しい現代性に向けて、新時代に適応させるものである」「我々は、今、正しい時を迎えている」と大統領は述べた。 / この提案は、1999年憲法を国の新しい現実に適応させ、参加型で主体的な民主主義を強化し、コムーナの権力を国家の基本軸として組み込むことを目指していると、マドゥロ大統領は付け加えた。 / 大統領は、提案書で取り上げられているもう1つのテーマは、コミュニケーション、人工知能、新技術に関連すること、および心身の健康の問題であると指摘した。 / 憲法改正委員会 この目的のため、ベネズエラ大統領は幅広く包括的な全国委員会を創設し、宣誓がおこなわれた。この委員会は、協議プロセスとベネズエラ国民への提示に向けた憲法制定プロジェクトの準備を担当する。
teleSUR February 16, 2025
President Maduro Calls for a National Debate to Reform the 1999 Constitution
(マドゥロ大統領、1999年憲法の改正に向けた国民的議論を呼びかける)
マドゥロ大統領は、民主主義と社会正義を求めるベネズエラの重要な歴史的背景を強調し、1999年憲法を改正して新しい時代に適応させるための大規模な国民的議論を呼びかけた。 / 大統領は、参加型民主主義と直接民主主義の拡大・改善を提案している。これは、新しい民主的な国家システムを構築し、コムーナ権力、社会的権力、人民権力を組み込むための取り組みである。
teleSUR February 15, 2025
President Maduro Emphasizes That Constitutional Reform Will Be Discussed By the People
(マドゥロ大統領、憲法改正は人民が議論すると強調)
マドゥロ大統領は、2月10日にデジタル・プラットフォームと国営テレビで放送された番組「コン・マドゥロ + 」の最新版で、今年2月15日に「憲法草案を国民議会に提出し、全国で議論される」と発表した。 / マドゥロ大統領は、この改革の基本的な目的は「ベネズエラの民主主義を拡大し完成させ、新しい社会と現代性(modernity)を築き、将来の世代のための明確な経済モデルを確立すること」であると明言した。 / 大統領は、この憲法改革は、米国の一方的制裁など、外部および内部からの攻撃に屈しない、多様で独立した経済を持ち、自立できるベネズエラを目指すものであると強調した。
Orinoco Tribune December 21, 2024 Alba Ciudad
President Maduro Criticizes Bourgeois Democracy, Announces Constitutional Reform
(マドゥロ大統領、ブルジョア民主主義を批判し、憲法改正をアナウンス)
ニコラス・マドゥロ大統領は、「ベネズエラ社会をさらに民主化し、さらにいっそう人民に権限を付与し、ベネズエラの自由、国家主権、人民主権をいっそう強化する大規模な憲法改正を検討する」チームを結成したと発表した。
【コムーナの拡大・発展と裁判官の人民投票実施によって人民民主主義のいっそうの進展があった。そのことを踏まえて憲法改正が提起された。】
(全国人民協議の継続)
Orinoco Tribune February 20, 2025
Venezuela: April 27 Parliamentary and Governorship Elections Postponed Until May 25
(ベネズエラ: 4月27日の議会選挙と知事選挙が5月25日まで延期)
ベネズエラ選挙管理委員会は、全国のさまざまな民主的ファクターからの要請を受けて、議会選挙および知事選挙の延期を発表した。当初4月27日に予定されていた地方選挙は5月25日に延期される。コムーナが推進する開発プロジェクトを選択するための2回目の「全国人民協議」は4月27日のままである。【地方選挙と今年2回目の「全国人民協議」を4月27日に同時に行う予定だったのが、分離されたということのようだ。】
Venezuelanalysis February 4, 2025 Andreína Chávez Alava
Venezuelans Vote in Third ‘National Popular Consultation’ to Select State-Funded Projects
(ベネズエラ人民、国費負担プロジェクトを選択する第3回「全国人民協議」に投票)
ベネズエラ人民は、各地のアセンブリ―(local assemblies)で提案された36,600件以上のプロジェクトから望むものを選択。選ばれた各プロジェクトには1万ドルが授与される。 / ベネズエラ国民は、2月2日、政府から資金援助を受ける自主管理コミュニティ・プロジェクトを決定する第3回「全国人民協議」の投票に向かった。 / これは今年最初のもので、ニコラス・マドゥロ政権が2024年にこの取り組みを開始して以来3回目となる。草の根の選挙プロセスは、コミュニティ内の最も差し迫った問題に取り組むことを目指している。住民はまず人民集会に集まり、最大7つのプロジェクトを提案し、選挙日に希望する取り組みに投票する。 / 2月2日の投票は、ベネズエラ全土の1,101の区域にまたがる5,334のコムーナ・サーキットで行われ、各サーキットごとに1つの当選案が選ばれた。 / 各サーキットの中心はコムーナであり、複数のコンセホ・コムナール(コミューナル・カウンシル)、社会的財産企業(social property enterprises)、さまざまな運動が集まった、集会主導型の人民権力組織(assembly-driven popular power organization)である。 / 15歳以上のすべての市民に参加資格がある。 / マドゥロ大統領は、2月2日の投票の成功を称賛し、今後2年以内に少なくとも6,000のコムーナを設立するよう国民に促した。現在、ベネズエラには約3,000のコムーナがあり、統合の度合いが異なるが、5,334のコムーナ・サーキットがある。 / 過去2回の「全国人民協議」は、昨年4月21日と8月25日に行われた。どちらの場合も、承認されたイニシアチブの大部分は、水、電力供給、道路インフラ、医療、環境問題という 5 つの主要分野に焦点を当てていた。
