https://news.yahoo.co.jp/articles/3711eacd904b65aa546a425ebe72404c5ef1104d
https://news.yahoo.co.jp/articles/3711eacd904b65aa546a425ebe72404c5ef1104d?page=2
J3・FC大阪が本拠地撤退の危機、「新スタジアム完成しないなら」…東大阪市とペナルティー付き協定締結へ
24/11/23(土) 11:51配信
読売新聞オンライン
花園ラグビー場の第1グラウンドで公式戦を戦うFC大阪の選手たち(9月、大阪府東大阪市で)
サッカーJ3・FC大阪が将来、ホームスタジアム(本拠地)の大阪・花園ラグビー場を使えなくなる可能性が出ている。5000席以上の新スタジアム建設を条件に、所有者の東大阪市から暫定的に使用を認めてもらっているが、その約束を果たしていないためだ。両者は「完成しない時は本拠地撤退」という異例のペナルティー付き協定を近く結ぶ方針だ。(梨木美花)
チームから寄贈提案
花園ラグビー場
ラグビーの聖地と呼ばれる「花園」には、第1グラウンド(約2万7000席)と第2グラウンド(約1300席)がある。第1は全国高校ラグビー決勝の舞台として名勝負が繰り広げられ、第2は1、2回戦などで使われてきた。FC大阪は現在、第1を本拠地として使用している。
市は2019年ラグビーワールドカップに合わせて第1を改修。老朽化で観客席の一部が使用不能になっている第2については、FC大阪が19年11月、「J3の試合で使用できる観客席5000席以上の新スタジアムを第2に建設して寄贈する」と市に提案。協定を結んで寄贈を約束した。スポーツによる地域振興を目指す市にとって、ありがたい提案だった。
構想は事実上破綻
当時、FC大阪はJ3昇格前。観客席数などJリーグの基準を満たす本拠地確保を目指しており、新スタジアム建設後の第2を本拠地にするため、21年末までに完成させるはずだった。しかし、工法などについて市とFC大阪の間で協議がまとまらず、寄贈を提案したFC大阪の経営者が21年に急逝。資金確保も難航し、工事は始まらなかった。
一方、FC大阪のJ3参入は順調に進んだ。20年4月に「花園」の指定管理者に内定し、チームは同6月、Jリーグに参入を申請したと発表。21年6月に「23年3月末までの新スタジアム建設完了」を条件に第1の使用を一時的に認めてもらう覚書を市と結んだ。Jリーグには「ホームスタジアムは第1」だと報告し、22年11月、J3参入が決まった。
ただ、FC大阪は期限の「23年3月末」を過ぎても第1の使用を継続。今秋には、第2を本拠地化する構想が事実上破綻していることが明らかになった。
月内にも締結
9月市議会でこの問題が取り上げられ、市幹部は「Jリーグ基準での建設には多額の費用がかかり、FC大阪は『出せない』とのことだ」と答弁。市として、Jリーグ仕様での建設は求めない考えも示した。
市によると、審判用更衣室設置などJリーグ仕様には約50億円かかるといい、実現困難だとみられる。市はJリーグ仕様にこだわらず、高校ラグビーで使用できる新スタジアムの建設を優先。FC大阪に、期限を定めて改めて建設を求めることにした。
新協定を月内にも結ぶ方針で、期限までに建設できない場合は「花園」からの撤退を求めるペナルティーも盛り込む。期限は「28年まで」を軸に調整中だ。締結されれば、FC大阪は当面、第1を使用できる見通しだ。
Jリーグによると、リーグ参加チームが施設所有者に撤退を求められた事例は過去にないという。
FC大阪の広報担当者は取材に対し、新スタジアム建設については「ラグビーの発展に寄与したい」と説明。実現に取り組む姿勢を示している。当初の「第2を本拠地に」という構想については「寄贈表明当時の担当者がいないので詳細はわからない。今は第2をホームスタジアムにする構想は持っていない」としている。
https://www.sankei.com/article/20241208-LPIBBRPZRJM4FBCYYQVV5CZMJI/
FC大阪は11月17日現在、リーグ5位。12月のプレーオフ参加が決まっており、優勝すればJ2に昇格できる。
再協定なければ「使用認めない」 FC大阪・花園ラグビー場問題で東大阪市長 名誉職退任
2024/12/8 20:24
