小さな癒しの海へ

~癒しの温泉旅行三昧&癒しの熱帯海水魚生活~

サンマ:栄養素・効果と効能

2006-11-19 09:11:58 | Weblog癒し日記
*脳を活性化・血液サラサラ DHAとEPAを豊富に含む*

秋の食卓には、脂がたっぷり乗っているサンマは欠かせません。食品総合研究所・機能生理研究室の鈴木室長は、「サンマ1匹分の魚油に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)は1g。EPA(エイコサペンタエン酸)は700mg。この二つの脂肪酸の必要摂取量は、DHA・EPAともに1gなので、ほぼ1匹で必要量が摂れる。しかも、旬のサンマは夏に比べて脂質はぐんと増える」と、述べています。

DHAとEPAは、ともに血液をサラサラにする効果が高く、特に、動脈硬化などの原因となる血中の悪玉コレステロールを減らします。また、乳・大腸・肺などのガンやアトピーを予防する効果も指摘されています。

皮と腹身に多く含まれるDHAは、学習能力を改善する効果や、イライラ解消作用があります。情報伝達機能のうえから、DHAは脳と一番深く関わっており、記憶力向上、痴呆症予防などの効果が期待されています。実際に、学生を2グループに分け、一方にDHA(1.5g入りのカプセル)を毎日飲ませ、試験前のストレスが高まる時期に心理テストを行ったところ、DHAを飲んだグループは、飲まないグループよりイライラ度が減少していたという結果が出ています。

これらDHA・EPAのほか、サンマにはビタミンB12、ビタミンD、タウリンも豊富です。

ビタミンB12には造血作用を促進して貧血を改善するほか、動脈硬化の危険因子であるホモシステインを減少させる働きがあり、焼きサンマ100gで1日の必要所要量の約8倍を摂ることができます。

ビタミンDはカルシウムの吸収を良くするので、骨粗しょう症予防に役立ちます。

タウリンは疲労回復効果を持つ成分として栄養ドリンクにも含まれていますが、サンマ100gに約190mg含まれ、肝臓を強くする働きがあります。

*新鮮なサンマの見分け方*

ずんぐりと太ったものを選ぶと良いでしょう。さらに、目が澄んでいて背中は鮮やかな青でツヤがあり、尾びれが黄色く腹はしっかり反り返っているものが新鮮です。


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