前回、問い合わせがあったまま、返事に窮していて
代理のぶつぶつを書きつけてみたのは、よいが・・・
そのあと、本業なだれ込んできて、
しっかり、返信を・・失念していた。
高橋から、返事を書いたのか?と問われて
「おおおおおお~~~~!!」
申し訳ないことをしていたと気が付いた。
で、まあ・・・問い合わせがあったのも携帯メールからだったので
あまり、詳しくかけないのと(文字数がきになる)
OH自体が判ってらっしゃらないようなのとで、
音が悪い原因として、考えられる事と
当方のOHの内容とOHに付いての主旨を掲げたページを案内する事にとどめた。
****http://longingforaudio.blog.fc2.com/blog-entry-21.html****
(以下コピーですが、画像が抜けています)
下記を熟読して賛同頂ける方のみ次回受付再開後に連絡をメールでお願いします。
(2016年2月17日 改訂)
ブログ:憧れのオーデイオを立ち上げて、2016年5月で6年になりますが、この間、ブログに掲載していない物まで含めると300台近くの機器のメンテナンスを行ってきました。
多くの依頼を受ける様になってきて、此方の主旨がきちんと伝わっていないことに気が付きました。
当方がオーバーホール・修理を始めた主旨は
憧れたオーディオを本来の状態に戻す・要望があれば元以上の音を出せる様にする事です。(思い入れや憧れの有る機器をこれからも使い続けたいと言った人の為にオーバーホール・修理を行なうつもりです。)
修理はオーバーホール(半田増し・全電解コンデンサ(グレードを上げた物)交換)を施すことを前提に修理をしています。
ここで、修理のみという方は経年劣化のコンデンサ&半田クラック(劣化)でもかまわないということになります。経験上こんな機器では本来の性能を発揮できないかぎりか、劣悪な音を本来の音と勘違いして聴いている状態です。
機器への思い入れも薄く、とりあえず音さえ出れば構わない物を直すのはお断りしようと思います。
何人もの方が憧れたオーディオを本来の状態に戻したい。
思い入れや憧れの有る機器をこれからも使い続けたい。
と、オーバーホールを待って下さっています。
これらの方をさしおいて、鳴ればいい、動けばいいを受付つけていては 申し訳ないとも思います。
初回依頼において、修理だけで良いと言われる方の機器については、
私は修理屋ではないし主旨から外れますので申し訳ないですがお断りします。
憧れのオーディオのタイトル、すぐ下に“愛機のメンテナンスをしませんか?”となっているのはこの為です。
ただオーバーホールとなるとかなりの金額に成るので出来るだけ金額を押さえる様にしてユーザーの負担を軽くしようとしているのも思い入れや憧れに協力する為です 。
過去の色々な情報から当方で行っているオーバーホールはショップの半値以下の代金になっています。
(全基板半田増し・全電解コンデンサー(グレードを上げたもの)交換を行うオーバーホールですので、代金は半値以下のうえに、施す内容が違います。)
写真はほんの一部になりますが良く使う電解コンデンサの写真です。
最初は小売り店でばら売りのコンデンサを入手していましたがグレードの高い物が少なくそれでも一般の85℃を使うところには105℃を使用しアナログ回路には音響用コンデンサを使用するようにしていました。
本業で資材を購入している商社に無理を言ってコンデンサも入手して貰うようにしたので最近はできるかぎりメーカー推奨でグレードの高い物を購入する様にしています。
写真の電解コンデンサの拡大です。
個人で購入すればかなりの価格になる電解コンデンサです。当然商社からの購入となると最低数量があり1種類でも数万円と言った価格になる物もあり電解コンデンサだけでも数十万円の在庫を持っている状態です。
此方が通常使用している半田です。
通常の半田増しに使用するのは松尾ハンダのRH60-1.0・0.8で配線に使用するのはアルミットのKR-19RMA 0.8です。基板上のフラットパッケージ等は同じくアルミットのKR-19RMA 0.5等です。
これらの半田でも現在では入手がしにくい半田と成っていますがこの先10年程度の在庫は確保しています。
いずれにしても20年を超えている機器が本来もっている性能を発揮する事は出来ません。此れを可能にす るのがオーバーホールです 。
場当たり的な修理であるなら他所の修理業者をおあたり下さい。
当然此方で修理した物については後々まで出来る限りの対応はさせて頂きます。
山手サービス 高橋
2014 年3月26日 記
***********
代理的には、ここを読んでくだされば
OHの必要性・重要性が、わかると思うのですが、
今回の問題点は??
(他社で)メンテナンスしてある機器
と、いう定義と
当方のOHの違いが判らないところにあるのだと思えます。
**********
高橋からの助言があり
代理も他社メンテナンスと当方OHの違いが判らないため
OHをした方が良いのだろうか?
と、迷われているという、そのポイントを解かないといけないのだと気が付いた次第ですが・・・
高橋の助言は
「他社でメンテナンスしてあると、来た機器は、どれもこれも、まともなメンテナンスではなかった」
と、いう内容で、
この言葉を得て
ああ、そうか、問い合わせ者さまは、
メンテナンスで、なんとかなるものだと思われていたのだな。
と、類推したところがありました。
********
例えば、ピックアップ一つでも、測れないため
ろくでもないピックアップを載せることもあるし
昨今の市場では、品薄で
(当方、別途、入手ルートがあります)
オークションなどでも、廉価版用・Hマーク付き・調整の必要があるらしきもの
(当方のオリジナル良品は中古であっても新品に近い数値のものなので、
調整の必要はなく、もともとの調整のままです。調整の必要が有るということ自体が劣化品です)
とんでもないピックアップが、数値も測れない売主から数値を測れない修理業者に渡された結果
一時的には鳴る状態、あるいは、劣化状態への促進速しのものが
市場に出回るわけだけど、
ここで、どこの修理業者が
「うちの載せたピックアップは怪しい物です。だって、私、測れませんから」
と、言うだろうか?