teleSUR February 2, 2025
Venezuela Successfully Holds First Communal Consultation of 2025: Massive Participation and Progress
(ベネズエラ、2025年の最初の「全国人民協議」を成功裏に開催: 大規模な参加と進歩)
「全国自治体選挙管理委員会 (CNEC)」 は、投票所が通常どおり運営され、市民の投票率が高く、地域に直接影響を与えるプロジェクトを決定する権利を熱心に行使していると報告している。 / この協議でベネズエラの人々は36,000の地域プロジェクトから選択し、各コムーナ・サーキットに7つずつ選ばれていると、CNEC のメンバーであるカロリーナ・アレジャノは強調している。【36,685件の提案の中から5,334件のプロジェクトが政府資金の対象として選定される。(by Orinoco Tribune / February 2, 2025)】 / また、2024年の「人民協議」で達成された成果についても強調された。この協議では、飲料水、道路、住宅、電力、教育、健康などの優先分野で数千のプロジェクトが取り上げられた。 / 最も重要な進歩として、アレジャノは、水道サービスに関連する2,937件、道路インフラ1,900件、住宅1,768件、電力1,597件、教育1,168件、健康1,127件のプロジェクトの完了を挙げている。
teleSUR February 2, 2025
Community Consultations Are the Backbone of the Bolivarian Revolution
(「全国人民協議」はボリバル革命のバックボーン)
この日の「人民協議」に先立ち、15歳以上のすべての国民が参加できる地域集会が行われた。 / 具体的には、この直接民主主義のプロセスは4 つの段階を経て展開される。 / 1-. 地域社会評議会は地域開発に関する具体的な提案を提示する。 2-. 住民は自分たちの地域で提示された提案について議論するために集会を組織する。 3-. 投票日に市民は自分たちの地域で優先したい開発プロジェクトに投票する。 4-. 最も多くの票を獲得した開発プロジェクトはベネズエラ政府から実施資金を受け取る。
【「ラテンアメリカの革命的大衆闘争」(2025.02.03 Monday)に全訳あり】
teleSUR February 2, 2025
Venezuela Holds First National Popular Consultation of 2025
(ベネズエラ、2025年の最初の国民投票を実施)
「2025年、我々は、ウゴ・チャベス司令官が夢見たベネズエラを現実のものにしようとしている」とマドゥロ大統領は述べた。 / ベネズエラは、2月2日、2025年の最初の国民投票を実施。5,334のコムーナ・サーキットに組織された国民は、集会を通じて自ら提案した開発プロジェクトに優先順位をつける。 / この民主的な取り組みでは、各コムーナは、人々から提出された36,600を超える提案から7つの優先プロジェクトを選択しなければならない。 / 2月2日の「協議」は、2025年に計画されている4つの「全国人民協議」の最初のものである。これは、ベネズエラ人民に徐々に意思決定権を移譲するという、マドゥロ大統領が推進している戦略の一部である。
teleSUR January 30, 2025
Venezuela: 36,685 Projects Submitted for the First National Popular Consultation on Sunday
(ベネズエラ: 日曜日に行われる今年の第1回「全国人民協議」に36,685件のプロジェクトが提出された)
コムーナ社会運動人民権力担当相アンヘル・プラドが自身のTelegramチャンネルで発表したところによると、ベネズエラの人民権力・コムーナから、第1回「全国人民協議(CPN)2025」に向け合計36,685件のコミュニティ・イニシアチブが提出された。 / プロジェクトは、コミュニティ開発に不可欠なさまざまな分野を網羅している。 / 水分野のプロジェクト6,481件。 住宅および居住地のプロジェクト5,136件。 道路インフラのプロジェクト4,681件。 電力部門 4,160。 教育部門 3,945。 医療部門 3,123。 スポーツとレクリエーション部門 2,129。 / 2月2日(日)、ベネズエラ国民は、全国 5,245か所の投票所で行われる選挙プロセスで、最も関連性の高いプロジェクトの選択に参加する。 / 「全国人民協議」: 参加型民主主義のメカニズム 「全国人民協議 (CPN)」は、地域の問題の解決を目的としたコミュニティ・プロジェクトを市民が提案し投票できるコミュニティ選挙プロセス。ベネズエラには5,300を超えるコムーナとコムーナ・サーキットがあり、この枠組み内でイニシアチブを提示できる。 / マドゥロ大統領によると、「CPN」はコムーナ権力と人民権力を強化し、公共事業の計画と実行への市民の参加を促進することを目的としている。 / これまでの協議結果と政府の取り組み 2024年は2回の「全国人民協議」を開催し(4月21日と8月25日)、以下の提案が記録された。 水関連プロジェクト2,259件。 道路インフラ1,319件。 住宅・居住地1,239件。 電力1,153件。 教育873件。 医療798件。 / 「CPN」は、コミュニティ・エンパワーメントを通じてより公平で公正な社会を構築することを目的とした「社会変革」の柱の下、「7つの変革計画2025~2031年」の一部である。
