●苔玉ごろごろ、だから苔想●●【道草めも】

~苔玉【Moss ball】という、緑の地球。野想系~

●裏切り男のシルシ。

2013年01月31日 | 番外編<その他>


当地には、こんな史跡があります。
「男塚」あるいは「頼風塚(よりかぜづか)」

   男塚の主は、八幡に住まいしていた小野頼風という人。
   806年から808年ごろ、京に深い契りを結んでいた女性がいたが、
   いつしか二人の間に秋風が吹いていた。
   京の女は思いあまって八幡へと男を訪ねてくると、
   男が他の女と暮らしていることを知り、
   悲嘆のあまり泪川に身を投げて死んでしまった。

   やがて、彼女が脱ぎ捨てた山吹重ねの衣が朽ちて、そこから女郎花(オミナエシ)が咲いた。
   頼風がこの花の元に寄ると、花は恨んだ風情をたたえながら頼風を嫌うようになびくので、
   頼風は「こんなにも私を恨んで死んだのか」と自責の念にかられ、
   放生川に身を投げた。

   人々はこれを哀れみ、二人の塚を築いたという。
   頼風塚の周りに生い茂っている葦は
   「片葉の葦」と呼ばれ、女郎花塚の方にしか葉がついておらず、
   その葉が女郎花塚に向かい今も「恋しい、恋しい」となびいているのだという。(観光協会のHPより転載)



   この石塔に対して松花堂庭園の西隅にある小さな五輪石塔を「女郎花塚」「女塚」といい、
   平安初期の叶わぬ恋の物語を今に伝えている。     
   こんな塚です → ●叶わぬ恋の化身、女郎花。2007年08月12日



       


▼この男塚を見たことがなかったので、
(お豆腐を買いに)近くに行ったついでにのぞいてみました。

300年前から続く和菓子の老舗「志ばん宗(じばんそう)」です。
ういろうが大変有名で、午前中に行っても売り切れのときがあります。

”八幡名物手につく足につく”と言われた、米を磑(ひきうす)で粉にして作ったういろうです。
当方、甘いモノをあまり食べないので
味のことはよくわからないのですが、もちもちです。



▼このお店のすぐ横。人一人がやっと通れるぐらいの細い路地の奥に塚はあります。


















むむむ。
恨んだ女と、後悔した男、
あの世では、どうなったのでしょうか。


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2008年4月8日設置

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ブログを始めたのは糖尿病で目が不自由な愛犬「ルナ」がキッカケ。ハンドルネームは同じく「るな」です。趣味は苔玉づくり。つくりすぎて家の外も中も苔玉ごろごろ。植物名を覚えるのがもっかの目標です。
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