●花恋いの春。

寒くたってお散歩はたのしい。
まだ蕾だったアケビ、開花です。
これは、三葉木通（ミツバアケビ）ですね。甘すぎないピンクの春。
＜2010.4.4訂正。五葉通草（ゴヨウアケビ）の間違いでした。ごめんなさい＞

【木通あるいは通草】（アケビ）　アケビ科のツル性落葉低木


▼ラッパ水仙もそろそろ終わりですね。
この春は、雨が多くて花びらが重かったでしょ。






▼この木は朱色とピンクのお花を咲かせています。
【木瓜】（ボケ）　バラ科の落葉低木



▼お～、ムスカリ軍団。




▼【蛇の目エリカ】（ジャノメエリカ）　ツツジ科の常緑低木






▼周りの空気もイエロー♪
【連翹】（レンギョウ）　モクセイ科の落葉低木








▼お世話している緑地帯に、色んなものを植え込んでいますが、
水やりもできず、運を天に任せた場所なので、消えるものもたくさん。
これは根付いてくれました。
ずっと黄梅だと思っていたのですが、どうもオウバイモドキと呼ばれる雲南黄梅のよう。

【雲南黄梅】（ウンナンオウバイ）　モクセイ科の常緑低木




▼あっちこっちから色々な植物もいただいて植え込んでいます。
白花のジュリアン。草（姫踊子草）と一緒に咲いています。
へへ、手抜き。




花恋いの春

昨日の朝日新聞、天声人語。桜の季節は、だれもロマンチストになるようです。


じらされれば恋心は募るという。今年の春の女神は駆け引きが上手らしい。
桜の開花宣言を聞いて腰を浮かせたら、そのあとの東京は冬のような花冷えが続く。
ほころび出して足踏みしたまま、春爛漫（らんまん）はおあずけを食わされている。

暦を見ると、きょうは陰暦の2月15日にあたる。桜を愛した平安末の歌人西行の「忌日」である。
〈願はくは花の下にて春死なむそのきさらぎの望月のころ〉は名高い。
新暦の季節感だと「如月（きさらぎ）に桜？」だが、旧暦は今が「如月の望月（満月）のころ」だった。
西行は願い通りの死を迎えた。望月より1日遅い16日に没したが、歌聖を慕う後世は15日を西行忌とした。
〈花あれば西行の日とおもふべし〉。
出版人として知られた角川源義の一句である。

息子で俳人でもある角川春樹さんに、桜の話を聞いたことがある。
西行ゆかりの奈良・吉野山に魅せられた人だ。
3万本が咲き競う空間を「荘厳と妖艶（ようえん）とすごみが溶けあった魔境のような所」と言っていた。
「桜は宇宙を内包している」、とも。

桜が咲き、そして散る。そのさまを表す日本語は実に豊かだ。
待つ花、初花、花の雲。盛りがすぎて花吹雪、水に浮く花筏（いかだ）。
名残の花があって、遅桜に行く春を惜しむ。まだまだあろう。
かくも多彩に移ろいが表される植物が、他にあるのだろうか。

この時期らしい暖気は明日あたりから戻ってくるらしい。
だが、その先の予報には無情の雨マークも並ぶ。
〈春風の花を散らすと見る夢は覚めても胸の騒ぐなりけり〉西行。
千年変わらぬ、花恋いの春である。
　　　　　　　　　　　　　（2010年3月30日天声人語より転載）


