☆Lorosae(太陽が昇る)ブログ☆

ロロサエという言葉は、東ティモールで使われているテトゥン語で、つまりは「日の丸」です。

イラク便り

2012-09-29 23:29:59 | 書籍紹介
『復興人道支援221日の全記録 イラク便り』
奥克彦 著 扶桑社


この文章は、外務省ホームページでも
閲覧できるけれど、
当時の内閣総理大臣 小泉さんの弔辞と
外交フォーラムへの寄稿も掲載されている。


奥克彦さんと井ノ上正盛さんという人は
外務省職員で、2003年11月29日
イラク中部のティクリート近郊で銃撃を受け、
無言の帰宅となった人です。

日本人が乗った車が攻撃されたことに
衝撃が走ったことを覚えています。

あのあたりから、
皇族が、
見た目がワンボックスカーみたいな
防御率の高い車に乗るのを
見ることが多くなったように思います。


奥克彦さんが撮った写真の子どもたちは、

今、年頃を迎えています。
携帯電話に不自由し
衛星端末で通信していた
9年前からは、
考えられないスピードで、
携帯端末を使う中東の若者から、
「アラブの春」は始まりました。

韓国の話で、(33 韓国のイラク支援)、
韓国でも在韓米軍に不満があること

米軍の反発から
イラク復興支援に
積極的態度が示しにくかった内情

「イラクでも
日本と韓国とが同じ目的のために
協力し合えたら素晴らしいことですね」

という会話に、
いつも外務省は腰抜けだの
何だのと言われているけれど、
平和目的に集まる場を職務としてる省なんだと
感心してしまう次第でありました。

多分、
外務省はナイチンゲール的思考なんだと思います。
だから、
宗教的といえば
それも言えなくもないのかもしれません。
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