小さな癒しの海へ

~癒しの温泉旅行三昧&癒しの熱帯海水魚生活~

パープルファイアー・ゴビー

2007-06-25 08:27:55 | 海水魚飼育図鑑
学名/Nemateleotris helfrichi

分布/中・西部太平洋 全長/7cm

色彩パターン以外は、アケボノハゼと体形的に良く似ており、やや小型の種類である。新しい種類のようであるが、記載は1973年で、アケボノハゼと同時期である。以前は稀種とされたが、各地で生息が確認され、日本でも慶良間諸島などで観察されている。生息環境などはアケボノハゼと同様であるが、本種は水深40m以浅では少ないとされる。最近では中部太平洋産が、ハワイ経由などで輸入される。頭部の色彩で桃色が強い個体”ピンクヘッド”も輸入されているが、色味が強い個体ほど高価である。




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キイロサンゴハゼ

2007-06-24 09:55:28 | 海水魚飼育図鑑
学名/Gobiodon okinawae

分布/西部太平洋 全長/3cm

同属では小型で可愛く、その上美しいものが多いので、非常に人気のあるハゼ類である。本種はサンゴ礁の内湾などで、ミドリイシ系のサンゴが発達した場所なら普通に見られる。若い固体は1つのサンゴの中に複数でおり、他種とも混棲しているが、大きな個体は密度が薄くなる。プランクトン食であるが、慣れればフレーク状の人口飼料も食べる。無脊椎動物水槽などでサンゴ類と一緒に飼育する方が調子がよいようである。フィリピンやインドネシアから輸入される。




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インディアン・バタフライフィッシュ

2007-04-29 23:43:17 | 海水魚飼育図鑑
インディアン・バタフライフィッシュ

学名/Chaetodon mitratus 分布/インド洋 全長/14cm

この亜属では、唯一インド洋を分布域にしている種類である。サンゴ礁域外縁からドロップオフした、水深30~70mくらいの転石地帯やヤギ類、黒サンゴ帯などに、ペア、または小グループで生息している。場所によって多少色彩に濃淡があり、モーリシャスの個体ではより黄色味が強い。丈夫で飼育しやすい。以前は貴重種で高価であったが、最近ではモルディブなどからよく輸入され、入荷量も多くなった。




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プテラポゴン・カウデルニィ

2007-02-21 09:18:39 | 海水魚飼育図鑑
 プテラポゴン・カウデルニィ

学名/Pterapogon kauderni 分布/インドネシア周辺域 全長/10cm

1933年に記載されて以来、1992年にインドネシアのバーンガイ諸島で再発見されるまでは標本個体も得られなかった。しかし最近では比較的よく輸入される。飼育は容易で、人口飼料もよく食べる。他のテンジクダイと同様に、マウスブルーダーである。オスは幼生が1cmくらいに育つまで口内保育し、その間ガンガゼなどを幼生のシェルターとして利用する。種小名はオランダ人、カウデルン博士にちなんでいる。





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クイーン・エンゼルフィッシュ

2007-01-18 09:00:08 | 海水魚飼育図鑑
 クイーン・エンゼルフィッシュ

学名/Holacantus ciliaris 分布/大西洋 全長/40cm

大西洋熱帯域を代表するものとして、フレンチ・エンゼルフィッシュ、グレーエンゼルフィッシュとともに古くから記載されている有名な大型ヤッコである。その華やかな色彩、優美な姿はまさにエンゼルを連想させ、特に人気の高い種類である。その成魚の色調にはいくつかの異変があり、オレンジ、ブルー、グリーンなど様々で、これは彼らの食性と大きく関係しているものと思われる。カリブ海を中心にこの一帯は、世界的にも有数なカイメンの大産地で、その色や形などは千差万別である。この豊富なカイメン類は、このヤッコの重要な食料源となり、各個体が各場所で特定の種類のカイメンを食べる事で、体の色素に影響してくると考えられる。残念な事にこの美しい体色、特に地色の微妙な色合いは、水槽中で飼育すると褐色してしまう事が多く、餌、光、水質、その他の要因で解決策を見つけることは今後の課題のひとつである。人口飼料を含め、何でも良く食べるが、水質変化、とくに投薬にともなう急変で、ショックを起こしやすいので注意を要する。幼魚から成魚まで多く輸入されるが、特に美しいオレンジ・タイプの成魚はめったに入荷されない。また最近では、ブラジルから主に幼魚が輸入される。




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ロイヤルグラマ

2007-01-12 11:23:33 | 海水魚飼育図鑑
 ロイヤルグラマ

学名/Gramma loreto 分布/カリブ海を中心に分布 全長/8cm

古くからアクアリウム・フィッシュとして扱われる人気の高い魚種で、アメリカでは早くから人工飼育もされている。この仲間は産卵時には岩のくぼみや小穴に海藻などを利用して簡易な産卵床を作り、フ化するまでペアで卵を保護する。飼育は海藻などを取り入れたシェルターの多い静かな環境設定が理想的である。餌はブラインシュリンプや甲殻類を好むが、慣れれば、匂いの強い顆粒の人口飼料も食べるようになる。


