*乳酸菌は腸内の有害菌の繁殖を阻止・ぬか漬けはビタミンB1の宝庫*
野菜の栄養と効果が倍増する食べ方として、糠(ぬか)漬け、塩漬け、味噌漬け等の”漬けもの”があります。
春菊、小松菜、かぶ、京菜、野沢菜など、食物繊維が多くてアクの強い食べにくい野菜ほど、ビタミン類をはじめ栄養素がたっぷりと含まれています。一方、レタス、セロリ、きゅうりなど、生で食べられる野菜は種類が少ないうえ、栄養素もやや貧弱です。生で食べにくい野菜は加熱が必要ですが、そのときスープと一緒に丸ごと摂らない限り、栄養素を捨ててしまうことになります。しかし漬けものにすると、アクが出てやわらかく美味しくなり、しかも野菜を丸ごと食べられるといった効率的な食べ方が出来るのです。それどころか、発酵によって生ずる乳酸菌は、腸内の有害菌の繁殖を阻止し、生活習慣病を予防するので、ふつうの”野菜”から”発酵食品”へと変わる漬けものは素晴らしい力を持つ食品といえます。
糠漬けの場合はさらに特筆すべき点があります。ビタミンB1含有量が、なすは2.5倍、きゅうりは5倍、かぶは9倍、大根は12倍へと増えます。これは、ぬか床に使う米糠がビタミンB1の宝庫であるために起こる劇的変化ですが、ビタミンB1には大切な効能が含まれているので少し説明します。
ビタミンB1は糖分を体内で分解してエネルギーに変えたり、。B1が不足すると脚気(かっけ)になり、反射神経に以上が出て、全身倦怠や手足のしびれ、腰痛が起こります。糖分が多いのにB1が含まれていない清涼飲料水、甘いお菓子、インスタント食品に偏ると、B1が不足していくことは目に見えています。
また糠漬けには、B1ほど多くはありませんが、B2やナイアシンなどのビタミンB群も含まれており、体内の脂肪や糖分の代謝を円滑にするので、肥満防止につながります。
体の生理機能は変わらないのに、戦後の日本の食事内容は急激に変わり、健康上様々な、歪も生まれています。日本人の知恵から生まれた伝統食品”漬けもの”の良さを見直して、栄養バランスのとれた食生活を心がけましょう。
野菜の栄養と効果が倍増する食べ方として、糠(ぬか)漬け、塩漬け、味噌漬け等の”漬けもの”があります。
春菊、小松菜、かぶ、京菜、野沢菜など、食物繊維が多くてアクの強い食べにくい野菜ほど、ビタミン類をはじめ栄養素がたっぷりと含まれています。一方、レタス、セロリ、きゅうりなど、生で食べられる野菜は種類が少ないうえ、栄養素もやや貧弱です。生で食べにくい野菜は加熱が必要ですが、そのときスープと一緒に丸ごと摂らない限り、栄養素を捨ててしまうことになります。しかし漬けものにすると、アクが出てやわらかく美味しくなり、しかも野菜を丸ごと食べられるといった効率的な食べ方が出来るのです。それどころか、発酵によって生ずる乳酸菌は、腸内の有害菌の繁殖を阻止し、生活習慣病を予防するので、ふつうの”野菜”から”発酵食品”へと変わる漬けものは素晴らしい力を持つ食品といえます。
糠漬けの場合はさらに特筆すべき点があります。ビタミンB1含有量が、なすは2.5倍、きゅうりは5倍、かぶは9倍、大根は12倍へと増えます。これは、ぬか床に使う米糠がビタミンB1の宝庫であるために起こる劇的変化ですが、ビタミンB1には大切な効能が含まれているので少し説明します。
ビタミンB1は糖分を体内で分解してエネルギーに変えたり、。B1が不足すると脚気(かっけ)になり、反射神経に以上が出て、全身倦怠や手足のしびれ、腰痛が起こります。糖分が多いのにB1が含まれていない清涼飲料水、甘いお菓子、インスタント食品に偏ると、B1が不足していくことは目に見えています。
また糠漬けには、B1ほど多くはありませんが、B2やナイアシンなどのビタミンB群も含まれており、体内の脂肪や糖分の代謝を円滑にするので、肥満防止につながります。
体の生理機能は変わらないのに、戦後の日本の食事内容は急激に変わり、健康上様々な、歪も生まれています。日本人の知恵から生まれた伝統食品”漬けもの”の良さを見直して、栄養バランスのとれた食生活を心がけましょう。