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シリーズ「都構想」住民投票で「反対」に投票を!(1) 棄権ではなく反対を! 橋下・維新政治にNO

2015-04-21 | 橋下・維新の会にNO!

 5月17日に、いわゆる「大阪都構想」の賛否を問う大阪市の住民投票が行われます。大阪市民の皆さん! 住民投票に出かけ、「反対」に投票してください。大阪市民以外の全国の皆さんは、大阪市民の家族・知人・友人に働きかけ反対投票するよう呼びかけてください。

 私たちは「都構想」に断固反対です。橋下大阪市長と「大阪維新の会」がこれまでやってきたことは、権力を乱用し、公務員を違法なやり方で攻撃し、住民の医療・福祉・生活を破壊することでした。「都構想」を可決することは、こうした橋下・維新政治をこれからも続けさせることになります。

 橋下・維新は、住民投票で「都構想」を可決するために、なりふり構わない姿勢です。市の予算で作った説明資料の表紙をめくると、いきなり橋下市長の一方的な主張が載っています。この資料を市内160万世帯全戸に配布しました。そして、これも市の予算で、市内各地で「説明会」を連日行っています。この説明会も、橋下市長の、夢を振りまくような一方的な主張に時間が割かれ、質問の機会は制限されています。「都構想」反対の立場からの質問があると、橋下市長が高圧的な態度で封じ込めようとします。こんな一方的なことを、市の予算で行うなど許せません。
都構想説明会 初の週末「大入り」定員の3倍近く 「質問させろ!」市民もアツく(産経新聞)
4会派「橋下氏は中立性欠く」/都構想説明会の改善申し入れ(四国新聞)

 橋下市長は、「車を買う時にいちいち設計図なんか読まない」と、意図的に「都構想」の重要な内容を明らかにしないまま住民投票に持ち込もうとしています。可決されれば、橋下市長が独断で決められる部分が多いのです。橋下市長の好きな「白紙委任」そのものです。

 今回の「住民投票」は、その名前とは裏腹の、民主主義に真っ向から反するものなのです。

 しかし、どんなに不当なものであっても住民投票は行わます。最低投票率は設定されず、どんなに投票率が低くとも成立し、1票でも多い方が勝利となります。しかも、この投票結果が最終決定となり、12月の大阪市長選挙でたとえ大阪市解体に反対の市長が誕生しても止められません。

 「都構想」に反対の人、疑問を持つ人、中身が分からず判断できない人が、住民投票を棄権することは、橋下・維新の思うつぼです。反対の人はもちろん、よく分からない人も、このような強引で拙速なやり方にブレーキをかけるため、「反対」の投票をしてください。

 そして、この住民投票を、橋下・維新政治全体に不信任を突きつける場としましょう。住民投票の結果の影響は、「都構想」の是非に止まりません。落ち目の橋下・維新を復活させるか、一層の凋落に追い込むかの、分岐点でもあります。橋下・維新は、2008年の橋下の大阪府知事就任以来、新自由主義と反動的・極右的思想に基づいて、教育破壊、労働組合つぶし、生活破壊と民営化を強引に推進してきました。5月の住民投票で否決すれば、橋下・維新に大きなブレーキをかけることができます。逆に、可決されれば、橋下・維新は大阪市政と府政の両方でやりたい放題となりかねません。

 それだけではありません。安倍政権の反動的・極右的政治にブレーキをかけるためにも、橋下・維新に終止符を打つことが重要です。安倍首相と橋下市長は極右・新自由主義の思想と政策で全く同じです。大阪は、「日の丸」「君が代」強制や新自由主義・エリート教育をはじめとする教育反動攻撃において、全国の最先頭を走っています。それが継続され、さらに拍車をかけられるか、ここで歯止めをかけられるかが、安倍政権による日本全体の教育政策に大きな影響を与えるのは間違いありません。労働者・労働組合攻撃においても同様です。

 そして特に注意を払わなければならないのが、安倍政権による憲法改悪の企てとの関係です。国会で憲法改悪を発議できる3分の2の議席を確保するために、安倍首相が最も頼りにしているのが橋下・維新なのです。今回の住民投票は、憲法改悪阻止の闘いにとっても重要な意味を持ちます。
安倍首相:「大阪都」に理解…改憲、維新協力に期待(毎日新聞)

(つづく)次回以降、「都構想」の問題点について、書いていきます。

by ウナイ


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