西川 博明
花園ラグビー場第1グラウンドで今季のJ3開幕戦を戦うFC大阪の選手ら
サッカーJ3のFC大阪が花園ラグビー場第2グラウンド(花園第2)に観客席を増設し、ホームタウンの大阪府東大阪市に寄贈する計画をめぐり、同市の野田義和市長は5日の市議会本会議で、FC大阪との間で月内に再協定が締結できなければ、ラグビー場の暫定使用を認めない方針を示した。
FC大阪はJリーグの基準を満たす本拠地の確保を目指している。現在、花園第2(約1300席)の観客席を5千席以上とした上で市に寄贈することを条件に、第1グラウンド(花園第1、約2万7千席)を本拠地として暫定使用することが市に認められている。当初の改修案では50億円前後の資金が必要だと判明し、いったん計画が頓挫。再協定の月内締結に向け、市とFC大阪との間で見直しが進められている。
この日の市議会本会議で野田氏は、市議らの質問に対し、月内に再協定を締結できなければ来年6月、花園第1を公式戦に使うと認めてJリーグ側に提出する書類に「サインをする考えはない」と答弁。市側がサインしなければ、FC大阪は花園以外で本拠地を探す必要性が生じる。
また野田氏は、FC大阪側に「スタジアムの使用などで危機感を持たせる」ことなどを理由にチームの名誉相談役を5月末で退いたことも明らかにした。
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J3・FC大阪が本拠地撤退の危機、「新スタジアム完成しないなら」…東大阪市とペナルティー付き協定締結へ
24/11/23(土) 11:51配信
読売新聞オンライン
花園ラグビー場の第1グラウンドで公式戦を戦うFC大阪の選手たち(9月、大阪府東大阪市で)
サッカーJ3・FC大阪が将来、ホームスタジアム(本拠地)の大阪・花園ラグビー場を使えなくなる可能性が出ている。5000席以上の新スタジアム建設を条件に、所有者の東大阪市から暫定的に使用を認めてもらっているが、その約束を果たしていないためだ。両者は「完成しない時は本拠地撤退」という異例のペナルティー付き協定を近く結ぶ方針だ。(梨木美花)
チームから寄贈提案
花園ラグビー場
ラグビーの聖地と呼ばれる「花園」には、第1グラウンド(約2万7000席)と第2グラウンド(約1300席)がある。第1は全国高校ラグビー決勝の舞台として名勝負が繰り広げられ、第2は1、2回戦などで使われてきた。FC大阪は現在、第1を本拠地として使用している。
市は2019年ラグビーワールドカップに合わせて第1を改修。老朽化で観客席の一部が使用不能になっている第2については、FC大阪が19年11月、「J3の試合で使用できる観客席5000席以上の新スタジアムを第2に建設して寄贈する」と市に提案。協定を結んで寄贈を約束した。スポーツによる地域振興を目指す市にとって、ありがたい提案だった。
構想は事実上破綻
当時、FC大阪はJ3昇格前。観客席数などJリーグの基準を満たす本拠地確保を目指しており、新スタジアム建設後の第2を本拠地にするため、21年末までに完成させるはずだった。しかし、工法などについて市とFC大阪の間で協議がまとまらず、寄贈を提案したFC大阪の経営者が21年に急逝。資金確保も難航し、工事は始まらなかった。
一方、FC大阪のJ3参入は順調に進んだ。20年4月に「花園」の指定管理者に内定し、チームは同6月、Jリーグに参入を申請したと発表。21年6月に「23年3月末までの新スタジアム建設完了」を条件に第1の使用を一時的に認めてもらう覚書を市と結んだ。Jリーグには「ホームスタジアムは第1」だと報告し、22年11月、J3参入が決まった。
ただ、FC大阪は期限の「23年3月末」を過ぎても第1の使用を継続。今秋には、第2を本拠地化する構想が事実上破綻していることが明らかになった。
月内にも締結
9月市議会でこの問題が取り上げられ、市幹部は「Jリーグ基準での建設には多額の費用がかかり、FC大阪は『出せない』とのことだ」と答弁。市として、Jリーグ仕様での建設は求めない考えも示した。
市によると、審判用更衣室設置などJリーグ仕様には約50億円かかるといい、実現困難だとみられる。市はJリーグ仕様にこだわらず、高校ラグビーで使用できる新スタジアムの建設を優先。FC大阪に、期限を定めて改めて建設を求めることにした。
