CourseOut

なんてことのない普通の暮らし。ちょっとしたことでもいいから、たまには〝CourseOut〟したいものです。

中原の虹

2014年01月20日 | 
「蒼穹の昴」シリーズの第3弾。間違いなくシリーズで一番面白い。

「蒼穹の昴」は宦官の話だけあって全体的にくら〜い感じ。浅田次郎の暗いのはホント暗い。が、第2弾の「珍妃の井戸」は真逆。浅田次郎の定番のいわゆる ”江戸弁 ” 調子。こちらは西太后、李鴻章と歴史上の人物が登場してこれはこれで面白い。

そして「中原の虹」。中心になる登場人物は張作霖、袁世凱。中国の大きな歴史の転換点となる時期を前2作の登場人物を交えてダイナミックに描いている。「蒼穹の昴」もTVドラマ化したぐらいだからもちろん面白い(暗いけど)のだが、「中原の虹」を読むと本当はこれが書きたかったのではないかと思わせる。そう思ってしまうほどスケールが大きい。読む価値は大いにありです。

第4弾も出ているのでこちらも読まねば!

コメント
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