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室堂~新穂高 Vol6

2007-09-03 16:45:54 | インポート

20070820

 朝食が早朝4時から始まったので30分をまわる頃には

小屋を出発することができた。40分程かけて小屋バック

緑の小山の急登を抜けると、景色がぐんぐん開け前方に

蓮華岳から双六岳のおおきな二こぶらくだのような稜線が

視界に飛び込んできた。

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(モルゲンロートに染まる黒部五郎岳)

後方には昨日歩いてきた山なみのでっかい薬師岳から

太郎平、黒部五郎の軌跡と左脇に白山が見える。

またこの角度から見る笠が岳は素晴らしく美しい円錐形で

幾何学的な彫刻を思わせる。

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(雲のベールをまとう笠が岳) 

三俣蓮華山頂までは大方40分ぐらいだろうか、

自分と同じ頃に三俣蓮華小屋を出発してきたと思わせる

ようなガイドを先頭にした10人程のパーティが朝の陽光を

背中受けてシルエットのまま降りてくる。

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(雲ノ平の向こうに薬師岳)

三俣、双六間を以前歩いた時は雨天ながら様々な

高山植物が記憶にあり、今日はそれに加えて槍ケ岳と

表銀座、裏銀座の山々のダイナミックな展望も得られるだろう

期待に胸が高鳴る。

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(目覚め前の水晶岳、ワリモ岳、鷲羽岳)

蓮華岳に登り上がると予想通り、北鎌尾根をしたがえた

槍が岳が天空を突き刺すかのようにそそりたっている。

やっぱり槍ケ岳はいい、絵になる山やとかんじつつ双六に

向かって稜線を降りていく。

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(双六岳から笠が岳)

昨日よりもさらに体の調子は良く足取りも軽い

「これなら笠が岳も余裕、昼頃に着くな」と思っていた

ところなんとデジカメのバッテリーがレッドゾーンに入っていた。

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(槍ケ岳と表銀座の山々)

笠には一度てんきの良い時に行けているし、

おまけで考えていた槍見温泉に降りるコースは

笠新道が出来て以来利用者が減って荒れ放題、

なおかつ明日は雨の可能性大ということで、笠には

行かず今日中に鏡平経由で新穂高に降りることにした。

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(ガスにけぶる双六岳と端整な笠が岳)

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