ピンクと黄色の配色がとても綺麗で、よく見るとグラデーション(どんな進化を遂げればこのような色彩になるのでしょうか)になっているところがこのロイヤルグラマの最大の特徴で魅力的なところだと私は思います。派手な魚が好きな人にとっては、値段も手頃な上に比較的大人しく丈夫なのでとてもお勧めな魚です。



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オオウミウマ(タツノオトシゴ)

2007-01-09 11:34:25 | 海水魚飼育図鑑
 オオウミウマ

学名/Hippocampus kuda 分布/インド洋ー太平洋 全長/16cm

マニラ便やインドネシア便で、最もコンスタントに入荷するタツノオトシゴである。成魚では体長15cm以上になる大型種である。カラーバリエーションもなかなか豊富で、黒褐色を始め黄色や薄いオレンジなどがある。タツノオトシゴの中でも丈夫で飼育しやすく、輸入時の袋の中で仔を産んでしまうこともある。水槽内での繁殖も十分狙える種類である。


ショップで1番多く見かけるのがこのオオウミウマです。成魚はとても大きく特に黒色のオオウミウマは迫力があるというか、グロテスクというか・・・私にはまるでチョコレートのかたまりが泳いでいるかの様に見えました我が家のタツノオトシゴはオオウミウマより少し小型のクロウミウマという種類です。
タツノオトシゴの種類は基本的に生きた餌しか食べない為、以前は飼育が面倒で難しかったのですが、今では人工繁殖させ、人口飼料を食べてくれるタツノオトシゴを販売しているので、飼育がしやすくなりました写真の2匹も冷凍の人口飼料を食べてくれるとても良い子です。
タツノオトシゴには他の魚とは違った魅力がたくさんありますが、その中で私が1番好きなところは”泳ぎ方”です。とてもスローでマイペースな泳ぎ方は決して上手な泳ぎとは言えませんが、彼らの泳ぎを見ていると本当に癒されます。可愛すぎる~

お世話になったKaiba-webさんです。ありがとうございました。


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ポッターズ ・エンゼルフィッシュ

2007-01-04 10:42:48 | 海水魚飼育図鑑
 ポッターズ ・エンゼルフィッシュ

学名/Centropyge potteri 分布/ハワイ諸島 全長/10cm

ハワイ固有の小型ヤッコである。自然下ではサンゴ礁だけでなく、岩礁域や転石の多い場所などにも生息している。雄では、体後半部のブルー模様がより強く現れる。本種に限らず、一般的にハワイの固有種は、やや高水温に弱い傾向があるので配慮する必要がある。また大型の個体は馴化せず、餌付きにくいことが多い。


雌雄の体色の差もありますが、状態の良い発色した個体は鮮やかなオレンジとブルーがとても綺麗です。ショップでもレイアウトされた無脊椎水槽で伸び伸びと暮らしている様な個体に綺麗な魚が多いです。

ココス・ピグミーエンゼルフィッシュ

2007-01-04 00:49:58 | 海水魚飼育図鑑
 ココス・ピグミーエンゼルフィッシュ

学名/Centropyge joculator 全長/9cm 

分布/インド洋ココスーキーリング、クリスマス島

以前はその局地性から稀種であったが、近年になって多く輸入され、よく見かける存在となった。サンゴ礁域の外縁部や転石のある場所で、水深15~70mくらいのところに、単独か4~5匹のグループを形成して生息している。高価であるが、餌付きもよく丈夫で十分長期飼育ができるため、人気が高い。よく無脊椎動物水槽の一員として飼育されている。主にオーストラリアなどから輸入される。


とても魅力的な小型ヤッコで私も是非飼育してみたいヤッコの1つですが、高価な上に小型ヤッコの中では最も気が強い部類であるために、購入を躊躇してしまう。最近はよくショップで見かけます・・・実物はさらに可愛いくてつい見入ってしまいます。

パープル・クイーン

2007-01-03 07:14:44 | 海水魚飼育図鑑
 パープルクイーン

学名/Pseudanthias tuka 分布/西部太平洋 全長/10cm

雄の体形や体色はハナゴイに似るが、幼魚期に背部から尾柄にかけて黄色い泉が入るので、イエローバンド・アンティアスとも呼ばれる。幼魚はよくマニラ便で入荷するポピュラー種だが、性質はデリケートで大型魚などとの混泳向きではない。自然化では潮通しのよいサンゴ礁の斜面に、大きな群れを作って生活している。飼育は容易ではない。


とても綺麗なハナゴイの仲間で一度は飼ってみたくなる魚だと思いますが、厄介な事にあまりにも性格が臆病すぎてなかなか餌に餌付いてくれない。本気で飼いたいと思うのであれば(飼う時はいつも本気です)、10匹以上の群れでしかもパープルクイーンだけの飼育が望ましいと思う。餌付いた個体でも他の魚からのストレスで餌を食べなくなり餓死するなんて事も十分ありえますので、混泳の際は要注意