*便秘改善・ガン、生活習慣病予防*
「蕎麦は忙しい時のかっ込み食」「大晦日に食べる縁起物」と思っている人も多いかもしれませんが、実は、この蕎麦にはたいへん優れた健康パワーが秘められています。ことに蕎麦の実を胚芽から甘皮まで丸ごと挽いた「全層粉」のそば粉(挽きぐるみ)100%の蕎麦には、ミネラルや食物繊維がたっぷりと含まれ、ポリフェノールも豊富で、それらの含有量は玄米ご飯の栄養成分をも超えています。
例えば、玄米ご飯1杯分と全層粉100gのゆでそばを比較すると、マグネシウム98mgに対して150mg、鉄は1.2mgに対して2.8mg、亜鉛は1.6mgに対して1.8mg、ビタミンB1は0.32mgに対して0.23mg、食物繊維は2.8gに対して4.3gと、断然ゆでそばが優れているのがわかります。
その上、蕎麦に約10%含まれる蛋白質は、食物繊維に似た働きを持っているため、便秘の改善効果のほか、コレステロール値低下作用、大腸ガンの予防効果があり、動物実験では確認されています。
またポリフェノールの含有量は穀物の中ではダントツで、そば粉100g中に約300~400mgと小麦や大麦の約10倍に当たる量が含まれています。これは、赤ワイングラス1杯分とほぼ同じ量であり、強力な抗酸化力でガンや生活習慣病の予防に役立ちます。このそば粉特有のポリフェノールはルチンと呼ばれていますが、ルチンには血管を強化し、高血圧を防ぐ働きがあります。
蕎麦にはいろいろな種類があり、更科(挽き始めに出る柔らかい胚乳の中心の粉、1番粉だけで作る白い蕎麦)、ふつうそば(1番粉を取った残りの胚芽や胚乳の外側部分を挽いた2番粉・3番粉で作るが、つなぎに小麦粉が使用されている)、挽きぐるみ(殻を除いた蕎麦の実を丸ごと挽いた蕎麦で、田舎そば、十割そばと呼ばれる)などがあります。
ミネラルやビタミンなどの栄養がぎゅっと詰まった胚芽は実の中心にあるので、これを丸ごと挽いた「挽きぐるみ」は、蕎麦の栄養を余すところなく摂取することができるので一番お勧めします。
家庭で蕎麦を購入する際、そば粉の量が少ないものもあるので、原材料をチェックしてそば粉の多いもの(原材料名の記載は使用量が多い順です)を選ぶとよいでしょう。さらに、茹でることによりルチンやミネラルなどの栄養成分が溶け出すので、ゆで汁も汁そばに使うとよいでしょう。
「蕎麦は忙しい時のかっ込み食」「大晦日に食べる縁起物」と思っている人も多いかもしれませんが、実は、この蕎麦にはたいへん優れた健康パワーが秘められています。ことに蕎麦の実を胚芽から甘皮まで丸ごと挽いた「全層粉」のそば粉(挽きぐるみ)100%の蕎麦には、ミネラルや食物繊維がたっぷりと含まれ、ポリフェノールも豊富で、それらの含有量は玄米ご飯の栄養成分をも超えています。
例えば、玄米ご飯1杯分と全層粉100gのゆでそばを比較すると、マグネシウム98mgに対して150mg、鉄は1.2mgに対して2.8mg、亜鉛は1.6mgに対して1.8mg、ビタミンB1は0.32mgに対して0.23mg、食物繊維は2.8gに対して4.3gと、断然ゆでそばが優れているのがわかります。
その上、蕎麦に約10%含まれる蛋白質は、食物繊維に似た働きを持っているため、便秘の改善効果のほか、コレステロール値低下作用、大腸ガンの予防効果があり、動物実験では確認されています。
またポリフェノールの含有量は穀物の中ではダントツで、そば粉100g中に約300~400mgと小麦や大麦の約10倍に当たる量が含まれています。これは、赤ワイングラス1杯分とほぼ同じ量であり、強力な抗酸化力でガンや生活習慣病の予防に役立ちます。このそば粉特有のポリフェノールはルチンと呼ばれていますが、ルチンには血管を強化し、高血圧を防ぐ働きがあります。
蕎麦にはいろいろな種類があり、更科(挽き始めに出る柔らかい胚乳の中心の粉、1番粉だけで作る白い蕎麦)、ふつうそば(1番粉を取った残りの胚芽や胚乳の外側部分を挽いた2番粉・3番粉で作るが、つなぎに小麦粉が使用されている)、挽きぐるみ(殻を除いた蕎麦の実を丸ごと挽いた蕎麦で、田舎そば、十割そばと呼ばれる)などがあります。
ミネラルやビタミンなどの栄養がぎゅっと詰まった胚芽は実の中心にあるので、これを丸ごと挽いた「挽きぐるみ」は、蕎麦の栄養を余すところなく摂取することができるので一番お勧めします。
家庭で蕎麦を購入する際、そば粉の量が少ないものもあるので、原材料をチェックしてそば粉の多いもの(原材料名の記載は使用量が多い順です)を選ぶとよいでしょう。さらに、茹でることによりルチンやミネラルなどの栄養成分が溶け出すので、ゆで汁も汁そばに使うとよいでしょう。