旅と山を愛する花咲爺日記

歴史ある街、素晴らしい自然を旅し、高山植物、公園や街路の花壇に可憐に咲く花を、ブログにて記録することにしました。

1万円でできる木製ブドウ棚(パーツ編)

2022-04-07 14:40:31 | ガーデニング 園芸用品・ノウハウ

かれこれ20年以上、木製ブドウ棚でブドウを育てている。剪定は自分で言うのもなんだが滅茶苦茶。肥料をやったことはほとんどないが、毎年のように実をつけてくれる。孫や親戚にも美味しいと言われるようになった。

構造上の主要材料は、焼き丸太(直径6cm、長さ180cm)、2×4の木材、1×4の木材。基礎はフェンス基礎用コンクリートブロックあるいは、普通のコンクリートブロックを使用。

https://item.rakuten.co.jp/hirano-block/10000000/

設備上の課題は4つあった。
①パーツの使いまわしがきく、木製ブドウ棚を維持すること
②地中部の焼き丸太の腐食の影響を最小限にすること
③台風による強風、地震の揺れに強いこと
④積雪による部材の撓みが少なくて済むこと

①は、何かのついでに手に入れた資材、再利用可能な資材が使えることである。焼き丸太、2×4の木材、1×4の木材、コンクリートブロックはニーズにマッチしている。

②は、腐食が進むと5年に一度は焼き丸太を交換しなくてはならなくなる。腐食した部分を切って、ブドウ棚の地上高を維持する簡易基礎(束石ではない)をイメージした。これまでは、フェンス用コンクリートのブロックの中空のもの、焼き丸太外周部に塩ビ管を挿入するなどの対策で腐食の進行を遅らせる方法を選択している。

③は、支柱を4本とせず、6本とすることで、支柱が1、2本が傾いたりしても棚全体を維持しやすくした。焼き丸太と2×4の木材の接合部分は、根太受け金物、平板を活用した。
天井部の接合は、アングルを使用予定。


https://www.takumi-probook.jp/products/detail.php?product_id=4420334&parents_code=442-0334


一般的には、2×4の部材接合にシンプソン金具が使われるが、リジットにすればするほど部材が損壊しやすくなる。やや隙間ある程度で十分と思う。

④以前は、2×4、1×4とも面積の広い面を上に向けて設置したが、平面図上の面積が増えれば増えるほどそこに雪が積もりやすくなり、融雪期は雪の重みでの木材が撓んでしまう。そこで、面積が少ない木材の側面部分を上にすることで(平面図上の面積を最小限とし)、補強用建築金物としてアングルを使用した。なお、側面部分を上に向けることにより棚の天井部の地上高が12cm高くなった。これにより雪に埋もれにくくなった。

 

コスト的には、木材費用で、焼き丸太6本(5000円)、2×4の木材3本(1800円)、1×4の木材3本(1200円)併せて、8000円くらいになる。以前は5000円くらいで済んでいた。
建築金物は、ホームセンターの2×4金物コーナーで探せば、高いものでせいぜい1個300円前後。安いもので100円未満のものがある。金物にはそんなに金をかける必要はない。3000円もあればおつりがきそうだ。

今回基礎で使用する、コンクリートブロックは過去に使用した木製フェンス基礎の流用品。コンクリート工場渡しで一個800円だった。セメント使用しなければ何度も流用できるのである。

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庭のマーキング

2022-01-06 07:16:21 | ガーデニング 園芸用品・ノウハウ

園芸店、ホームセンターでは、庭のどこに何を植えたのか、庭のその場所に植えてある品種を特定する手段として、白いプラスチックのネーム用プレートが売られている。が、どの範囲まで植えているのか、このプレートで特定するのは現実的ではない。

経験的にやっていることなのであるが、冬囲いに使う根曲がり竹を20cmくらいにカットしたもの(円柱状の形状)、それをさらに半割したもの、二種類を用意することで、植栽管理(以降、「マーキング」という)するようにしている。

作業手順はいたって簡単。

・根曲がり竹は、何年も冬囲いしてボロボロになりつつあるものを選び、ノコギリで20cmくらいの長さに切断
・半割作業とは、竹の割れ目が目立ってきたものを選んでバールでこじ開ける作業

 

マーキングは、球根、宿根別に区分して実施。

便宜上、球根は、円柱状の竹4本を、植えてある四隅に植えこむ。
宿根の場合は、半割した竹4本を、R部の中心が植えてある四隅の中心に一致するように植えこむ。

 

こうすれば、雪解け時に、どれか1本破損しても、植えてあるものを踏むなど、開花を阻害することはない。あるいは、雪解け時等、根腐れでの宿根消失が発見しやすくなる。

 

画像は昨年7月上旬の庭の風景。


小株の花の苗を中心に四隅に竹でマーキングしているが、画像では、伸びた宿根の陰となり、あまり目立たない。

本来は、庭の配置図を作成すべきなのだが、図面作成するより先に、感覚的な判断で植え替え、補充することが多いため、この方法なら、多少記憶がはっきりしない場合でも、間違うことはない気がしているところである。

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芝生の管理 どれだけ手間をかけるか?

