20070818
山頂までは10分位なので全くの空荷で突撃、
「荷物が無いちゅうのはこんなにも体がかるいんか!」
あっという間に到着、すると360度のパノラマが目に
飛び込んでくる‥‥多少ガスは湧いていたけれど
雲ノ平、水晶、赤牛、鷲羽、等北アルプス最深部の
山々が一望できた。
(ガスが出てきたな)
先ほど山頂に走り上がる途中で4つのザックの
持ち主とすれちがったが、いずれも中高年の女性で
歩き易い登山道で花も景色も綺麗だとそういう方々の
人気コースになるのだろう。頂上からも稜線伝いに
小屋まで続いており、こちらはポピュラーではないが
濃霧時などはカールコースより迷いにくいらしい。
(正面は黒部五郎岳、カールの頭)
山頂から五郎の赤い屋根までコースタイムは100分と
されているが30分ぐらいで行けそうにみえる、4時には
余裕で到着、と思いつつ山頂で景色を充分堪能した後
降り始める。ザックをひらい稜線を少し歩いてカールに
降りるまでには先ほどの4人をパスしどんどんカールを
降りていくが、このカールに降りてからが思いの他長かった。
(カールの中を歩く)
カールより樹林帯に入ってからが特に長く感じ、小屋を
行き過ぎたのではないか?と何回か思うほどだったが、
森が切れて緑の平原が現れると黒部五郎小屋がどっしりと
座っていた。
(カールの中を歩く)
団体客がきていたのかテラスでは少し早めの宴が
真っ最中で山の話等しているのだろうかあちらこちらで
賑いをみせていた。結局、到着は4時を少し回って
いたけれど「イッツノープロブレム!」小屋にチェックイン。
(黒部五郎の小屋)
小屋は最近建て変わったのか随所に新しくきれいで
遅く着いたのが幸いしたか大部屋に2人だけでこれまた
ラッキー。前評判で食事が旨いと聞いてかなり期待していたが、
双六小屋系列ということでメニューも味も似た感じだった、
といっても山小屋でこれだけのものが食べられれば大満足。
又、この夜の星は最高に美しく天の川が目を凝らさなくても
はっきり見える、正に星降る夜で織姫、ひこ星、白鳥座デネブの
夏の大三角形がサンゼンと輝いており山際を這うようにさそり座が
横たえていた。
(贅沢な夕食)
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