2016-03-16
WADIA6のピックアップj交換という検索ロゴを逆引きしますと
なんとも、なつかしいwww
オークションが目についてきます。
http://aucview.aucfan.com/yahoo/h183981902/
☆WADIA6 ピックアップ交換 VRDS交換改造他☆というタイトルで出品されたWADIA6は
当方でアルミVRDS円盤・OH・音質改善・改造をほどこした
WADIA6改にあたるものです。
元の持ち主から、事情があって手放すということで、
価値が判っている山手サービス(憧れのAudio )さんで、
買い取っていただけないか?という問い合わせがありました。
ところが、当方では、その時には、既に
WADIA6(改)LTDの開発に成功しており
LTDに変更するのは当然ですが、2台もいらないわけです。
もしも、LTDの開発がまだであったら
ぜひとも、買い取りたい機器ではあったのです。
と、いうのも、
この機器は買いあたりがよかったのか、
かなり、良い音がしていたので、それだけでも十分に魅力があったのです。
けれど・・・。
価値が判っているだけに元のオーナー様にすれば
本体価格プラスOH・音質改善・改(アルミVRDS円盤)の合計金額に
近い金額を希望されることでもあろうし
こちらでは、予備?として購入しておくにも
希望される金額にみあう代金で引き取るということは不可能と考えました。
そういうわけで、もうしわけなかったのですが、
お断りいたしましたところ
オークションにかけられたということになったようです。
すると、当然のごとく、LTD化を狙う方がwww
問い合わせてきました。
実際の価値はどのくらいであるか?
と、いうことです。
WADIA6の後期型プラスOHプラス音質改善プラス改(アルミVRDS換装)されたものが、
どのくらいの価値であるか?
当方がお答するとしたら・・・。
オークションで個人が手放すということを考えたとき
実際の価値よりいくらか値段が下がるわけです。
それでも、この機器の価値が判っているものが他にいたら、
競り合いになる可能性も考えにいれたら
「35万」はみてください。(機器本体+OH+音質改善+改)
と、お答えするでしょう。
当方で買い取る場合は機器本体だけで考えると
どこの業者でもそうですが、およその市場価格の1/3~1/5
故障したときに代替え部品さえないものなどになると
もっと、悲惨ですし
場合によっては断るでしょう。
(買い取り業者じゃないのでwww)
こうなると、オークションにだしたほうが良いわけです。
当方のブログでオークション形式で入札してもらうという案もだしたのですが
オークションで捌くことにきめたようです。
そして、オークションがはじまりますと、
価値を判ってらっしゃる方が競り合いをはじめたわけですが・・・。
判ってらっしゃるはずの方が予算をかなり安くみつもっていらっしゃったようで・・・。
本体価格プラスOH代金くらいの予算だったらしく・・
この機器はプラスピックアップ交換もおこなっていますので
そのぶんやら、音質改善ぶんやら改化の値段を考慮していなかったようです。
あらたにWADIA6を購入してOHに音質改善・改までもっていくことを考えても
普通のWADIA6に色をつけたくらいの値段ではおちないでしょう。
おそらく、そこらのwwwメンテナンスしています。
OHしています。ピックアップ交換しています。などと謳われるオークション製品と
同じような感覚であったのでしょう。
その質の違いが判っている方と
予算不足の方のふたりでの競り合いになり
予算オーバーであきらめたところをもう一人の方が
落札されたわけです。
おそらく、しっかり予算をもってらしたら
35万以上・・近くの値段で落札になったのではないかと思われます。
そして、この改が今はLTDに変身しております。
当時も
捨てる神がいれば、拾う神もいるものだと感慨をのべましたが
まさしく、もうひとかわも、ふたかわもむけたLTDに変更したいという
LTDへの情熱が勝ったということでしょう。
元の持ち主が当方のブログでのオークションを迷ったのは
ひとつに
すでに、LTDをもちはじめたオーナーがでてきはじめていて