【「全国人民協議」: (英語)National Popular Consultation / (スペイン語)Consulta Popular Nacional → CPN / コムーナ・サーキット: コムーナを中心として、正式にコムーナになる直前のものや他の組織・運動も含めたもの。】
teleSUR January 15, 2025
President Maduro Announces National Consultation and Constitutional Reform
(マドゥロ大統領、全国人民協議と憲法改正を発表)
マドゥロ大統領は、毎年恒例の国民へのメッセージの中で、国の将来を築く上で国民の参加が重要であることを強調した。 / 大統領は、2025年最初の全国人民協議が2月2日に開催されることを報告した。この協議は、ベネズエラの民主主義を強化するための一連の取り組みの一部である。 / さらに大統領は、憲法の包括的な改革を実行することを目的とした憲法協議の開催を発表した。この改革は、民主主義を拡大し、ベネズエラ社会の輪郭を定義し、新しい経済の基礎を築くことを目指す。
(コムーナの裁判官選挙)
teleSUR December 15, 2024
Historic Election Day: Venezuela’s CNE Responds to High Voter Turnout with Extended Hours
(歴史的な選挙日: ベネズエラの CNE は投票率の高さに応えて開票時間を延長)
全国4,817のセンターで30,000人以上の裁判官が選出される予定であり、ベネズエラ全国選挙管理委員会 (CNE)は、地域社会の正義を強化し、地域社会内の平和を促進するために、この日が重要であることを強調している。
Venezuelanalysis December 12, 2024 Andreína Chávez Alava
Venezuela Prepares for Election to Select Local ‘Peace Judges’
(ベネズエラ、各地域の「平和判事」を選ぶ選挙の準備)
ベネズエラ人民は、12月15日に、新たな草の根民主主義を確立するための国の取り組みの一環として、3万人の「コミュニティ平和判事」を選ぶための地方選挙の投票所に向かう。 / 12月15日の投票は、ベネズエラ全土に広がる4,000以上のコムーナル・サーキットで行われ、その中には481の先住民コミュニティも含まれる。各巡回区は、コムーナ(複数のコンセホ・コムナールとさまざまな社会組織で構成される集会主導の組織)を中心に構成されている。有権者は、52,288 人の候補者から、巡回区ごとに 2 人または 3 人ずつ、合計 15,000 人の平和判事とその代理を選出する。 / 15 歳以上のすべての国民に参加資格がある。 / 平和裁判官は4年ごとに地元の一般投票で選出されることも規定されている。 / 各候補者は、25歳以上であること、代表を希望するコミュニティに最低3年間居住していること、評判が良いこと、地元の慣習や法律を理解していることなど、必須の基準を満たしていることを確認するための審査プロセスを受けた。平和判事は、また、政治組織に所属することも禁じられている。 / 人民投票で選出される平和判事の導入は、コミュニティが国から1万ドルの資金提供を受けた地域プロジェクトを選んだ2回の「全国人民協議」に続くものである。コムーナ省筋は、11月に予定されていた3回目の協議は中止され、2025年初頭に再スケジュールされる、とVenezuelanalysisに対して伝えた。 【「ラテンアメリカの革命的大衆闘争」(2024.12.13 Friday)に全訳あり】
Orinoco Tribune December 6, 2024
Venezuelan Minister of Communes: People Will Elect Leaders With Moral Integrity for Communal Justices of Peace (ベネズエラのコムーナ相: 人々は道徳的誠実さを備えた指導者をコムーナ治安判事に選出するだろう)
15,000人以上の裁判官とその補欠15,000人が12月15日に選出される。 / 「我々はすでにコムーナと労働委員会で執行権を持っている。選挙権と立法権も持っている。今度はコムーナで司法権を持つことになるが、それは人民が望み、要求していることだ。」 / 4,861のコムーナと先住民コミュニティで司法選挙 コムーナ相プラドは、12月4日に次のように報告した。「我々は4,000以上のコムーナで同時に集会を開催した。我々はすでに選挙運動中だ。選挙は4,861のコムーナで行われる。また、独自の慣習、伝統、司法の執行方法を持つ先住民コミュニティもある。この選挙プロセスに関連するコンセホ・コムナールは43,544ある」と。
【「ラテンアメリカの革命的大衆闘争」(2024.12.07 Saturday)に全訳あり】