本日からお天気くずれ、木金は雨の予報。
土日は晴れマーク。
週末は、花恋う人であふれそうですね。



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●ヘクソかごパンジー。

▲北向き玄関前のハンギングです。
ラベル名は、フリズルシズル。
ムーランルージュに似た顔ですが、
もうすこしぎゅっとつまり気味。

先日つくったヘクソカズラのツルバスケットです。
（100円ショップのワイヤーかごに、ぐるぐる巻きつけただけの）
もう２つもゲンキ。

▼ピンクのパンジー。


▼白バスケット。秋に咲いてた菊の蕾があがってきました。
ええっと、マトリカリアだったっけ。



▼ストックの寄せ植え。一度バサッと剪定したあと、二番花が咲いています。




昨日は、
晴れ、曇り、雨、あられ、雪と1日のうちに目まぐるしくお天気が変わりました。
晴れ間に桜。
三分咲きといっていいでしょうか。




桜はいいな。たとえ老いても毎春こんなに若々しいお花が咲く。
まだ初々しさの残る姿。枝がかくれるほど咲けば、妖しい姿に。



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●野すみれ♪

わが家の可愛いスミレたちです。
【菫】（スミレ）　スミレ科スミレ属の多年草

道ばたに咲く野菫がゾクゾクッとするほど好きです。
それが、今年はなぜか、いつもの場所にスミレが居ない。

スミレのことを調べていたら、「菫細辛（スミレサイシン）」というのがありました。
どんな野スミレなんだろう。
細く辛い、なんて。


▲立壺菫（タチツボスミレ）
もう何年目かな。道ばた出身です。元は苔玉でした。

▼肥後菫（ヒゴスミレ）
雪割草の鉢に。主人公の雪割草、冬の間に消滅してしまいました。
このスミレ、なかなか増殖してくれません。



▼匂菫（ニオイスミレ）のピンク
スイートバイオレットです。
ふるさとは、西アジアからヨーロッパなど、外国産のスミレです。
葉が丸いね。



▼ニオイスミレの八重咲き　
前に苔玉にしましたが、枯れずとも、元気がなくなったので鉢植えにしています。
でもまだ衰弱気味。




▼スノーフレーク
太陽が少なすぎたので、ことしは花茎が1本しかあがりませんでした。



▼地植えのミニ水仙テターテート
なぜか鉢植えのほうが毎年早く咲きます。



▼夏越しした忘れな草。
ポチっとした蕾が見えた。



▼ヒヤシンス小鉢、満開です。



▼山椒の葉もそろそろ食べ頃。筍の季節ですね。



▼沈丁花、お花ぽろぽろ、お次は新しい葉にょき。




▼本日は、モネのトリミングの日。
このもしゃもしゃライオン丸、どうなりますか。
わたしは、伸び気味の毛が好きなんだけど。
短くするのは娘の意向です。
まだ寒いのにね。





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●強きものよ。

あふれる春。
その真んなかで、植物の強さを感じます。

▲▼まだまだピッカピッカです。
【姫立金花】（ヒメリュウキンカ）　キンポウゲ科の多年草
陽当たりのよい場所では、こんもり。
うちの庭は太陽が少ないので、背高ノッポで咲いています。
「姫」という名が似合わない旺盛な繁殖ぶり。








▼これも空き地で咲き始めました。
【花韮】（ハナニラ）　ユリ科イフェイオン属の球根性多年草
ふるさとは、南米、メキシコ、アルゼンチンあたり。
別名は、イフェイオン、スプリングスターフラワー、セイヨウアマナ(西洋甘菜)
ふふ、イフェイオンなんて言われると、お洒落なお花に聞こえるね。
黄色のお花もあるそうです。





▼近くの公園の片隅です。
　オキザリス。



▼ツクシぐらいのムスカリ。毎年ここでがんばって咲いています。





▼桜のころ、地面に見つけます。好きな野草（雑草）
　【雀の槍】（スズメノヤリ）　イグサ科の多年草






▼こちら木の上。まだぶらぶら。
　地の上には、ごろごろ。
【紅葉葉楓】（モミジバフウ）マンサク科の落葉高木　








▼先日、仕事で大阪南港のワールドトレードセンター（ＷＴＣ）に行きました。
　バブル華やかな頃、第三セクターによって建設されたバブルの塔です。
　できたての頃とあまり景色は変わっておらず、周りは空き地が目立ちます。
　今では、第三セクターというのは、誰も責任をとらず、税金で穴埋めするモノだったんだ
　と、よう分かります。



ＡＴＣ



▼フェリーさんふらわあ　です。
最近は、ペットルームもあるのですね。ペットとフェリーに泊まろう


トレードセンター前の駅階段を降りるとき、横にモミジバフウの木。
高いところで接近して見ると、新芽が。
（陸橋の横などに木があると、このときとばかり、近場で見つめます）
遠目ではわからない、ういういしさ。
どんなお花が咲くんだろう。






今日はこれからお墓参りに。
お彼岸、同行する叔母が風邪のため、1週間のばしました。
お墓の中の人たちは、遅れても気にしはらへんものね。


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●香水仙ジョンキル鉢。桜。

ずっと前に園芸店で
頼りなげな球根を買い求め、植えたのがはじめ。

ずいぶん増えました。
水仙ジョンキルです。原種のままだそうです。
すぐ横に香水美人がいるように香ります。



ずいぶん細い葉です。
ムスカリがラーメン葉なら、これはソーメン葉。



ほっそりした茎に2つのお花をつけています。





もう一鉢あるのですが、そちらは蕾わずか。
南側のベランダで同じように置いたのに。
お花の多い年、少ない年があります。

（去年のブログをのぞいてみたら、やっぱり今年咲かない鉢が花盛りでした）
あまりに繊細すぎて、毎年は荷が重すぎるのかもしれません。


春は気まぐれ。本日は、最低気温0℃まで下がりました。
京都府南部。近所の高校の桜です。
一分咲きぐらいでしょうか。桜前線あしぶみ中。
桜前線ＭＡＰ







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