新協定を月内にも結ぶ方針で、期限までに建設できない場合は「花園」からの撤退を求めるペナルティーも盛り込む。期限は「28年まで」を軸に調整中だ。締結されれば、FC大阪は当面、第1を使用できる見通しだ。
Jリーグによると、リーグ参加チームが施設所有者に撤退を求められた事例は過去にないという。
FC大阪の広報担当者は取材に対し、新スタジアム建設については「ラグビーの発展に寄与したい」と説明。実現に取り組む姿勢を示している。当初の「第2を本拠地に」という構想については「寄贈表明当時の担当者がいないので詳細はわからない。今は第2をホームスタジアムにする構想は持っていない」としている。
https://www.sankei.com/article/20241208-LPIBBRPZRJM4FBCYYQVV5CZMJI/
FC大阪は11月17日現在、リーグ5位。12月のプレーオフ参加が決まっており、優勝すればJ2に昇格できる。
再協定なければ「使用認めない」 FC大阪・花園ラグビー場問題で東大阪市長 名誉職退任
2024/12/8 20:24
西川 博明
花園ラグビー場第1グラウンドで今季のJ3開幕戦を戦うFC大阪の選手ら
サッカーJ3のFC大阪が花園ラグビー場第2グラウンド(花園第2)に観客席を増設し、ホームタウンの大阪府東大阪市に寄贈する計画をめぐり、同市の野田義和市長は5日の市議会本会議で、FC大阪との間で月内に再協定が締結できなければ、ラグビー場の暫定使用を認めない方針を示した。
FC大阪はJリーグの基準を満たす本拠地の確保を目指している。現在、花園第2(約1300席)の観客席を5千席以上とした上で市に寄贈することを条件に、第1グラウンド(花園第1、約2万7千席)を本拠地として暫定使用することが市に認められている。当初の改修案では50億円前後の資金が必要だと判明し、いったん計画が頓挫。再協定の月内締結に向け、市とFC大阪との間で見直しが進められている。
この日の市議会本会議で野田氏は、市議らの質問に対し、月内に再協定を締結できなければ来年6月、花園第1を公式戦に使うと認めてJリーグ側に提出する書類に「サインをする考えはない」と答弁。市側がサインしなければ、FC大阪は花園以外で本拠地を探す必要性が生じる。
また野田氏は、FC大阪側に「スタジアムの使用などで危機感を持たせる」ことなどを理由にチームの名誉相談役を5月末で退いたことも明らかにした。
引用以上
花園ラグビー場には、2023年に一度だけ訪れた事がある。
その時はFC大阪のJ3の試合が開催されており、とても
賑わっていた記憶があるし、FC大阪が東大阪に根差して
いるのだなと感じられた。改築されて間もない花園の
臨場感は、このスタジアムの魅力ではあるが、バックスタンド、ゴール裏に屋根がなく、
2万数千人収容のスタジアムに、数千の集客力では
まだまだ寂しいなと思ったのも事実だ。
芝生広場やトライスタジアムという多目的広場も覗いたが、
こちらは非常に整備された印象を持ったものの、
上記の記事にある第2グラウンドは、スタンドがボロボロ。
後で調べると、ラグビーの試合は行っているらしく
とても驚いた。で、記憶をもっと辿っていくと
上記の記事にあるように、当初は、
FC大阪が第2グラウンドを約5000人収容に
改築し、それを自治体(東大阪市)に寄贈し、第2グラウンドを
ホームにやっていくという案だったと記憶していたが
現状では、FC大阪などの連合企業が、指定管理者には
なっているものの、第1グラウンドを使用して
第2グラウンドを実質放置している状態には
正直、快い気持ちにはならなかった。それが2023年に
私が現場に行って思った感想。花園どうなるのかなあ
と気にしていたら、今月23日に、2027年度末までに
第2グラウンドを改築するという協定をFC大阪と
東大阪とで、再度結び直したとの事。とりあえずは
一安心ではあるが、5000人収容のスタンドに
電光掲示板を
設置する契約となると、50億円くらい必要ではないだろうか。
(先日弊ブログで書いた野人スタジアムのような
数億円程度で事足りるはずがない)
年間予算10億円にも満たないであろうFC大阪が、残り2年間で
どうやって、この規模の予算に、めどをつけるのか非常に楽しみだ。
12月23日(月)
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