扶桑社から出ている
『東日本大震災 自衛隊救援活動日誌 東北地方太平洋沖地震の現場から』
東北方面総監部 政策補佐官 須藤 彰 著
を、岩手ぴこ専門官のツイッターで知り、入手しました。
3.11以降、吉村昭さんの『三陸海岸大津波』が話題を呼び、図書館では予約されているようで
棚に並ぶことも稀な本でしたが、
こちらの本は史実ではなく、実体験の本でした。
自衛隊の活動というのは、究極の活動というイメージで、
生きるか死ぬかの瀬戸際を刺激する部分に存在しているような気がします。
だから、カーっと来る人は、ハラハラしたり、脳溢血になるような考えにすぐ結びつけるかもしれません。
でも、自然災害は、だれか一人のせいというわけではなく、
起きたことを起きたままに、できうる限りのことをする職務を、全うしていく様子が、
東北独特の照れ隠しのような表現のなか、綴られていきます。
現地の人に、「もうやめなよ」と言われても、
非科学的というのか、実際問題、実例でも、もう浮上してはこない「人」を捜す自衛官の話。
身に着けていたものを何かしら発見するために、まわりに遅いと言われながらも
丁寧に作業をしていたという、がれき処理。
現場の声。現場100回。
そしてそして、この本の偉大なところは、
読み終わった後、ご飯がおいしく感じられ、生きてるっていいなと思えるところでした。
史実だけでは、こうはならない本でした。
『東日本大震災 自衛隊救援活動日誌 東北地方太平洋沖地震の現場から』
東北方面総監部 政策補佐官 須藤 彰 著
を、岩手ぴこ専門官のツイッターで知り、入手しました。
3.11以降、吉村昭さんの『三陸海岸大津波』が話題を呼び、図書館では予約されているようで
棚に並ぶことも稀な本でしたが、
こちらの本は史実ではなく、実体験の本でした。
自衛隊の活動というのは、究極の活動というイメージで、
生きるか死ぬかの瀬戸際を刺激する部分に存在しているような気がします。
だから、カーっと来る人は、ハラハラしたり、脳溢血になるような考えにすぐ結びつけるかもしれません。
でも、自然災害は、だれか一人のせいというわけではなく、
起きたことを起きたままに、できうる限りのことをする職務を、全うしていく様子が、
東北独特の照れ隠しのような表現のなか、綴られていきます。
現地の人に、「もうやめなよ」と言われても、
非科学的というのか、実際問題、実例でも、もう浮上してはこない「人」を捜す自衛官の話。
身に着けていたものを何かしら発見するために、まわりに遅いと言われながらも
丁寧に作業をしていたという、がれき処理。
現場の声。現場100回。
そしてそして、この本の偉大なところは、
読み終わった後、ご飯がおいしく感じられ、生きてるっていいなと思えるところでした。
史実だけでは、こうはならない本でした。
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