我が家の芝が8月上旬に枯れそうになった。散水栓が故障、洗面所からバケツを運び、柄杓で芝に水を撒く事態となった。
記録的猛暑となった旭川の北彩都ガーデンの芝生の一部が枯れたとの報道があった。
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https://asahikawa.hokkaido-np.co.jp/2021/08/03/%E9%80%A3%E7%B6%9A%EF%BC%91%EF%BC%98%E6%97%A5%E7%9C%9F%E5%A4%8F%E6%97%A5%E3%80%80%E8%A8%98%E9%8C%B2%E6%9B%B4%E6%96%B0%EF%BC%8A%E6%97%AD%E5%B7%9D%E3%80%80%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%95%E5%B9%B4%E3%81%B6/
酷暑の被害は植物にも。市中心部の北彩都ガーデンでは、職員16人体制で草花や芝生に水を与え続けているものの、暑さと雨不足で敷地の芝生のほとんどが茶色に変色した。市民の憩いの場となっているJR旭川駅南側の芝生の一部に限り、2日に1度、1回あたり4~5時間かけて水をまいて、緑を保っている。同ガーデン管理事務所の佐藤貴俊所長(43)は「水をまいても全然足りず、8月に芝が茶色く枯れるなんて異常な年。市内の他のガーデンも含め、雨を待っている状態です」と肩を落とす。
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専門家による夏場の芝生の水撒き量(散水としては多めの目安)は1日1回10L/㎡だそうだ。2㎡の花壇一つ芝生だったと仮定すると1日20Lに相当する。
【芝生】正しい水やりの知識(頻度・適切な時間)
https://okamaru.work/mizuyari-time/
一方、街路の花壇に植えた宿根の水遣り(降水量、ジョウロによる水撒き)は、1日4Lをとりあえずの目標値(8月目標値)としている。
一連の検討経緯から、芝生は、宿根の5倍程度水を必要とするとみていいだろう。
芝生は他の植物と比較し圧倒的に水を必要とするのである。
自治体職員が、猛暑の期間中「2日に1度、1回あたり4~5時間かけて水をまいて芝生の緑を保った行為」は大袈裟ではなさそうである。
自治体職員は、気温、湿度から理論蒸発量と、確保可能な水量から維持可能な芝生面積を算出、守れる範囲の芝生を守り抜いた可能性が高いのである。