2021-11-11 13:01:45 | ガーデニング 園芸用品・ノウハウ

今年は、少雨と猛暑が重なり、庭の芝生が枯れそうになり、屋外の散水栓が水漏れで使えない中、お盆の前後、家の洗面所でバケツに水を汲み柄杓で芝生に水撒きをする事態となった。
幸い、芝は枯れずに済んだ。

 

こういう経緯があり、芝生の管理の仕方について調べることを思い立った。
花の本は多いが、芝生の本となると極端に少ない。
「一年中美しい 家庭で楽しむ 芝生づくり 12か月」(武井和久)を読んでみた。

我が庭の芝は、おそらく寒地型芝で年間を通じてこまめな管理が必要と書いてある。分類上は観賞用であることも理解した。


さらに、雑草対策については、「芝生が健全で密な状態にあると、雑草はあまり生えてきません。刈り込みや水やりなど一連の管理作業を適切に行い、雑草の入るすきまのない密な芝生をつくることが、最善の雑草対策です」とある。

確かにそのとおりと思う。しかし、これ以上作業量は増やしたくない。

管理実態を説明しておきたい。

毎年、巻いた張芝を購入している。今年は二巻購入した。

例年実施している作業は次の通り。

・雪解け直後にエアレーションを実施
・雑草が目立つところの芝を毎年張り替える
・草取りは、春から初夏まで
・夏場の水撒き(猛暑対策)
・芝高さが数cmくらいで芝刈りを実施(年間芝刈り回数は7回くらい?)

これ以上の手のかかることはあまりしない。
目先あまり作業量が増えない範囲で芝はなんとか良くしたい。虫の良い話なのである。

 

読んでみて、参考となった事項がかなりあった。

・日当たりがよい場所に芝を植える(当たり前の話)
・排水を考えた傾斜が必要
・土は砂80%くらい(粘土質20%?)
・ケンタッキーブルーグラスの場合の刈り高さは25~30ミリ
・目土は均等高さとなるようにタケボウキでならす
・プランターで自家製ソッドをつくる(芝の張替の補充)
・雑草取りは、除草フォークなどでの手取りが基本
・未分解の有機物、落ち葉等を放置しない
・夏場は刈り高を低くしてはいけない(芝が弱る)
・夏場の散水は昼間を避ける(散水ホース内に残った水の散布は避ける)
・刈り高を細かく調整できる芝刈り機がベスト
・夏場の目土は不可(芝の土が高温になりやすい)
・何日も芝生を放置してはいけない
・芝の下地の土は厚さ20cm必要
・雑草取りは春と秋
・肥料をやり過ぎると雑草の養分となりかねない時期がある
・芝刈り機が使えない場所は刈り込みハサミにより芝刈りを行う

作業量はあまり増やしたくはないが、芝に良いことはやりたい。来年どうすべきか冬の間悩み続けそうな気がしている。

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手間のいらない「秋の宿根草」と球根

2021-10-15 08:12:42 | ガーデニング 園芸用品・ノウハウ

実際に植えてみて手間いらずであることを体験し、「決定版 手間をかけずに楽しむ はじめての宿根草」(山浩美、講談社)にて、手間いらずの宿根として紹介されている植物を以下に紹介する。


まず、宿根から。

・宿根アスター
菊みたいで菊でない。晩秋に咲いてくれる貴重な宿根。



・シダルセア
秋になっても咲いているケース有り。





・ハナトラノオ
地下茎みたいな感じでドンドン根が伸びる。増えすぎに注意。





・ヘレニウム
うまく切り戻しすれば秋も開花継続

・シュウメイギク
繁殖力旺盛で丈夫そうですが、水はけ悪い場所は根腐れするようです。

・エゾノコンギク
野菊ですが、清楚な印象の花。耐寒性があり、暑さ乾燥にも強く、育てやすい。増えすぎに注意。



・ホトトギス
風情ある花ですが、やや日陰が合っていると思います。明るすぎる場所は不向き。




続いて、球根。

・コルチカム
これは本当に丈夫です。隙間みたいなスペースでもなんとか育ちます。



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少雨で乾燥傾向にあった9月の花壇

2021-10-08 08:14:06 | ガーデニング 園芸用品・ノウハウ

9月の降水量実績からジョウロでの水撒き量が適切だったか否かについて考察する。

気象庁HPから、降雨日毎の降水量を確認したい。

9月4日  30.0ミリ(私の地域では実際には降っていない)
9月9日   1.5ミリ
9月12日 13.0ミリ
9月13日  1.0ミリ
9月22日  1.5ミリ
9月23日  0.5ミリ
9月24日  4.0ミリ
9月29日  2.5ミリ
9月30日 19.0ミリ
計     73.0ミリ

気象データ上は、73ミリ。実態的には43ミリ。

降水分で街路花壇ジョウロ換算で86L水撒きされたと推定。

実際に、12個の街路花壇(A~L)のジョウロでの水撒き回数と水撒き量を以下に示す。


・やや日陰の花壇(水撒き回数と水撒き量)
A 13回  94L
B 13回  82L
C 12回  66L

・日当たりの良い花壇(水撒き回数と水撒き量)
D 13回  76L
E 15回 100L 
F 13回 104L
G 14回  76L
H 10回  56L
I 10回  31L
J 11回  56L
K 10回  66L
L 10回  53L

9月中旬に雨が降らない日が続き、花壇の土が乾燥し土が締まっていたため、最終的には7月並の水撒き量となった。
結果、ほとんどの花壇にて、降水量にジョウロでの水撒き量を加算すると概ね100Lを越えた。

ジョウロでの水撒き量が60Lを越えた花壇は、街路樹の根が上に向いていたなどの要因により他の花壇よりも乾燥傾向にあった花壇、8月に開花し引続き9月に開花継続中または開花予定の宿根(フロックス、ケローネ、宿根アスターなど)があった花壇である。

10月以降は、植え替え目的以外での水撒きはしない方針。

今年は、少雨に見舞われ、庭の方はなんとかなったが、街路花壇の水遣りに苦労した。
ジョウロでの水撒きのやり過ぎで腰と膝を痛めたので、来年は、散水ホースを使った水撒きを計画したい。

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