ちょっと、清掃して接点復活剤を塗布して、パンクしかけたコンデンサを2~3本かえて
導通不能と思わしき半田を5個~10個半田増しして
メンテナンスしました。は、嘘ではないが
OHではない。
と、なると、売りては、けして、嘘をついているわけではないし
メンテナンスという範疇にはいってしまう。
(極端に言えば、ぼろの音のピックアップであっても、
鳴らなかったものを鳴るピックアップにかえたということでは、メンテナンスしたと、言える)
こういう細かな言葉(施工内容)の定義があいまいであるのだけど、
メンテナンスしてあるから、と、いうことを
OHと同等の施工だと考えるほうがおかしい。と、いう言い分は通るだろう。
ところが、買い手は、そうはいかない。
メンテナンスしてあるのに、なに、この音?
と、OH後と同じ結果を求めてしまいがちだ。
ところが、これを助長させているのが、ショップなどの販売業者。
当方で内容をうかがうと、それ、修理でしょ?
メンテナンスの範疇かな?
と、いう足らない内容を、「OHしてあります」と、書く。
つまり、OHという定義が非常にあいまいになっている。
有名ショップが「OH」というのだから、
これが「OH」なのだという、逆刷り込みに巻き込まれている。
***OH***
オーバーホール(英語: Overhaul)とは、機械製品を部品単位まで分解して清掃・再組み立てを行い、新品時の性能状態に戻す作業のことである。
************
部品単位まで分解して、清掃・再組立てを行い、新品時の性能状態にもどす。
実際には、新品時の性能状態に戻すだけなら、スペックのあがった部品(コンデンサや半田)を使用する必要はないだろう。
けれど、ここに、もうひとつ、問題点がある。
メーカー由来の半田やコンデンサは、多く、コスト削減の為、品質の劣るものを使用している。
ここぞというものには、良い物を使うが、まあ、大丈夫でしょうと言う場所でコスト削減を行う。
もうひとつは、生産後にもっと良いコンデンサがでていることがあるが、
メーカー側は良いコンデンサに交換しない。
(むしろ、まあ、大丈夫でしょう・・あたりのコンデンサは流通の多い廉価品を使うことで
コンデンサ自体を確保するというメリットがある。)
なので、仮にメーカーがOHするとしても
旧態依然の部品を使用する。
***********
OHの定義の中の
新品時の性能状態に戻す作業のことである。
と、いう部分は、ある意味、おかしい。
元から、性能がおとっているものの「まま」を継承するのはどうだろう?
すると、仮に市井の修理業者さんが、コンデンサ全交換(一部だとしても)していても
その機器に見合うコンデンサをえらべなかったり、同じものをつけたり
品質・性能・音質を無視して、帳尻だけあわせたり(μF/電圧)
ろくなことをやってないので、
当方にきたら、全部、廃棄になる。
OHというなかに、すでに、「音質」の基礎が入り込む当方のOHは、
OHという名であるが、「改造?改善?」を含んでいる。
このOHという基礎は、LTD・音質改善・Blueになっても、そのままであり
LTD・音質改善・Blueを支える土台でもある。
と、考えたら、わかりやすいのではなかろうか?
市井のメンテナンスで、新品時より、よい物になっていますか?
ろんより証拠に、音が悪い。
それは、ピックアップがぼろいものだから、と思われるかもしれないけど
当方がOHをする時には、新品にちかい数値のピックアップに交換するわけで
ぼろいピックアップをつけて、
OH(新品時の性能状態に戻す作業のことである。)とは、言わないでしょう。
これくらい、当方がいうメンテナンス(修理・OH~OH以上)と
巷が言うOH・メンテナンスは
う~~ん、どういえば、適切か・・・
レベル?が違うわけで
再三、言っている事は
下手にメンテナンスしてあるものを購入すると
メンテナンス代金分が加算されていて
多く、その部品は、交換になり、廃棄となる。
そのまま使える(例えば、ゴムベルトとか、ギアだったとしても)部品は、
加算されたメンテナンス代金に見合う物でない。
(例えば、メンテナンス内容をみると、5万円という内容だけど
当方でそれをそのまま使えたとして、せいぜい、5000円10000円くらいのもので
5000円ほどですむ、部品に、50000円払って残しておくというのは、妙なものである)
と、なると、下手にメンテナンスしてあるものを購入してほしくないというのが、
当方の言い分になる。
まともなOHをしていないから、全部やり替えか、交換してあっても、
当方なら5000円でできるのにという散財品であったりして、
そんな初期動作程度に、無駄金をかけるくらいなら、
音質改善とかにつぎ込んだ方がよほど、甲斐がある音になる。
他社をけなすわけではないが、
動作するのが、頂点(ゴール)なのと、
動作するのが、土台、スタート地点であるのとは
訳が違う。
その訳の違いは、
「良い音を提供する」というところが、ゴールなのと
「鳴れば良い」というところがゴールである、ところによるのだと思う。
とんでもOHやなんちゃってOHや舌先三寸のOHとか
いろいろあるけど
それよりも、問題は
自分の耳を信じる事だろう。
音がメンテナンス済といえないものなら
それは、メンテナンス済ではない。
そこをすなおに認めたら、
次は、どこに託すか
よく、ネットを調べるしかない。
本当に良い音を手中におさめたいなら
よくよく、調べるしかないだろう。
だいたい、皆様(修理屋さん・・ほか)
うちは良いですよ。
って、いうんだから。
(御多分にもれず、代理も言いますよ♪)
現物依頼という
投資を、してみるしかないのかもしれないね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます