データ少佐のひとりごと

最近起きたイベント、考えたことについて記事にしていきます。

火星の最接近で、空想してみたこと♪

2012-02-21 | 宇宙
ちょっと前に、ロシアで宇宙飛行士が8人くらい
 外界とは孤立したところで
 1年とちょっと暮らして人間の生理的、身体的、精神的様子を研究する
 ってのが終了して
 シェルターというか、居住区から出て来た。
 って報道がありました。

 これは、後の火星への有人探査のためだったそうです。

 なんで、そんな長時間。。
 と思っていたのですが、

 火星に行くには、今の省エネ宇宙旅行では
 ホーマン軌道にそっての航行が必要です。

 なので、
 片道約255日かかります。
 そりゃ凄いことです。

 で、じゃぁ、火星に着いたら、
 ちょいと2,3日作業して、う~ん、やっぱ1週間くらいかな
 作業して、はい、地球に戻りましょうってことで出発して
 また地球へのホーマン軌道を255日かけて戻れるか。と言ったら
 そうじゃありません。

 そのまま適当に帰って、
 宇宙船が地球の公転軌道にやってきても
 地球はそこに無いのです。
 そんな事になったら、まんま、
 一生ホーマン軌道を回り続けることになります。

 ほんじゃ、どうやって帰るのかと言うと、
 次に地球にうまいこと帰れるようにするには、
 火星で絶対460日の滞在が必要なのです。

まだまだStarWarsに出てくるミレニアムファルコンのように
 あっちこっち適当に軌道を変えて行ける燃料も
 ワープ航法もないので
 こつこつ軌道計算して、ド~~ンと何分か噴射して、
 軌道に乗ったらそのまま、じぃ~~っと我慢して
 地球が見えてくるのを待って真っ暗な宇宙空間を旅するのです。

向こうで、ほんのわずかなトラブルでもあって
 打ち上げがわずかにずれたりしたら
 傾いてたりしてたら。。
 ど、どうすんのよ。
 と思ったりもします。

そんな事を実現しようと考えているって人間の技術ってのは
 もの凄いことだなぁと、またまた思い至りました。(;^_^A

と、つぶやきです。