☆Lorosae(太陽が昇る)ブログ☆

ロロサエという言葉は、東ティモールで使われているテトゥン語で、つまりは「日の丸」です。

彰義隊

2018-08-15 23:30:29 | 書籍紹介
『彰義隊』 吉村昭著 新潮社

3年かけて数ページをちょっとずつくくって読んできた本です。
輪王寺宮という皇族が主人公です。
皇族でありながら朝敵となったこと、
有栖川宮と相容れない様子から、皇女和宮の内容だと思い込んで、そんなことがあったのか~などと、パラパラ読んではまたいつかとなっていました。
残りの部分、お盆に読みきろう!と、読み終えたら男性の話でした。

いっときは宮城県に身を潜め、その後、京都へ戻り、
ドイツへ渡り、陸軍を率いる立場になります。
そして、最期は台湾で迎えました。

今日は終戦記念日ですが、桜木町は親子連れや外国からの旅行客が、老若男女問わず、ピカチュウの顔のサンバイザーをつけて、動き回っていました。

辛さ苦しさを知るのは大事なことかもしれませんが、知らないでいて欲しいと語らなかった人がいることを、自分は知っています。なかったことにしたい人を、見てきました。

誰もが思い出さなくていいぐらい、平和な世の中にすることは、彰義隊の時代に生きていた、無言を貫いた人たちの想いではないかなどと、身勝手な感想です...。

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