Q:
今日はCDXのトレース能力についてお伺いします。
この個体特有なのか全体的のそういう機器なのか判りかねるので質問します。
CD(オリジナル原盤)によっては最初の読み込みに時間が掛ります。
きゅるきゅると音がしてピックアップが探しているのか?その様な事が有ります。
目視ではとくに盤面の状態は良くないと思うケースでもです。
昨日7/8曲目で僅かな音飛びが発生しました。
以前からも後半での音飛びが発生する事が有りました。
盤面も問題ないと思いますが。
また最初の読み取りでなかなか読み込めない際に
ボツっと回路が切断された際に発生するかのような
ノイズが発生する事もあります。
この機器はトレース能力があまり強くないのでしょうか?
SONY、DENONは盤面が荒れていても逞しくトレースする印象があります。
ご参考までにご意見を頂ければと思います。
A:
結論としていえば、CDが良くありません。
録音が不味いか、CD自体が悪いかですね。
SONY・DENONあたりは、
読取り補正をかけます。
CDをよくみると、穴(フィルム定着がない)があって
そこにデーターがなくても、
予測して、この音だろうというものを出してきます。
つまり、CDをきちんと抽出しているかという点でいえば
無い音を作っている訳です。
こうなると、もともとの読み取り能力による再現能力もどこまでのものか。
きちんとCDの音を拾い上げてるとはいいがたいところが有ります。
逆にCDX10000は読取り補正をかけていません。
このため、ぼろいCDのデーターを読み取ろうとして
頑張った結果、音飛びなどが発生すると思います。
CDの悪いものは、ぱっと見て、判りません。
目視で軽く斜めにしてフィルム定着にむらがないか、
薄くないか
等の他に、
ライトで透かして見て穴が無いか、ムラがないかも確認してみてください。
CDX10000については、CDRも読み取ったので
トレース能力は有ります。
そういう意味では、CDの音を忠実にひろいだしているので、
CDX10000がみせてくる良い音は
CDに入っている。と、言うことに成ります。
CDからの音をちゃんと再現できると
空気感はもとより
距離感や臨場感・音の成分・・など
これほどのものがCDにはいっているのかと判る事に成ります。
いっぽうで、その抽出力ゆえに
ぼろいCD・録音の悪いCDも目に物みせてくるので
良いCDを持つ必要が出て来ます。
こういうCDのジャッジの裏側で
CDのデーターを忠実に抽出することができないCDPにより
(他のシステムでごまかされる場合も有りますが)
CDの音はレコードに届かないという神話を生んでいる所も有ります。
(システムによりごまかされる場合、
それもまた、CDの情報がまともにでておらず
これも、また、レコードより劣るという神話を生む要因になっていると思います)
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