ESOTERIC X-10WD
まず、修理。
ブロックコンデンサなどは交換したということで、
ほぼ素の状態の音を試聴した。
よく作ってある。
と、言う言葉と
聴かせる音にしあげている。
と、言う言葉が高橋の口から洩れる。
音作りとして
それ(見事)は完成度を表す言葉かもしれないが
「見事」というより、
「たいしたものだ」
と、思う。
実際、6LBの音は、やはり、頂上というか
もう、別次元にいる。
その6LBの素子をX-10WDは、すべて持っていると感じさせる音が出ている。
印象でいうと、WADIA6前期型とVRDS25の良いとこどりをしているという感じ。
(聴いたことのない人には、判りにくい説明だが・・)
まだ、「素子」をもっているという言い方になるのは、
のびる可能性がみてとれるのと、
その伸びが叶ったら、6LBが叶えてる別次元・高レベル?の
領域に入る才と能力があるということから。
素の状態なので、致し方ないが
まだ、深みがでてこない。
表面的な音というのとは少し違うが、
浅さを感じさせない、メリハリ・抑揚のある、表現が
バラエティに富んでいる。
よく7色の声をもつ歌手とかいう言葉をきくが
それに例えられるX-10WD である。
音・メロデイで表情を変えていくところが巧なので
もしも、6LBがなかったら、気が付けない伸びしろ
(逆を言えば、発展途上の部分)だと思う。
例えば、高く冴えて透る音が
切り詰まってしまう。
これは、音質改善他で
高く冴えて透る音にできると思う。
辛口の評価に聞こえるかもしれないが
そうではなく、
それらを改善できるという意味合いで書いてる。
だから、
磨かれていない原石状態であるが
そんな原石を作ったという意味で
「たいしたものだ」と、思う。
機器によっては
その原石から、怪しい物がある。
その怪しい物をいくら改善しても
「まとも」になるくらいが関の山で
感動する音、身も心も震わす音になれないものがある。
いわゆる「素性」という言い方をする部分だ。
伸びていない部分(伸びしろ)を
伸ばしてやれば、X-10WD は化ける。
他、細かなTEACの創意工夫もあり
これも、功を奏しているのが、こにくい。
WADIAがTEACの部品をのせた事も納得がいくが
逆に
TEACも、
TEACの部品だけでは追い付けなかったものがあるのも判る。
WADIAのDAC基板?を使用したために
さらなる、創意工夫が必要になって
WADIAにおいつこうとしたTEACの心意気が
X-10WD で、花開いた。と、思える。
さて、明日からはOH・・そして、音質改善・・
伸ばしてやりたい。
と、思わされる機器でもあるので、
ここは、高橋を拝み倒しておかねば・・・
と、いうことで、
「そこんとこ、よろしく!!」
(それが、拝み倒す????)
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