一歩手前の改では、どうだろうか?という思いがあったのかもしれません。
されど・・・。
のちにオークション、予算不足の方にwww
あれは、元から良い音がしていましたよ。
買う価値大でしたよと話しますと
「先にきいていれば・・」と、残念がっておりました。
当方でもオークション形式で出すことができれば
このあたりもプッシュできたのですが、
買い取りを断ったことで気を悪くされたのか、
細かな情報を尋ね合わせることもなく
「元から良い音」の一言が加味されていなかったことは残念です。
あと、のちにわかったことですが
アンプによっては、「改」でもハウリング?のような状態になるということが判り
「改」からバッファーへの対処を行うようになりました。
もしかすると、元の持ち主さんのアンプにも、
わずかな異音が出ていたのかもしれません。
それが、手放す要因になったのかもしれません。
アンプが悪いというのでなく設定電圧などがアンプによって
違うため起きる症状で、当方のアンプでは起きなかったため気が付けなかった症状でした。
あと、このことで気を付けていただきたいのは
当方のものをというのでなく
新しくCDPを投入されるときには、
アンプのボリュームを上げたままつないでいきなり音だしを行わないことです。
細かな相性があり電流値がちがうためアンプに過大電流が流れ込んだりすることもあり得るわけです。
何十年もまえにステレオシステムを手に入れたときにも
電気屋さんにくどいほど念をおされたものです。
きちんとシステムがあっていても、
しょっぱなに入り込む電流値というのはかなり大きいので
アンプのボリュームは0スタートで徐々に音を上げてください。
と。
こういうこともあって、アンプの受け入れ電流については
容量の大きいものが良いということなのでしょうね。
実際に聴くボリュームなど5Wとか・・なので
たいして、容量がなくても良いという考え方なのでしょうが、
キャパが低いということになり、音がいまいち伸びがなかったりします。
もちろん、HZの聞こえない部分においてもです。
懐古趣味の話が思わぬ方向に長くなりました。
追加です。
早くも忘れていると自分でもあきれましたが、
このWADIA改はOSコンてんこもりだったのですよね。
初号機のオーナー様の要望でOSコンにおいて電源補強を行ったものです。
実はWADIA6LTD、初号機において
のちにOSコンが悪さをしていると判り、初号機は山手サービスプロト機とおなじ設定に治したのです。
この悪さがでて来るとは知らず、改のオーナー様も要望されており、わざわざOSコンのてんこ盛りをおこないました。
オークションで売り払われた後にOSコンの悪さが判り
次のオーナー様のLTD化においては、OSコンを取り払いプロト機とおなじ仕様にしました。
OSコンの良いところは整流性が良いところだと思うのですが
この群を抜いた能力が却って仇になってしまい
良い音も悪い音もOSコン流儀で無理やり整えてしまうため
雑味で音を引き立たせる部分までも調整してしまい
聴いていても、確かに音が良いのですが本来なら雑味として響きを作る部分までも調整するため、
耳には良い音なのに、聴いていると頭が痛くなるという奇妙な拒否反応が代理には起きました。
もしかすると、このOSコンのエイジングが進み始め
なにか嫌な感覚が元のオーナー様にもあったのかもしれません。
高橋は最初から、OSコンのてんこ盛りには興味がなく
(あれば、自分のプロトにもつけていたでしょう)
すぎたるは及ばざるがごとしで
OSコンに牛耳られてしまう音作りはよしとしていなかったわけです。
WADIA6の持ち味を最大限にひきだすためには、
OSコンはおしるこの塩のように元の味をひきたてる隠し味として使うのが良いとかんがえていたようでしたが
実際、初号機でOSコンの悪さがでてくるとは、思いもしていなかったわけです。
こういう意味合いでは、初号機のオーナー様とともに、WADIA6の能力を引き出していく
試行錯誤があったおかげで、OSコンの使い方にいっそう根拠と確証を得る高橋になったということになります。
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